前節、初の連勝を飾った慶大を駒大と相まみえた。前半は駒大ペースで試合が展開され、慶大は好機を作ることができなかった。後半になると徐々に得点機を演出するもののゴールには至らず。駒大の攻撃を凌いでいた慶大だったが、84分に先制を許すと直後にも追加点を献上。後半アディショナルタイムに飯塚亮貴(法4・慶應)のゴールで追いすがるも反撃はここまで。3連勝とはならなかった。
2021/06/13(日)14:00ko @会場非公開
【スコア】
慶應義塾大学 1ー2 駒澤大学
【得点者】
0-1 84分 岩本蓮太(駒澤大学)
0-2 90分 荒木駿太(駒澤大学)
1-2 90+1分 飯塚亮貴 (慶應義塾大学)
◇慶大出場選手
GK 村上健(政1・國學院久我山) |
DF 酒井綜一朗(政4・慶應) |
DF 谷本竜一(総4・FCトリプレッタユース) |
DF小林誉貴(商4・清水東) |
MF橋本健人(総4・横浜FCユース) |
MF日川優太(商4・高崎)→73分 飯塚亮貴(法4・慶應) |
MF 山口紘生(商1・國學院久我山)→HT 田嶋凛太郎(総4・三菱養和SCユース) |
MF塩貝亮太(商2・暁星)→HT 山田大敬(総4・京都サンガF.C.U-18) |
MF小山内慎一郎(総4・青森山田) |
MF齊藤滉(商3・FC町田ゼルビアユース) |
FW古川紘平(政3・学習院)→HT 宮本稜大(商3・國學院久我山) |
前節では今季最多となる4得点を上げ、立正大を退けた慶大。この勢いで開幕直後から積み上がった借金をどんどん減らしていきたいところだ。今節でも、高い位置でボールを奪った後にどのような攻撃を見せてくれるのか期待したい。
開始直後から両チームともロングボールの蹴り合いと球際を競り合う場面が続いたが、徐々に駒大ボールで試合が進んでいった。24分、CKを合わせられたボールはポスト直撃。その後も駒大がサイドから中に入れてきたボールを守備陣が対応する展開が続いた。攻撃面では、前半は裏への抜け出しやカウンターを狙ったもののシュートまで持ち込めず、シュートシーンはCKからの2本のみ。我慢が続いた前半をスコアレスで折り返した。
後半は橋本健人(総4・横浜FCユース)を中心に左サイドから攻撃を展開。59分、橋本がグランダーのボールを入れたものの合わせられず。69分、橋本のクロスをクリアしたボールを拾った齊藤滉(商3・FC町田ゼルビアユース)が逆サイドからクロスを上げたボールを宮本稜大(商3・國學院久我山)が頭で合わせるも枠外。駒大の攻撃を防ぎながら、得点の好機を伺う慶大であったがゴールには至らなかった。83分、CKを頭で落としたボールをフリーの宮本が振りぬくも枠外。駒大の攻撃を跳ね返していた慶大であったが、84分ロングボールのルーズボールを競り合いの末収められると中央の連携からフリーの相手にミドルシュートを打たれてしまう。シュートをポストに直撃したものの、詰めていた岩本蓮太(4年・長崎総合科学大学附属高)に頭で合わせられ失点。同点に追いつきたい慶大であったが、90分にはCKから2点目を献上。その直後、空中戦のルーズボールを齊藤に落とし齊藤が右サイドを突破。中央でフリーになっていた飯塚に流し、ワンタッチで合わせたシュートはゴール左隅に吸い込まれ1点差に。最後までボールに食らいつくものの、ここでタイムアップ。連勝は2でストップとなった。
不運も重なり、悔しい敗戦となった。次節を水曜日に控えここから1週間再びハードスケジュールとなるが、前期も終盤戦に差し掛かる。慶大は1試合分消化が少ないだけに、残り3試合でどれだけ勝ち点を積み上げられるか。チームの真価が問われている。
(記事:小林由和 写真提供:慶應義塾體育會ソッカー部)
※当記事は緊急事態宣言発令を受け、オンライン中継を見て執筆しました。そのため監督及び選手へのインタビューは行っておりません。ご了承下さい。