【ソッカー部(男子)】好ゲームも勝負どころで失点を許し連勝ならず 第18節Vs明大

ソッカー男子

連勝とはならなかった

前節、後期初勝利を飾った慶大は王者・明大と対戦した。連勝をかけて臨んだ試合は序盤から一進一退、互角以上の勝負を見せたが32分にPKから先制を許してしまう。後半も失点を重ね、終了間際に塩貝亮太(商2・暁星)のゴールで1点を返すも反撃遅く連勝とはならなかった。

 

2021/10/02(土)11:00ko @会場非公開

 

【スコア】

慶應義塾大学1―3明治大学

 

【得点者】

0-1 32分 藤原悠汰(明治大学)

0-2 58分 佐藤恵允(明治大学)

0-3 79分 西矢健人(明治大学)

1-3 87分 塩貝亮太(慶應義塾大学)

 

 

◇慶大出場選手

GK 荒貴史(商4・横浜F・マリノスユース)

DF 酒井綜一郎(政4・慶應)

DF 小林誉貴(商4・清水東)

DF谷本竜一(総4・FCトリプレッタユース)

MF平田賢汰(法4・慶應)

MF山口紘生(商1・國學院久我山)→61分 塩貝亮太(商2・暁星)

MF日川優太(商4・高崎)→86分 山本献(商2・國學院久我山)

MF小山内慎一郎(総4・青森山田)

MF松本雄太(商4・國學院久我山)

MF 橋本健人(総4・横浜FCユース)

FW廣田尚(環3・暁星)→ 51分 宮本稜大(商3・國學院久我山)

王者撃破に期待がかかる

前節待望の後期初勝利をあげた慶大。後期を振り返ってもあと1歩の試合が続いただけに、この勝利から勢いに乗りラスト1カ月にスパートをかけたいところだ。

ドリブルで突破を試みる橋本

明大が主導権を持つ展開になると思われた試合だったが、序盤から慶應は積極的な展開でチャンスを演出する。特に、右ウィングバッグで先発した日川優太(商4・高崎)を空中戦のターゲットにし、つなげたボールを今季関東リーグ初出場・初スタメン飾った廣田尚(環3・暁星)が収める右サイドの攻撃には得点の臭いを感じた。しかし、32分にセットプレーから不運なことにPKをとられ、これを冷静に決められてしまう。以降はやや押され気味となり、ボランチのマークが追いつかずに前を向いてボールを持たれ、チャンスを作られる場面が目立った。

関東リーグ初出場を果たした荒

前半とは一転、今度は左サイドで橋本健人(総4・横浜FCユース)を中心としたパス回しや、平田賢汰(法4・慶應)による縦へのドリブル突破などで明大ゴールを脅かすソッカー部。しかし、得点を急ぐ攻撃陣とこれ以上の失点を防ぎたい守備陣の意識の差異が陣形の間延びを産み、58分には左サイドからから突破を許し折り返しからシュートがポストを直撃。跳ね返ったボールを沈められ2失点目を喫する。慶大も奮戦するものの、79分にはCKの折り返しを決められ0-3に。敗色濃厚となったソッカー部であったが、87分に途中出場の塩貝がシュート、これが相手GKの股下をすり抜け1-3とした。しかし、奮戦むなしく試合はそのまま1-3で慶應の敗戦。リーグ戦連勝とはいかず、今後の試合も1部残留に向けた大一番が続く。

勝負どころでの失点が目立った

王者・明大に対して1歩も引かない好ゲームを見せてくれた荒鷲軍団。それだけに勝負どころでの失点が悔やまれた。酒井主将を始めとして、部員が課題として挙げる「あと1歩」を残された期間でどう詰めていくのか。残された時間は多くはないがこの課題を克服できた時、慶大はワンステップ上のステージで戦っているだろう。

(記事:飯野広太郎 写真:小林由和)

淺見友峰監督

ーー先制点を許すまで、前半は拮抗した試合展開でした。ボール奪取後は繋ぐよりも大きく蹴り出すシーンが目立った印象ですが、チームとしてビルドアップはセーフティにいく意識があったのでしょうか

 対応はエリアごとに分けていたのですが、ディフェンスは特にセーフティにというのは意識していました。

 ーー前半、PKを決められる不運な形で失点してしまいましたが、後半に向けて選手にはどのような声掛けをしましたか

 正直、ジャッジに関しては選手が可哀想だなというところはあったのですが、前半はよく戦ってくれていました。しかし、後半入りは良かったのですが一瞬集中が切れてしまったシーンがあって、(ハーフタイム時に)集中は切らさないようにと伝えていたのですが、そこをつかれて失点してしまいました。

 ーー後半は特に相手ボランチからボールを奪ってのショートカウンターがみられましたが、プレスのかけ方等修正はあったのですか

 相手がシステムを変えてくるまではなかったですね。前半同様、球際に強くいけていたというのが良かったと思います。

 ーー中央ではショートカウンターからの崩しで得点していたのですが、慶應が自陣からビルドアップする際、サイドを起点にチャンスを作ることが多かったように思います。特に右サイドでは日川選手を空中戦のターゲットにしたり、彼のロングスローからの展開が見られました。その際FWの選手がサポートに寄って、中央に選手がいない又は間に合わずボールを奪われてしまうといった場面が散見されました

 中に入れなかった場面もある一方で、入れた時もあったと思います。中に入れていないシーンに関しては単純に(中央の守備が)きつくて入れなかったところが大きいと思います。(大きく)蹴るシーンばかりになってしまったので、(すぐ蹴り出さずに)一息つくところもいくつか作れたなと思います。

 ーーリーグ戦ではなかなか勝ち点を拾えない苦しい戦いが続いていますが、残り試合の展望を聞かせてください

 うちは相手を全力でリスペクトして全力で一丸となって戦う。これは前期から継続していてブレないところです。学生も理解してくれているので、残り試合一つ一つを全力で戦いたいと思います。

酒井綜一郎(政4・慶應)主将

ーー試合を振り返って

チャンスはあったのですが、一歩であったり不運なところから失点してしまうというのは日々の練習でどれだけ積み重ねられるかだと思っているので。ゲーム内容としては悪くなかったと思っています。

ーーPKのシーンに関して

個人的には審判が決めることなので僕たちはその判断に従うだけなのですが、先程も言ったように審判がどちらに判断するのかというのは僕らが日々どれだけ一歩にこだわって練習しているのかという部分が出でしまったのかなと思っています。

ーー今日のDF陣に関して

今日の試合はチームとして攻守に渡る切り替えに関してこだわることを決めていたので、相手の速攻という特徴を潰すことはできたのかなと思っています。

ーー集中力が切れたところで追加点を許しました

後半から出てくるメンバーがいる中で、チーム全体として立ち上げの部分を確かにもう一個締めれたのではないかと僕ら自身も思っているので。そこは改善していかないといけないので、次節にしっかりつなげていきたいと思っています。

ーーシーズンも大詰めです

まだチャンスはあると思っているので今日良かった点はそのまま伸ばして、悪かった点は来週に向けて日々改善していくしかないと思うので。明日からまた頑張ります。

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