ついに迎えるシーズン開幕戦。新チームで挑む初めての試合となる早慶戦を３日後に控える男子バスケットボール部。主将、副将として二人三脚で新チームを作り上げてきた4年生に今シーズンについて語ってもらった。
【４年生部員】
主将：人見快（法４・慶應志木）
副将：小澤力哉（経４・慶應）
――今までの大学生活の中で印象に残っている試合を教えてください
人見：大学２年時の早慶戦が一番印象に残っているなと思っています。勝利できたというのもとても大きかったのですが、チームが準備してきたことが早稲田相手にしっかりはまって相手の対策ができて、慶應も練習してきたことが出せた試合でした。本当に試合に出る選手もベンチにいる選手もみんながチームのためにやったことが一つにまとまって、その結果で勝利できたところを心から実感できた試合だったので、2年前の早慶戦が印象に残っている試合です。
小澤：今まで出会ってきた先輩方の最後の試合は３年間どれもとても印象に残っています。チームを引っ張ってくれている４年生がとにかく頑張って、それに対して後輩たちがついて行って勝利を掴み取るといった、最後の最後ですごくチームを感じられた試合っていうのが今までの4年生最後の試合でした。自分の中で早慶戦に並ぶくらい忘れられない試合になっています。
――今年のチームの強みは
小澤：２、３年生がメインになってくるので、思い切りの良さはチームとしてあるのかなと感じています。とにかく走り込みを徹底して行ってきて、スピードのある展開のバスケットを目指して練習してきたので、そういったところを練習通り発揮できればと思っています。
人見：慶應らしく辛い時もみんなで頑張ろうと走るバスケットがプレーの面では強みになると思っています。チームビルディング的なところで言うと、4年生が２人なので、上が少ないということで下級生が怖気づかずに色んな発信をしてくれて、コミュニケーションが取れているのがチームの強みだと思います
――各学年に対する印象は
人見：３年生は個性の強い人たちが集まっているなという印象があります。自分の武器や意見を持っている人が多くて、各々の個性がしっかり出ているので3年生らしい部分をがっつり試合の中で出してくれたら強みになってくるのかなと思います。
小澤：３年生にはものすごく信頼を置いています。チームの軸になる自覚も持ってくれていますし、バスケットの面でも組織的な面でも貢献してくれているなと感じています。
人見：2年生は真面目な人が多いなという印象があります。練習一つとっても筋トレ然り一個一個すごく頑張る選手が多いので、各々チームにどう貢献できるかというのを日々考えてくれていて、そう言った面ではプレー以外でも色々チームの力になってくれている真面目な代だなと思います。
小澤：それに加えて、すごく伸び代だらけの代と言いますか、毎日練習していてもすごく上手になっているなという感覚がありますし、真面目な部分もすごくプラスに働いてなんでも意見やアドバイスを受け入れてくれるので日々成長しているなと感じています。
人見：1年生はチームに合流してまだ間もなくて、日々1年生の仕事をやるのに精一杯で一つ一つやっていってくれるなという印象があります。チームに馴染んでこれからというところはありますが、1年生らしくバスケットボール以外の面でもチームに貢献してくれたらなと思っているところです。
小澤：人見が言っていたように、まずはチームに馴染んでプレーでもそれ以外でも貢献していってほしいと思います。
――早慶戦ではチームとしてどのように戦っていきたいですか
人見：チームとしては走るバスケットを強みに持っているので、一人一人が出場している時間に１２０パーセントの力を出して、格上相手にチャレンジして戦っていきたいなと思っています。
小澤：新チーム最初の試合ということで、どれだけ思い切りよく格下らしくチャレンジできるかがすごくキーになってくると思っています。下級生が思い切りよくプレーできるように、残りの２週間４年生としてチームづくりをしていきたいなと思っています。
――今年の意気込みをお願いします
人見：こういった環境の中でも開催してくれているということに本当に感謝して、今持てるチームの最大の力を発揮したいと思っています。オンラインですが、ぜひ見ていただきたいなと思うので、応援よろしくお願い致します！
小澤：4年生らしくチームを鼓舞する姿を見ていただきたいなと思いますし、泥臭く慶應らしく早稲田に立ち向かっていく姿を目に焼き付けてほしいなと思っています。
――ありがとうございました。
（取材：船田萌恵、画像：慶應義塾體育會バスケットボール部提供）
