【ホッケー(男子)】春季リーグ開幕直前!新主将・塚本大吾インタビュー

男子ホッケー

今季の意気込みに「挑戦」を掲げた

いよいよ明日、関東大学ホッケー春季リーグが開幕する。昨年は春季・秋季リーグともに入替戦に進むも1部の座を貫き、シーズン最後の試合であった早慶戦では、2015年ぶりの同点劇を見せた。あれから約5ヶ月。新たに主将を務めるのは、塚本大吾(法4・慶應)だ。今回は塚本新主将に、新チームについてや、この春季リーグの意気込みを語ってもらった。

——ホッケー部に入ったきっかけを教えてください。

大学に入ってから、何か新しいことをしたいなと思っていて、塾高サッカー部の時、ホッケー部が隣のグラウンドで練習している風景を見ていたことや、ホッケーがサッカーに近いところがあり、サッカーの経験を活かせると思いホッケー部に入りました。

 

——サッカーを続けなかった理由は。

大学のソッカー部は、人数が多いですが、ホッケー部は少人数制でひとりひとりの役割が大きいのでこちらを選びました。

 

——現在の話に移ります。新主将に任命した経緯を教えてください。

去年の早慶戦の後、監督から指名されました。僕自身競技が一番うまいわけでも、喋りが上手いわけでもないのですが、真面目さを評価されて選ばれたと思っています。

 

——普段は後輩の方にアドバイスなどされますか。

できるだけ自分が気づいたところはアドバイスするよう心がけています。

 

——新主将に任命されるにあたって、金田(翼)前主将からは何かアドバイスを頂きましたか。

主将に任命されると思っていなくて、少し引き受けるか迷うところもあったのですが、(金田前主将が)「思い切ってやれ」とおっしゃっていたので、引き受けることにしました。

 

——金田前主将は、ご自身から見てどんな主将でしたか。

金田さんは、自分のホッケー観を持っていました。プレーもうまいですし、自分のやりたいことをしっかり持っていて、芯のある方だったので、尊敬していました。

昨秋リーグ初戦、PCの場面で弾かれたボールを押し込み、見事得点を決めた

全員が同じ方向を向いていけるようなチーム

——では、ご自身の「理想の主将像」とはどのようなものですか。

僕自身言葉で引っ張るタイプではないので、チームとして選手それぞれが自発的に行動できるような環境づくりをできる主将になりたいと思います。

 

——主将に任命されてから日は浅いですが、それからなにか変化はありましたか。

それまでは、どうやったら試合に出れるか、どうやったら上手くなれるかなど、自分のことしか考えていなかったのですが、主将になってからは、チームがどう勝つかや、どうしたら同じ方向を向けられるかを考えてやっています。

 

——ホッケー部の主将に求められる素質はなんだと思いますか。

ホッケーの強豪校は小学生から競技をしててる人が多いのですが、うちは高校生から始めている人が大半なので、そこの差を埋めるために、ただ練習するだけでなく頭を使って、(技術力が)伸びるような環境をつくることができる主将が良いと思います。

 

——それを踏まえて、今年主将として心がけたいことは。

本質的なところを叱るじゃ無いですけど、チームの雰囲気に悪い影響を与える人はしっかり叱っていきたいと思っています。

 

——では、今年のチームカラーはどのように考えていますか。

ムードメーカーがいなくて、あまり明るくないので、盛り上がるプレーをした時はもっと盛り上げるのが大切かなと思います。

 

——昨年のチームから引き継いでいきたいところは。

昨年は試合に出れる人と出れない人の意識の差が激しかったので、今年は全員が同じ方向を向いていけるようなチームにしていきたいです。

穏やかで真面目な印象だった塚本主将

去年とは全然違うホッケーをしよう

——では、昨年のリーグを振り返るとどうですか。

春も秋もリーグ戦で入替戦に進んでしまって、ギリギリのところ、結果が求められるところで勝ちきれない印象があります。

 

——昨年のインカレについて振り返りをお願いします。

結果的に準優勝した福井工大に、1Q目にリードする展開で、「いける!」という雰囲気があったのですが、最後は地力の差を見せつけられました。でも、力のあるチームに対して積極的に正面からぶつかっていけるのは、その後の試合でも自信になったと思います。

 

——今年のチームとしての目標は。

春リーグは上位進出、秋リーグは優勝です。春の全国大会の王座決定戦と、秋の全国大会のインカレはベスト4を目標にしています。

 

——今年の個人としての目標は。

僕自身、試合にギリギリ出られるかという状況なので、少しでも欠かせない存在になれるように頑張ります。

 

——主将就任から日は浅いですが、現時点で主将という役に難しさを感じていますか。

チームスポーツということで、部員全員がそれぞれ思うことがあると思うので、それをうまく一つの方向に向けていくのは難しさを感じています。

 

——今、春リーグに向けてどのようなことをしていますか。

今年は「カウンター」という表現をしているんですけど、戦術として去年とは全然違うホッケーをしようという話をしていて、チームとしての形を徹底しようということになりした。戦い方にはなりますが、カウンターをするならするで、徹底しようということです。

 

——では塚本主将ご自身についての質問をさせていただきます。ストレス発散法はありますか。

最近部員とタピオカを飲みにいっていたり、好きなものを食べたりして発散しています。

 

——部員の方とプライベートでも関わりがあるのですね。

交友関係は広くないですが、何人かとは仲が良いです。

 

——高校時代をサッカー部で過ごしてから、大学でホッケー部に入って感じることは。

サッカー部は100人を超えるのですが、ホッケー部は少人数の部活なので、一人一人のつながりの面で楽しさを感じました

塚本主将の今季での活躍に期待だ

最後のところでいかに冷静になれるか

——ここから、チームのことに話を戻します。ズバリ、勝つために必要な要素は何だと思いますか。

最後のところでいかに冷静になれるかですね。得点のところでもPSのところでも、試合になると気持ちは自然と出ると思うんですけど、心は熱く、頭は冷静に考えることをクリアにしていきたいと思います。

 

——今年主将を務めるにあたって、後輩たちに伝えたいことはありますか。

僕自身引っ張るタイプではないと思うんですけど、しっかり力を貸して欲しいし、ついてきて欲しいです。

 

——今年はどんな一年にしたいですか。

最後の年なので、後悔のないように、自分のできることは全部やりきりたいと思います。

 

——最後に、この記事を読んでくださっているファンの皆様にひとことお願いします。

応援よろしくお願いします!

 

——ありがとうございました!

 

(このインタビューは、2019年3月29日に行われました)

 

(取材:津田侑奈/写真:澤田夏美)

 

 

春季リーグ戦日程

日付

開始時間

対戦相手

会場

4月6日(土)

14:45

明大

慶大日吉グラウンド

4月13日(土)

14:45

法大

駒沢オリンピック公園総合運動場第一球技場

4月20日(土)

13:00

東農大

駒沢オリンピック公園総合運動場第一球技場

 

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