9月22日(土)東京六大学秋季リーグ戦 明大1回戦
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
慶大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 |
明大 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
「最近球の強さを感じるので、大いに期待しています」――そう監督が期待を寄せるのは春のリーグ優勝にも大きく貢献した髙橋佑樹(環3・川越東)だ。
明大は春に慶大・立大と上位争いを繰り広げた。そんな厳しい戦いが予想される相手との初戦で先発を任されたのが髙橋佑だった。試合はロースコアの投手戦。髙橋佑は2回に本塁打で1点を先制されるものの、それを引きずること無く安定したピッチングでその後を無失点に抑えた。本人も驚く8回1失点の好投で見事に指揮官の期待に応えてみせた。
春のリーグ戦では防御率0.00という金字塔を打ち立てた髙橋佑。それでも夏は自ら課題と話す球速アップに取り組み、好調を維持したまま秋のリーグ戦を迎えた。本人は今日の試合を「出来過ぎなところもある」と振り返ったが、キャッチャーの郡司裕也(環3・仙台育英)は「今のピッチャー陣の中で1番安定している」と信頼を寄せている。
そんな彼が信条に掲げるのは“一球入魂”という言葉。野球の世界ではよく耳にするこの言葉だが、彼は徹底してその姿勢を貫く。それは「1人1人丁寧に投げる」、「1人ずつアウトをとる」といった彼の言葉からもうかがえる。先発であっても中継ぎであっても安定感のあるピッチングができるのは、“一球入魂”に徹する彼だからこそだろう。苦しい試合をものにし、3連覇に向け着実に歩みを進めた。
(記事・相川環)
☆インタビュー
--今日のピッチングを振り返って
8回1失点は出来過ぎなところもあるんですけど、1人1人丁寧に投げるということがまあまあ出来たと思います。
――意識したことはありましたか
先発が久しぶりだったんですけど中継ぎの頃とやることは変えずに、1人ずつアウトをとるということを意識しました
――今までで最長のイニングを投げましたが
今日8回も投げられると思ってなかったので自分でもびっくりしました。最後の方はばてたかもしれないですけど一生懸命投げて何とかなったかなという感じです。
――前回の東大戦から何か修正した点はありましたか
東大戦が結構いい感じで投げることができたので、それを崩さずに精度を上げられるように意識しました。
――春から好調を維持し続けられる要因は
自分の伸ばさなきゃいけないところを伸ばせるようには意識して練習していました。
――今日はヒットもありました
ヤクルトが好きなので青木(宣親=現ヤクルト)の真似をしてヒットを打てて本望です(笑)
――開幕から3連勝となりましたがチームの雰囲気は
今日は苦しい試合でしたけど苦しい試合になることをわかって練習していたので、いい雰囲気で野球が出来ていると思います。
――今季の目標は
監督の期待を裏切らないピッチングをし続けて、優勝に貢献したいと思います。