来年1月に開催されるインカレへの出場をかけた東日本学生選手権大会が新横浜アイスアリーナで開催された。10月12日(土)、13日(日)に全クラスの競技が行われる予定であったが、台風19号の影響で、10月26日(土)に女子3、4、5級クラスの競技が延期された。この日、慶大からは、7人の選手が出場。インカレ出場をかけた戦いが繰り広げられた。
第13回東日本学生フィギュアスケート選手権大会
@KOSE新横浜アイスアリーナ
☆試合結果
クラス | 名前 | 学部学年・出身校 | 点数 | 順位 |
女子3級クラス | 石井愛実 | 看1・山手学院 | 30.43点 | 12位 |
| 白川めぐみ | 法2・慶應女子 | 27.87点 | 17位 |
| 中村優里 | 理4・慶應女子 | 27.39点 | 19位 |
女子4級クラス | 岡本愛美 | 総3・Mira Costa | 41.42点 | 1位 |
女子5級クラス | 土屋有葵 | 経3・慶應女子 | 58.06点 | 1位 |
| 佐々木花音 | 文4・県立相模原 | 50.51点 | 3位 |
| 水野明保 | 環2・国府台女子学院 | 43.77点 | 7位 |
女子3級クラスには慶大から3人が出場。石井愛実(看1・山手学院)は30.43で12位、白川めぐみ(法2・慶應女子)は27.87で17位、中村優里(理4・慶應女子)は27.39で19位といずれもインカレ出場とはならなかった。
女子4級クラスには岡本愛美(総3・Mira Costa)が登場。足のけがの影響もあり、ジャンプ構成を落として臨んだ。予定していたジャンプは全て決め、曲に合ったしなやかな演技を披露し結果は優勝。インカレに向け、けがからの完全復調を目指す。
続く女子5級クラスには3人が出場。そのうち佐々木花音(文4・県立相模原)と土屋有葵(経3・慶應女子)がインカレ出場を決めた。最初に登場した水野明保(環2・国府台女子学院)はスピード感のある演技を披露し7位となったが、インカレの出場券を獲得することはできなかった。
続く佐々木。「自分のできることが出し切れた」と目立ったジャンプのミスはなく演技を終える。表現面でも演技全体に配慮が行き届いた完成度の高い滑りを見せた。
続いて登場した土屋は今年1月に行われたインカレの優勝者。今大会でも抜群の安定感を誇るジャンプと身体を大きく使った表現力で魅力し、演技後には会場から大きな拍手を浴びた。今取り組んでいる課題はダブルアクセル。インカレではさらにジャンプの構成を上げたプログラムに挑む。
試合の結果、来年1月に行われるインカレの出場選手が決定した。慶大からは、女子7級クラスの鈴木星佳(総4・慶應湘南藤沢)、女子6級クラスの花城桜子(法3・県立那覇国際)、女子5級クラスの土屋有葵(経3・慶應女子)と佐々木花音(文4・県立相模原)、女子4級クラスの岡本愛美(総3・Mira Costa)、男子5・6級クラスの田村周彦(法1・桐明)、男子3・4級クラスの佐藤優人(経3・慶応義塾)の計7名が出場する。慶大勢の活躍に期待したい。
(記事・写真:相川環)
岡本愛美(総4・Mira Costa)
――今日の演技を振り返って
今日はまだ足をけがしていて、色々できないジャンプがあったんですけど、今できる部分はちゃんと全部できたので良かったと思います。
――今日に向けて特に練習してきたことは
足が痛かったので氷上での練習はあまりできなくて、他の筋トレやストレッチを頑張ってきました。
――インカレ出場が決まりましたが、インカレに向けて
インカレではまずはけがを治して自分の精一杯が出せるように頑張ります。
佐々木花音(文4・県立相模原)
――今日の演技を振り返って
今日は最後の一本だけパンクしてしまったんですけど、それ以外は練習通りというか自分のできることさ出し切れたかなと思っています。
――今回はダブルアクセルを入れない構成でした
四大戦ではダブルアクセルを入れていて、最近も夏にアクセルが良くなったので入れようと思っていたんですけど、安全にいこうかなということで今回はシングルにしたんですけど、来週のウィンタートロフィーではダブルアクセルも入れようかなと思っています。
――東インカレに向けて特にどのような練習をしてきましたか
夏に一回試合に出てそれ振りだったんですけど、最近はとにかく全体をまとめるというのを意識していて一つミスしてもそれを出さないように表現だったりステップとかスピンとかジャンプは失敗してしまうことがあるけど他でちゃんと魅せれるところがあるので、そういうのを意識して全体として良かったなと思ってもらえる演技を目指して練習してきました。
――ウィンタートロフィーに向けて意気込み
ウィンタートロフィーは選手権女子の枠で出るのでプログラミングが1分伸びてしまうのでかなり体力的にきついと思うんですけど、コレオシークエンスが増えるなど今のプログラムとは違うものを楽しみながら、今回入れられなかったダブルアクセルを入れて自分の納得のいく演技ができたらいいなと思っています。
土屋有葵(経3・慶應義塾女子)
――今日の演技を振り返って
今日は大きなミスなく演技ができて、緊張もし過ぎずしなさ過ぎず演技ができて良かったと思います。
――今大会までに特に練習してきたことは
一つ私の課題であるダブルアクセルを今年の夏は取り組んでいて、ダブルアクセルをフリーに入れて練習していたので今回のプログラムも少し入れたい気持ちはあったんですけど、それを守る体制に入って入れられなかったのは悔しいですけど、挑戦したい技に練習しつつ他のエレメンツも確率を上げられるように練習しました。
――ダブルアクセルというのは6級へ挑戦ということですか
そうですね。今年の夏も6級のテストに挑戦して、あと単発でダブルアクセルを飛ばなきゃいけないんですけど、6級になるための一つの大きな課題です。
――足のけがは
一回痛くなくなったんですけどまた股関節痛めたりというのはありますけど大きなけがはなく練習できています。
――次の試合に向けて
次の試合はダブルアクセルの確率を練習でも上げてそれをプログラムでも試合でも挑戦できるように頑張りたいです。