【ホッケー(女子)】盤石な試合運びで5位決定戦へ駒を進める!/関東学生ホッケー秋季リーグvs上智大

女子ホッケー

Aプールを惜しくも3位で終え、準決勝進出はかなわなかった慶大。しかしまだ戦いは終わっていない。5位―8位順位決定予備戦として、上智大と対戦。勝てば5位決定戦へ進む大事なゲームだ。試合は慶大が終始押し込む展開となり、PC獲得数も圧倒的だった。第1Q、左サイドからのクロスに山田里紗(商3・慶應女子)が合わせ先制。その後第2Q、第3Qも得点を重ねリードを広げる。最終第4QにもPC(ペナルティコーナー)から得点し突き放した。5―0で完勝し、立教大学との5位決定戦へ駒を進めた。

上智大との一戦に臨んだ

 

令和3年 関東学生ホッケー秋季リーグ 5―8位順位決定予備戦

10/23(土) 11:00試合開始 @駿河台大学ホッケー場

 

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

上智大

 

スタメン

 

GK  飯塚美里(政4・慶應女子)

 

DF  丸山菜穂子(理3・学芸大附属)、石田紗英(経3・慶應湘南藤沢)、栗岡満里奈(経3・Plano West)、加藤ひより(環3・学芸大附属)

 

MF  萩原和夏(商4・横浜雙葉)、佐藤玲(商4・成蹊)、水本彩巴(経3・国際基督教大附属)

 

FW  西村未八(政3・慶應NY)、山田里紗(商3・慶應女子)、陶山知佳(法3・田園調布雙葉)

 

 

前日とは打って変わって、暖かな陽気に包まれた駿河台大学ホッケー場。5―8位順位決定戦に回った慶大。絶対に負けられない一戦を迎えた。

攻め込む佐藤

慶大が第1Q開始早々から押し込む展開となった。左サイドを起点に攻撃を展開するが、なかなかサークル内にボールを運べない。しかし7分、主将の佐藤玲(商4・成蹊)が一気に持ち上がりサークル内へ。惜しくもシュートにはつながらないがこのプレーから攻撃が活性化された。9分、後方のDF栗岡満里奈(経3・Plano West)が左サイドを駆け上がったFW陶山知佳(法3・田園調布雙葉)へ長いスルーパス。陶山が粘ってクロスを上げると、ゴール前にいたFW山田が見事に合わせた。鮮やかなパス回しからの得点。理想的な形で幸先よく先制点を挙げる。

山田が先制点を挙げる

第2Q、FWの西村未八(政3・慶應NY)が一気に攻め上がりシュート。ここは相手キーパーに防がれたが攻撃に勢いを生む。7分、先制ゴールのFW山田が右サイドを一気に上がるとそのままサークル内へ切り込む。相手GKをかわして無人のゴールに流し込んだ。山田の今日2得点目で追加点を挙げる。13分には連続で4本ものPCを獲得するなど攻め込むが、3点目とはならない。

山田(右)が追加点

第3Q開始早々2分、またもPCを獲得すると、加藤ひより(環3・学芸大附属)が鋭いシュート。一度は跳ね返されたが陶山が押し込み3点目。11分には西村が鋭いシュートを突きさす。第3Qまでに4得点と、リードを広げる。

後半、得点を喜ぶ選手たち

第4Q5分、この日唯一と言っていいピンチを迎える。しかしここはGK飯塚美里(政4・慶應女子)が難なくセーブ。その後もやや押し込まれるが決定機は作らせず。試合終了間際の13分にはPCから得点を挙げ5―0で試合を終えた。

 

先制、中押し、ダメ押しと理想的な試合展開。リーグ戦から得点力が課題だったがこの日は何度もPCを獲得し、5得点と攻撃陣が奮起した。インカレを挟んで次の関東リーグの試合は立教大との5位決定戦。リーグ戦では勝利している相手だ。この試合のような攻撃を見せ勝利し、5位で秋季リーグを終えたいところだ。明日は関東第3代表として臨むインカレの1回戦。関東リーグでの戦いを全国の舞台でも生かしてほしい。(記事・写真:松田英人)

 

 

次戦 

  • 10/31(日)全日本学生ホッケー選手権大会(インカレ)1回戦 VS中京大 @川崎重工ホッケースタジアム(岐阜)  
  • 11/7(日)関東学生ホッケー秋季リーグ5位決定戦 VS立教大 @早稲田大東伏見ホッケーグラウンド

※インカレ取材は行いません。ご了承ください。

 

 

以下、コメント

 

山田里紗選手(商3・慶應女子)

――先制のシーン振り返って

理想的なゴールでした。ゴール前のタッチシュートをかなり練習してきたのでそれが結果に出たことがうれしいです。FW陣もみんな得点が取れたのでよかったです。

 

――2点目も見事なゴール

練習の中でDFからミッド、ミッドからFWへとつなげるというところを意識していて、それが忠実に出たプレーでした。DFからしっかりつなげてくれたことでFWにつながったのでチームとして取れた1点だったと思います。

 

 

佐藤玲選手(商4・成蹊)

――今日の試合にどのような準備をして臨んだか。

チームとして、得点力が課題であったのでそこを強化するというところを重点的にやってきました。早稲田戦が終わってからはしっかり攻撃にも力を入れて練習してきたのでしっかり結果に出たのかなと思います。

 

――理想的な試合運び

攻められるシーンは少なかったのですがカウンターで危ないシーンもなくはなかったのでチームとしてそこは引き締めていきたいです。守備は完璧ではなく、満足はしていないです。

 

――インカレへの意気込み

相手は経験者も多く私たちよりもレベルが高いチームなのですが王座では引き分け、最後のSO戦で負けという悔しい思いをしているのでしっかりリベンジしたいと思います。守備力をさらに強化してカウンターでとるというところをしっかり準備していきたいです。

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