1年での1部復帰を目指す慶應ソッカー部のリーグ戦が幕を開けた。開幕節の相手は昨季都リーグで優勝し、2部昇格を果たした青山学院大学。初戦をものにして勢いに乗りたい慶大だったが、接戦の末惜しくも0-1のスコアで勝ち点を逃した。
2022/04/03(日) 14:00ko @栃木市総合運動公園陸上競技場
【スコア】
慶應義塾大学0―1青山学院大学
【得点者】
0-1 72分 関根浩平(青山学院大学)
【慶大出場者】
GK12 村上健(法政2・國學院久我山高) |
DF19 西川陸斗(法政4・慶應高) |
DF36 勝木耀(経2・慶應高) |
DF2 山口紘生(商2・國學院久我山高) |
DF3 川野太壱(法政4・慶應高) |
MF6 森友紀(環4・学習院高/FCトリプレッタユース) → 45分 MF14 田村祐二朗(環4・藤枝東高) |
MF15 角田惠風(商1・慶應高/横浜F・マリノスユース) |
MF33 道家拓真(環3・鹿島学園高) → 66分 MF20 内藤豪(法法2・駒澤大学高) |
MF10 齊藤滉(商4・都立町田高) → 78分 MF7 山本献(商3・國學院久我山高) |
FW30 立石宗悟(法法1・桐蔭学園高) → 45分 FW11 宮本稜大(商4・國學院久我山高) |
FW9 古川紘平(法政4・学習院高) → 72分 FW16 塩貝亮太(商3・暁星高) |
1部復帰に向けた慶應ソッカー部の戦いが始まった。初戦の相手は昨年都リーグから昇格を果たしたばかりの青山学院大学。昨季まで1部を戦っていた慶大は地力の差を見せつけることができるのか。
果たして、前半から拮抗した試合展開となった。慶大は2トップの落としからMF角田惠風(商1・慶應義塾高/横浜F・マリノスユース)やMF道家拓真(環3・鹿島学園高)が持ち上がり何度も敵陣への侵入に成功するが、ラスト30mのひらめきが足りず、なかなか得点を奪えない展開が続く。守備では4-4-2の陣形を堅持した粘り強い守備で青学大の攻撃を凌いでいたものの、リトリート気味の守備でサイドを中心に多くチャンスクリエイトを許していた。
後半に入るとますます青学大は攻勢を強めていく。前半よりはっきりと、慶大のDF4人に対して4人でプレスを仕掛けて潰す場面が目立つようになった。これに対し、慶大のサイドバックは低い位置にポジションをとるため、青学大のプレスを回避しきれずに二次攻撃を許す場面が散見された。こうした波状攻撃によるコーナーキックの連続で迎えた72分、コーナーキックのボールをヘディングで流し込まれ、先制を許す。
以降も一進一退の展開が続くも、決定打に欠けた慶大はそのまま0-1で敗戦を喫する。開幕節で敗戦した慶大。初勝利は次節にお預けとなった。
(記事:飯野広太郎)
田村祐二朗主将(環4・藤枝東高)
――本日は後半から途中出場で試合に入りましたが、慶大の前半の試合運びをどのように見ていましたか
決して悪くはなかったが、全体的に固さが見て取れた。
――プレー中意識したことはありますか
1対1で仕掛ける事、相手にとっての脅威となるプレーをする事は心掛けた。加えて、ワンタッチや、ポジショニングなど、相手の意表をつく、リズムを変えるプレーは意識していた。
――開幕節の結果をどのように受け止めていますか
手痛い敗戦。開幕戦という事で、何としても勝ちたい試合であったが、セットプレーで甘さが出て失点してしまった。しかし、すぐに試合があるからこそ、気持ち的には切り替えなくてはいけない。
――この1年間の展望をお聞かせください
必ず一年での一部復帰を成し遂げたい。その為にスローガンでも掲げているように、一点、一勝、一歩、一秒に拘り続け、慶應のソッカーを全員で体現していきたい。