【バスケ(男子)】リーグ開幕直前企画第3弾! 主将副将対談――鳥羽陽介×原匠

バスケットボール

最後のリーグ戦へ挑む主将の鳥羽(左)と副将の原(右)

本日8月25日の16時20分にリーグ開幕戦を迎える慶大男子バスケットボール部。開幕直前企画の最後は、鳥羽陽介(環4・福大大濠)と原匠(環4・近大付属)による主将副将対談の模様をお届けする。ともに下級生の頃から主力としてチームを支えてきた2人に、自身最後のリーグ戦に懸ける思いを語って頂いた。

(取材日:8月22日)

 

 

――シーズンここまでを振り返っていかがですか?

鳥羽:何より最大の目標としていた早慶戦優勝が果たせなかったというのが本当に悔しかったです。

:同じような感じです。悔しさが残っていますね。

 

――今季慶大が目指しているバスケットについて聞かせてください

鳥羽:サイズが無いので、全員で守って全員が走って得点するということを意識してやっています。

:やっぱりサイズが無い分、リバウンドなどでは不利になってくると思います。なので1つ1つのシュートの確率をどうやったら上げられるかを考えて、より良いオフェンスができるように練習では取り組んでいます。

 

――自身のプレーにも変化はありましたか?

鳥羽:攻める際いけるところはもちろんいくけれど、無理はせずに全員で崩すことを意識してやるようにしています。例えば自分がドライブにいった時は外にパスを捌くことを頭に入れて、組織として攻撃ができるようにというのは常に考えています。

:個人として秋は春以上に、ポイントガードとして周りの選手を気持ちよくプレーさせることを考えています。その中で得点力というのも自分の持ち味の一つだと思うので、自分でも攻めつつ、周りを活かせるように意識したいです。

 

――夏の練習で重視したことは何ですか?

鳥羽:1試合を通した流れというのをかなり重点的に意識して練習してきました。夏合宿でも毎日スクリメージを1試合分通してやったり、流れが悪い時間帯をどう打開するのかを考えながらプレーしたりして練習に取り組みました。

:得点力の無さがチームのウィークポイントになっているので、どうやったら70、80点台まで持っていけるかというのを意識していました。最近はディフェンス面にも取り組んでいるけれど、基本的にはオフェンスがメインでしたね。

 

 

――主将・副将に就任した経緯があれば聞かせてください

鳥羽:一応学年みんなで話し合って、という形だったんですけど・・・。

:なんとなく僕たちの代は、鳥羽が主将で僕が副将かな、という感じがあって(笑)。

鳥羽:雰囲気がね(笑)。

:割とあっさりと決まった感じです(笑)。

 

――理想の主将・副将像はありますか?

鳥羽:漠然とはしていますが、チームがやるべきことを自ら全うできる、自分が先頭に立って何事も率先してできる主将、というのはずっと思っています。

:鳥羽はプレーで引っ張っていってくれるタイプだというのは1年生の時から感じていて、厳しいことも言ってくれるキャプテンです。なので、下級生とかが少し落ち込んでいるときに、副将としてサポートして手を伸ばしてあげるのが僕の仕事かなと思っています。

 

――2人とも高校時代から全国の舞台で活躍していますが、大学に入る前から面識はありましたか?

:いや、入試の時が初めてですね。

鳥羽:そうですね。

 

――お互いの第一印象はどんな感じでしたか?

鳥羽:(原は)今はよく喋るし、明るくてムードメーカー的な立場なんですけど、最初は結構無口で(笑)。あんまり話さないタイプなのかなあと。

:鳥羽はずっと有名で僕自身は前々から知っていたので、ちょっと緊張しながら話していました。でも両方とも無口だったので、僕も静かな方なんだと思っていました。

大黒柱の鳥羽はオールラウンドな活躍に期待がかかる

 

――今はだいぶ印象も変わりましたか?

鳥羽:そうですね(笑)。

 

――オフの時も同期と過ごすことはありますか?

鳥羽:全員日吉に住んでいるので、練習終わった後にみんなでご飯に行くっていうのはほぼ毎日です。比較的一緒にいることは多いですね。

:そんな感じです(笑)。

 

――昨季が2人にとって初めての2部リーグでの戦いでしたが、1部との違いは何か感じましたか?

鳥羽:当たりの部分とかは1部の方がすごかったけれど、2部も言い方は悪いですが、「弱くない」というのを実感しました。どこのチームも力がありますし、流れに乗ったらどうなるか分からない怖さがありました。

:1部の時は戦っていて正直、「これは絶対勝てないな」という強さを感じることもありました。逆に2部は強いところは強いけど、やりようによっては勝てるという印象はどのチームにもあって、それは今年も当てはまると思うので、そこが違いかなと思いました。

 

――対戦が楽しみな相手や選手はいますか?

鳥羽:僕は高校の後輩の中村太地(法大3年・福大大濠)とかが法政にいて、法政が昨年3部から上がってきたので、そういった元チームメイトと対戦できるのは楽しみです。

:正直特に面識あるプレーヤーがいるわけじゃないので、ここがっていうのはあんまりないですね(笑)。

 

原の得点力と堅実なゲームメイクは要注目だ

――一昨季の髙田、昨季の山﨑に続いてブレイクに期待したい選手は誰ですか?

鳥羽:それは・・・難しい(笑)。

:個人的に期待したいのは甲谷(環2・東山)で、この1年で頑張ってほしいと思います。来年は僕・鳥羽・澤近(環4・高知学芸)とか4年の主力が抜けてしまうので、今年のリーグで自信を付けてもらって、来年に繋げてほしいです。

鳥羽:やっぱり2・3年生には全般的に頑張ってもらいたいですね。

 

――これからの個人としての目標を聞かせてください

鳥羽:チームを勝たせるというのが僕の使命だと思っています。春シーズンは目標を達成できなくて、秋は1部昇格を目指してずっとやってきているので、そのために自分が全力で力を尽くすだけだと思っています。

:僕も同じで、チームを勝たせることが目標としてあります。これから長い戦いになるけれど、どんな状況でも全員が前を向いて、楽しみながらプレーできるような環境を作っていきたいです。

 

――最後にリーグ戦への意気込みをお願いします

鳥羽:1部昇格を目指してチーム全員で戦っていきたいです!

:同じくです!

 

 

 

(取材:徳吉勇斗)

 

☆リーグ戦第1・2節スケジュール

日付

開始時刻

対戦相手

会場

8/25(土)

16:20

江戸川大

明星大日野キャンパス

8/26(日)

14:40

法政大

明星大日野キャンパス



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