【野球】第2週 若き投手陣、継投で法大打線を零封 法大戦③

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法大相手に好投する竹内大

1勝1敗のタイで迎えた法大第3戦。この日の先発は第1戦に続き竹内大。竹内大は丁寧な投球で6回を0点に抑える。竹内大の好投に打線陣も応え、初回に伊藤、6回には青山がそれぞれ1点ずつを挙げる。この2点のリードを山形、福谷が守り切り2-0で勝利した。この勝利で慶大は法大に2勝1敗とし、東大戦に続いて勝ち点を挙げた。 

 

4月26日(月) 慶大―法大 三回戦 @神宮球場 

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法大 000000000 0
慶大 10000100× 3 

慶大:○竹内大、山形、福谷-長崎 

 慶大出場選手 

1 [7] 山口(商4・慶應)

2 [4] 湯本(商4・野沢北)
3 [6] 渕上(法4・慶應)
4 [9] 伊藤(環3・中京大中京)
5 [5]3松尾卓(環4・鳥栖)
6 [3] 高尾康(商4・慶應)
  [R]  新谷(政4・慶應)
  [1]  山形(政1・土佐)
  [1]  福谷(理2・横須賀)
7 [8] 青山(環4・関西学院)
8 [2] 長崎(商4・高志)
9 [1] 竹内大(環2・中京大中京)
  [5] 山崎(商2・慶應)
   

 強い日差しのなか行われた対法大、第三戦。優勝に向け、何としてでも勝ち点を奪いたい慶大。この大一番でマウンドに登るのは、開幕エースの竹内大(環2)。 

 第一戦で勝利を逃した竹内大、制球の定まった丁寧な投球で、5回まで法大打線に二塁を踏むことすら許さない。凡打の山を築いた。6回、四球と安打から2死2、3塁のピンチを迎えるものの、打たせて取る投球で0点に押さえ、被安打3でマウンドを降りた。その後、1年生ピッチャーの山形(政1)、昨日先発の福谷(理工)の継投策が功を奏し、見事完封リレーを果たした。 

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先制点を挙げ喜ぶ伊藤

 一方、攻撃面では、初回に湯本(商4)が右越え二塁打でチャンスを作ると、伊藤(環3)が左中間を割る適時二塁打で早々と先制点を挙げた。ピンチを切り抜けて迎えた6回には、青山(環4)の適時打で追加点を上げ、好機を逃さず得点を重ねた慶大に勝ち星がついた。

 対法大、緒戦を落としながらも粘り強く連勝し、勝ち点を手に入れた慶大。優勝をするために、このリーグ戦前半での法大戦の勝ち点は大きな意味を持つ。安定した実力を発揮した二人の2年生投手、チャンスに勝負強い打者陣。今後の戦いに期待をつなぐ試合となった。

by Yasuyuki Suzuki

 コメント

江藤監督

(今日の試合を振り返って)いい試合だった。(2試合完封で)やっぱり最小得点に抑えるっていうのは(理想)。(打撃、守備の面では)まず守りの野球でいこうということでやってるから0に抑えれば1点取れば勝つし、5点取られたら6点取らなきゃいけない。打線はあてにならないもの。バッティングほどあてにならないものはない。守りはあてになる。あてにならないことはあんまり求めない。だから(今日みたいな試合ができれば)いい。(ここまで戦ってきて収穫は)ピッチャーが安定したこと。(課題は)いっぱいある。今から全部勝っていくには。点を取らなきゃ勝てないし。(立教戦への意気込み)頑張ります。2週間あるから調整しなきゃいけないし。調整をしっかりしなきゃ。(今日の勝ちで)調子にのっちゃいけないし。自信にして調整を間違えないようにしていきます。

