なお、この試合はそれぞれ40分1本で行われた。
【全明大戦】
全慶大19-21全明大
トライ=村田、小澤、和田
ゴール=和田2
先制点を奪ったのは慶大。4分にSO和田(キヤノン)がラインブレイクすると並走してきたLO村田(NEC)にパスしてトライを決めた。その後は明大得意のモールなどで失点を重ねるか、FL小澤(サントリー)が持ち前のフィジカルを生かした突破でトライを決めるなど、一進一退の展開に突入する。
そして14-14の同点で迎えた38分に敵陣で作ったラックから、SO和田がトライを決めて19-14と勝ち越した。勝利したかに思われたが、ラストプレーで明大にトライを決められ、まさかの再逆転を許し敗戦。19-21で1試合目を終えた。
【全早大戦】
全慶大10-19全早大
トライ=岡、廣瀬
続いて行われた全早大戦。慶大は五郎丸らOB選手が15人中14人を占める早大に苦戦を強いられる。オフェンス時は激しいプレッシャーを受け、ディフェンス時は高い個人能力を生かした突破により自陣に釘付けにされてしまう。慶大もタックルで応戦するが、11分、22分とオフロードパスも織り交ぜたアタックを止められずに0-12とされてしまう。
慶大も増田(東芝)らによる突破で打開を図るが、それも早大の厚い壁に阻まれてトライには至らない。そして31分にはトライエリアでキックをチャージされて0-19まで離されてしまう。しかし、慶大もこのままでは終わらない。32分に栗原(NTTコム)らの突破で敵陣に攻め入ると、早大のペナルティからSH岡(NTTコム)がクイックリスタートから自らトライを決めて5-19とする。続く36分にはSO廣瀬(東芝)がパスをインターセプトして70m近くを走り切りトライを決めて10-19とした。その後は両チーム共にボールを外に出さずに45分までアタックし合う展開に。最後は慶大のパスが外に出てノーサイドを迎えた。
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