9月19日に東京六大学野球秋季リーグ戦が開幕します。それに先立ちまして慶應スポーツでは秋季開幕前インタビューを実施しました。第5回は今年から就任された、堀井哲也監督にお話を伺いました。
――慶大野球部監督として最初のシーズンを終えられた心境を教えてください
今回のコロナ禍の中での変則リーグ戦、感染症対策に神経を尖らせながら無事に終了し、その意味ではホッとしていますが、2位に終わった悔しさが後からこみ上げてきます。
――新型コロナウイルスの影響で延期され夏に試合が行われましたが、延期期間にどのような準備をされていましたか
練習再開した6月8日から2ヶ月以上ありましたので、十分な準備期間はありました。前半の1ヶ月は選手個々の体調を戻して力をつけていくこと、後半の1ヶ月はチーム力を上げていくことに取り組みました。
――短期決戦ということで大変だった点はありますか
野球は一球でゲームの流れが変わるので、ゲーム中は全神経を注いでいました。しかし、これは公式戦である以上、どんな時でも一緒だと思います。
――春季リーグ戦を振り返っていかがですか
①各校のレベルは変わらない横一線
②各校のエース級から点を取るのは非常にタフ
以上2点を感じました。
――春季リーグ戦でよかった点や得られたものはありますか
・木澤(尚文=商4・慶應)が完全に一本立ちしたこと
・福井(章吾=環3・大阪桐蔭)の成長
・新美(貫太=政3・慶應)、藤元(雄太=商4・慶應)、萩尾(匡也=環2・文徳)等、新戦力の台頭
――春季リーグ戦で見えた課題はありますか
バッテリーを中心とした守りの強化です。野球はこれに尽きます。
――春季リーグ戦後選手たちにどのようなお話をされましたか
・準備段階からリーグ戦中まで持てる力は出せた
・しかし優勝できなかった。足りないことを残り1ヶ月で克服していく。
――秋季リーグ戦に向けてどのようなことに注力されていますか
・投手陣の充実
・各校のエースからの得点
――現在のチームの雰囲気はいかがですか
良いと思う。春の悔しさと自信の両面を感じます。
――秋季リーグ戦で鍵となるポイントはどこにあるとお考えですか
投手陣が自信を持って個々の力を出し切ること。
――秋季リーグ戦の目標を教えてください
優勝
――そのために取り組まれていることや選手たちと話されていることはありますか
①当たり前のことを当たり前に行う
②当たり前のレベルを上げていく
――ファンの方へメッセージをお願いいたします
全員野球が慶大の最大の特徴でもあり、武器でもあります。
色々なことがあった一年間でしたが、球場で皆様と一緒に感情を分かち合いたいです。
――ありがとうございました!
(この取材は書面にて実施しました。)
(取材:小嶋華)