【バスケ】京王電鉄杯4日目 宿敵青学大に敗戦!

 2010京王電鉄杯2010/05/01(土) 京王電鉄杯@トヨタ府中スポーツセンター

青学大との1戦が始まる。

青学大との1戦が始まる。

京王電鉄杯も残すところあと2日。この日慶大は専修大、そして昨年幾度となく接戦を演じた大学界随一のタレントを揃える青山学院大と対戦した。専大戦は危なげなく勝利したものの、続く青学戦は副将の酒井(環4)がケガで出場できなかった影響もあり、18点差をつけられての完敗。今後に向けて不安の残る内容となった。

第1試合:慶大―専大

  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 31 21 26 26 104
専大 19 18 32 11 80
慶大のスタメンは二ノ宮主将(環4)、酒井、岩下(総4)、家治(環3)、桂(政2)の5人。開始から慶大が主導権を握る。酒井のシュートで先制すると、岩下も高さを生かしインサイドで得点。ディフェンスでも専大に簡単にはシュートを打たせない好ディフェンスを展開すると、徐々に得意のトランジションも機能する。酒井、家治、途中出場の金子(環3)を中心にバランスよく加点。一方専大のオフェンスはセンターの個人技に頼る苦しい展開。終盤にアウトサイドで機能し始めるも、慶大も家治のスリーポイント、ブザービーターとなるシュートなどで点差を詰めさせず、52-37で前半終了。

後半は互いに得点しあう互角の展開で始まる。慶大はターンオーバーからボールを失いダンクを決められるなどするが、金子の活躍でリードは依然慶大。4Qに入って余裕が出ると、本橋(環1)、田中(環1)など新戦力を試していく。本橋はリバウンドなどインサイドで力を発揮し、田中も速攻からレイアップで得点するなど活躍を見せる。その後も澤谷(政4)がゴール下で連続得点を決め、最終的に104-80で慶大が大差で勝利した。

第2試合:慶大―青学大

  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 19 17 19 17 72
青学大 29 24 19 18 90
 慶大のスタメンは二ノ宮主将、岩下、家治、桂、矢嶋(総1)。

前半、二ノ宮のスリーポイントシュートで先制するも、慶大はターンオーバーから連続で失点し苦しい立ち上がりに。この状況を家治のシュート、岩下のブロックで打開を試みる。しかし相手のインサイドとアウトサイドをうまく使ったオフェンスに対応出来ずリズムをつかめない。岩下のミドルシュートが単発で決まるも、セットオフェンスからのシュートがリングに嫌われ逆に相手に連続得点を許してしまう。なんとか矢嶋、二ノ宮がスリーポイントシュートを沈め流れは慶大に。いい流れに乗り点差を縮めようとするも相手にインサイドで得点され36-53で前半終了。

後半開始早々、「マークが甘かった」(澤谷)と澤谷の連続得点、蛯名のスティールから家治の得点で一気に9点差にまで追い上げる。二ノ宮の得意なドライブも出始めリズムをつかむ。しかし青学大の要所要所で決めるスリーポイントシュートを止められず。慶大は苦しいながらもインサイドで得点するが、青学大のパス回しに翻弄される。最後はタイトなディフェンスから青学大のターンオーバーを誘い逆転を狙うも万事休す。72-90と18点差で敗戦という形となった。

1試合目の専修大では岩下、二ノ宮を中心としたバスケットを展開し、勝利。2試合目は昨年のリーグでは五分の戦いを見せ、インカレ準決勝では慶大の4年生が爆発し勝利した因縁の相手青学大。今日の試合酒井は欠場したが、終わってみれば18点差で黒星という課題の残る試合となった。是非ともトーナメントまでに差を埋めてほしい。明日は昨年のインカレ決勝の相手でもあった日大との試合。お互い4年生が抜けた今強いのはどちらか、電鉄杯最終日に注目のカードとなるはずだ。

