【ソッカー(男子)】開幕前特集第1弾! 新体制のチームを引っ張る、佐藤海徳主将インタビュー

ソッカー男子

 

 

 

 

 

慶大は昨季の関東大学リーグ2部で7位という結果に終わり、目標としていたリーグ1部復帰は達成できなかった。2部優勝、そして1部復帰を目指して新チームが始動したが、ケイスポはシーズン開幕に向けて日々練習に取り込んでいる選手、そしてスタッフにインタビューを行った。

第1弾は、佐藤海徳(政4・桐光学園)主将のインタビューをお届けする。主将に就任した今季、大学サッカー最後の1年を迎えた彼が目指す理想の主将像、チームとは――。
(取材日:3月20日)

――昨季を振り返って
前期はあまり良くなかったのですが、後期は夏合宿で成長をしてリーグ最少の失点数を残すことができましたし、チームとして残留もできたので今シーズンにつながる1年だったかなと思います

――特に得られたものは
開幕の重要性ですね。開幕からの2戦で連敗をしてしまったので、今シーズンはちゃんとしたいです。

――主将になった経緯は
1年の時に将来的に主将をやりたいと周囲にミーティングで話していて、何となくみんなの中で共通認識があったのですが、形としては同期全員のミーティングで僕が推薦されて主将になりました。

――松木(駿之介=総卒)主将の跡を継ぐことについて
松木主将は常に気持ちを前面に出し、大きな声も出し、プレーでもハットトリックをしてすごいなと思っているのですが、僕は違っていて、ダントツでサッカーがうまいわけでもなく、誰よりも大きな声を出すタイプでもないので、僕なりの主将で慶應の名に恥じない主将になりたいと思います。

――主将になったことで変わったことは
みんなの前で話す機会が増えたので自分の思いを伝えることが多くなった分、ほかの人が自分の発言についてどう思うかより一層考えるようになりました。

――今後どのような主将を目指すか
サッカーが1番うまいわけでも、声を1番張り上げるわけでも、熱いスピーチができるわけでもないので、自分の強みである勝利への熱い思いをピッチで表現して、それに加えて1人1人と話し合って、腹を割って話し合えるような関係性を作っていきたいです。

今季は主将としてチームをけん引する

――チームが新体制になって以降雰囲気はどうか
学年関係なく誰でも意見を言えるので、友峰監督(淺海)が選手の立場になって意見を吸い上げてくれるので僕が下級生の意見を聞いて監督に伝えています。1人1人が意見を言うことができて力を発揮できているなと思います。

――今年入ってきた新入生の印象は
田村祐二朗(環1・藤枝東)とは一緒にやっているのですが、非常にテクニックのある選手で礼儀も正しく大人だなと思っています。しかも先輩の言うことも聞きつつも、思っていることを意見できているのですごいと思います。

――新2、3年について主将からみて
新2年はうまくなるために自主練もしているのでフレッシュさが印象ですね。新3年は質の高い練習をするように個人で話し合ったり、こういった意図をもって練習をしたほうがいいじゃないかといった意見を出したりしてくれるので本当に上級生になったなと思います。

――今シーズンこれまでの収穫は
最初は3-4-2-1という新しいフォーメーションでやっている中で、新チームになって5試合ほど勝てなかったのですが、沖縄遠征を通じて守備が固まってきて俺たちの3-4-2-1が完成しつつあるのでこれまでの4-4-2と違った3-4-2-1が新たな収穫、自信ですね。

――今のチームに足りていないと思うところは
攻撃ですね。攻撃パターンがまだまだ少ないので、厚みのある攻撃で複数得点を取って勝ちたいです。

――その課題を解決するために必要なことは
まずはコミュニケーションだと思っていて、それとチャレンジですね。練習でみんなが意見を出してこういうパターンだと得点につながるのではないかというのがいくつかあったら、それを次の練習試合などでチャレンジをしてうまくいけばそれを取り入れていくし、うまくいかなければどう改善するかまたコミュニケーションをとっていくことが大事ですね。

――新体制になって以降チームの目標はどのように変わったか
特に変わっていないです。今シーズンも2部優勝をして1部に昇格をする目標は変わっていませんが、その中でもリーグ最少失点での優勝というのに僕はこだわっていて、守備に対するこだわりは変わりましたね。

――リーグ戦以外での目標は
早慶定期戦で勝利することと総理大臣杯に出場することの2つです。

――目標を達成するために主将自身が果たすべき役割は
役割としては、主将なので最終的な決断をしないといけないなと思うので、みんなの意見を吸い上げつつも最後は自分を信じて責任をもって決断をしないといけませんね。

――同学年にはどのような役割を期待していますか
今、何でも話せる関係性だと思っていて、4年に対して下級生が仲良く話ができる関係ではあるのですが、少し厳しさが足りないと感じます。ここぞという場面でスイッチを入れてくれたらいいなと思います。

――個人としての目標は
関東のリーグ戦で合計20アシストを残してアシスト王になることです。

――今シーズンの意気込みを教えてください
スローガンとして“有言実行“を掲げていて、個人個人が目標をもってそれを周りに伝えることで責任を持ってプレーをする、そして個人個人が力を発揮できればチームとしての全体の力が上がると思っていて、それ以外にもチームとしての目標を有言実行してやろうという気持ちです。

――最後に応援している方々にメッセージを
今シーズン特に感動していただけるようなプレーをしたいと思っています。走って走って走るという監督が掲げたテーマがあって、勝つために死ぬほど走っている組織は応援している人たちは感動すると思うので、俺たちが最後の最後まで走りぬくところを見てほしいです。応援よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

――お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!

(取材:室留裕介 写真:船田千紗)

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