湯本主将

(今日の試合を振り返って)投手陣が要所、要所でしっかり抑えてくれていい試合ができた。(今日の試合にはどのような気持ちで)今日負けては昨日勝った意味 がないので、個人個人がやるべきことをしっかりやるようにと試合に望んだ。(先発の三嶋投手に対しては)とにかくストレートに振りまけないように、しっかり振ることを意識した。(加賀美投手に対してチームとしては)それぞれが狙い球をしっかり絞っていくことを徹底した。(今日の試合で勝ち点を取れましたが)勝ち点を取れたことは大きいが、まだ立教、明治、早稲田と試合があるので、通過点に過ぎないと思っている。(立教戦に向けて)立教戦まで、2週間ある ので、各々がしっかりと調整をして、やるべきことをやって試合に望みたい。

青山

(今日の試合を振り返って)今日は若い投手陣が頑張ってくれ、江藤監督から日々言われている「守り、勝つ野球」ができた試合になった。(タイムリーヒット を打った時、どんな気持ちだったか)打席に入る時は、ピッチャーが頑張って投げていたので、どんな形でも良いので、1点を取りに行く気持ちだった。昨日と 同じように、「打つんや」という気持ちで打った。(好投手揃いの法大対策は)特別何かをしたわけではない。法大に好投手がいるのは知っていたし、それに向けて冬場の練習をしてきた。良い投手にも甘い球はあるので、それを狙うように各自が心がけていた。(第三戦にまで持ち込んだが)昨日勝って、この試合が重要な試合になると思った。ここでの勝ち点は、とても重みのあるものだと思う。(次戦にむけて)一つの山は越えた。これからも気を緩めることなく、一戦一戦を戦い、調子を上げていきたい。

伊藤

(今日の試合を振り返って)もう勝ったので、言うことはないですね。(1回裏の先制タイムリーは)やっと出ましたね(笑)結果的にもやっぱり先制点が欲しい場面だったので、内容はともかく結果がでたことだけ。(打った球は)多分スライダーだと。(三嶋投手の球は)速い。めちゃめちゃ速いです(笑)(今日の ために対策などは)特にしていない。ピッチャーどうこうよりも自分のことだと思ったので。(第三試合をどのような気持ちで臨んだか)リーグ戦全体を占ううえでも重要な試合だと思い、今日勝てばこのまま優勝に突っ走っていけるぐらいの気持ちで気合いを入れていった。(勝ち点2になりましたが)大きい勝ち点 だったと思う。これから一週挟んで、立教・明治があるので気持ちを引き締めて臨みたい。(次の立教戦に向けて)さすがにこれだけ打てなかったら次回は打てるだろという(笑)そういった楽な気持ちで臨みたい。

竹内大

(今日の投球を振り返って)後ろで守ってくれた野手のおかげでなんとか0点で抑えられた。(中1日での登板だったが)体力的には全く大丈夫だった。(6回表のピンチもしっかり切り抜けたが)ラッキーでしたね。投げた瞬間打たれたかなと思ったのですけど、なんとか抑えられてほっとしました。(途中から加賀美投手との投げ合いになったが)相手どうこうよりもまずは自分が0点に抑えることを意識して投げていたので、相手が誰だとかはそんなに意識しなかった。(最 近は良いピッチングが続いているが)悪いなりになんとか抑えられているという感じですね。(法大戦で勝ち点を取ることができたが)本当に大きい。ここで負けるか勝つかで全然違うと思うので、次につながるいい1試合だったと思う。(次戦、立大戦へ向けて)また1つ1つ勝ちを積み重ねていけるように0点でしっかり抑えていきたい。

福谷

(今日の試合は)一勝一敗で迎えたので、勝つことを意識してのぞんだ。その結果勝つことができたのは大きい。(連投になったが疲れは)あったが、こういった試合展開だったので自分の仕事をしっかりこなそうと思った。(今日は8回からマウンドに上がったが)竹内大が試合を作ってくれて、その後山形と0点でつないでくれたので、良い場面で投げられた。(次戦に向けて)昨日の試合でランナーに走られるケースが多かったので、他のピッチャーとともにそういった点を調整していきたい。

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