By Shigehisa Osajima Shouta Kajigano

コメント

二ノ宮主将

うちは3人以外の主力がもっと伸びないといけないというのが2試合で明確になって、そこは練習から4年生が中心になってどうにかさせます。(青学戦を振り返って)相手は個々の能力が高いので、攻守において1対1で強くならないといけない、それから相手の守備がゾーンだったのでゾーンアタックに関してもっと練習が必要だと感じました。(酒井不在の影響をどうカバーしようと思ったか)祐典がいないのは正直大きいんですけど、いつそういう緊急事態があってもおかしくないので準備をしなければいけない。試合前に酒井の穴を澤谷とか桂と埋めようと話していたんですけどやっぱり経験不足とかもあって対応しきれない部分があり、これからの課題にしたいです。(ライバルである青学大相手の敗戦をどう受け止めるか)20点開いたというのは実力差なので、練習から厳しくしていかないと実力差も埋まらないので3人以外にも強い意識を持たせるように工夫していきます。(明日の日大戦に向けて)明日の試合はトーナメントに向けても重要なので、今日の反省を生かして全力で勝ち切りたいです。

 岩下

個々の能力が高くて、最初の入りを気をつけているんですけど、相手に自分達のバスケットボールをされちゃったかなと思います。(酒井選手不在で18点差だが)まぁ確かに酒井がいないのもあるかもしれないですけど、やっぱり18点差というのは実力差なので2週間以内に何としてでも埋めていきたいと思います。(課題は)バックアップの選手達のプレイの充実感が見いだせないので、自分の役割を分かってもらった上で頑張りどころで心の強さを育成していこうかなと思ってます。(1年生が多く出ていたが)1年生に頼っている所があってそこを先生に怒られているんで僕も含めて二ノ宮、4年生がどんどん引っ張っていって彼らの良い所を出してあげないといけないと思います。使われることは良いことなんですけど、良い所を引き出して成長出来るようにしていきたい。(意気込みは)まずは僕がチームの大黒柱になって得点、リバウンド取れるように頑張っていきたいと思います。 

澤谷

20点くらいあけられてしまってトーナメントももうすぐあるので皆で意識改革というか一丸となって頑張っていかないと差は縮まないなという焦りを感じています。(要所で得点していたが)自分は普段狙ってないんですけど今日は攻めてがなかったし、相手もあまり自分が打たないだろうとマークが甘かったのでそこは狙ってこうかなと。(流れが悪くなった原因は)シュートを決めきれない、良い場面を作っても決めきれない。そうするとどうしても流れが悪くなってしまうなと。あとは細かいミスが多かったです。(1年生の出来は)非常に頼もしいというかでもそれに頼っていくのは良くないと思ってます。(意気込みは)電鉄杯の最後なので良い形でトーナメントに臨めるように良い試合をしたいと思います。

蛯名

一番レベルが高い試合ということで、まず出たらやろうと決めていたのが、シューターをおさえるということで、辻さんは先輩ということもあっておさえようと思っていたんですけど、若干やられてしまって。 とりあえずディフェンスだけ頑張ってミスしないようにしようと思ったんですけど、 ちょくちょくミスしてしまったり、こんなに試合に出させてもらったんですけど、チームに貢献することが出来なかったというのが悔しかったです。でも初めて青山学院とやって、レベルを肌で感じることが出来たのはとてもいい経験が出来たと思います。(青山学院との差は何か)そうですね、やっぱり体の当たりの差とあと個人 個人の能力の差があったんじゃないかと思って、そこは多分意識の差なので、先輩方の目標はトーナメントで2連覇することなので、それに少しでも貢献できればいいなと思っています。(大学に入って初めての公式戦である京王電鉄杯で何か感じたことはあるか)そうですね、高校の時より大学の方が楽しいっていうか、複雑なん ですけど、その中にも楽しさが見えるというか。複雑な中で自分がどれだけできるか、課題が見えてきたりもするので、楽しさを改めて感じました。(この大会では洛南出身が多いが)法政も明治も青学も中央などいろんな所に先輩や同期がいるので本当に楽しいです。(これからの抱負)そうですね、もし出させていただけるのなら、今シューターがいないということを監督も言っているので、そこの穴を埋めれるように練習から頑張っていくのと、 あとはやっぱり下級生ということで、先輩たちが効率よく練習ができるような環境を作ることを意識して、練習の切り替えの早さだったり、ボールを配ったりだとか、そういうことも下級生として意識していきたいと思います。

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