【バスケ(男子)】100点ゲームで快勝 新生男子バスケットボール部の戦いが幕を開ける/第71回関東大学バスケットボール選手権大会vs武蔵野大

バスケ男子

新たな監督、コーチを迎え、フレッシュな1年生も加わりついに始動した新生男子バスケットボール部。近年シードを獲得していた慶大だが、今年は1回戦から登場し武蔵野大との試合に臨んだ。第1Qから着実に得点を重ねた慶大は、勢いを殺すことなく最終Qまで積極的に攻め続け100点ゲームで試合を制した。

2022/4/23(土) @千葉工業大学新習志野キャンパス

第71回関東大学バスケットボール選手権大会vs武蔵野大

 

Q

Q

Q

Q

合計

慶大

3832

34

37141
武蔵野大13

1035

慶大スターティングメンバ

 

#4 山下卓馬 (政4・静岡城北)

 

#7 水谷祐葵(環4・四日市工業)

 

#9 山本康英(政3・長崎西)

 

#11 藤島渓(商3・慶應志木)

 

#14 清水綺介(経3・慶應)

ディフェンスやリバウンドで奮闘した山下

試合開始早々、相手に3ポイントを決められ先制点を許した慶大。しかしすぐにパスカットからの速攻で山本が得点する。この攻撃を皮切りに、山本、清水が3ポイントを沈めて波に乗り流れを掴んだ慶大は、泥臭いディフェンスで相手の攻撃を抑えることに成功。その後もリバウンドからのセカンドチャンスで山下、水谷、蛇谷幸紀(環4・近代附属)の4年生を中心にゴール下のシュートで着実に加点し、38―13で第1Qを終えた。

アシストが光った清水

第2Q、第1Q同様リバウンドから得点を重ねる。さらに林泰我(経2・慶應志木)、期待の1年生・廣政遼馬(経1・福大大濠)の3ポイントを含む16―0のランで相手を一気に突き放す。たまらずタイムアウトをかけた相手であったが、慶大の勢いは止まることを知らない。清水からのパスを受けた山下のゴール下、熊野俊介(理3・湘南)のミドルショットやドライブと多彩な攻撃を展開する。このQ終了間際に失点するも49点と大きくリードし前半を折り返す。

18得点の活躍を見せた山本

流れを維持したい第3Q、山下がバスケットカウントを獲得し3点プレーを演出。主将の体を張ったプレーに続くように、林、山本がドライブから得点しさらにリードを広げる。最後は速攻から山本がしっかりとレイアップを沈め100点の大台を突破する。オフェンスで勢いに乗る慶大は、ディフェンスでもそのリズムを崩すことなくこのQ相手に決められたのはわずか4点。104―25で最終Qへ。

 

第4Q、このQからコートに立った山口智大(文3・海城)がリバウンドからそのままゴールに押し込み得点。さらに、ルーキーの椎橋遼生(政1・國學院久我山)が初得点を挙げると、廣政のアシストから3ポイントもゴールを捉え第4Qだけで9得点と存在感を発揮する。最後は山口がゴール下のシュートを確実に決め切り、この試合の主導権を最後まで渡すことなく141―35で試合を終えた。

今年度新たに就任した鳥羽ヘッドコーチ

40分間攻撃の手を緩めず、泥臭いリバウンド、ディフェンスで相手を圧倒し快勝した慶大。攻守共にチームの要である山本はもちろんのこと、コート内外で声を出し、プレーでもチームを盛り上げる1年生の活躍が光った試合であった。今シーズン初戦で勝利を飾り、幸先の良いスタートを切った慶大だが、トーナメントはまだ始まったばかりである。次戦でもこの試合での勢いを殺すことなく遺憾無く発揮する姿に期待したい。

(記事・写真:船田萌恵)

 

 

 山下卓馬 (政4・静岡城北)

––試合を振り返って

ディフェンスの面では1線の強度と2線のディナイ、3線とボックスアウトをしっかり徹底しようという目標を持ってやっていました。オフェンスに関しては今までやってきたスクリーンからのポップやダイブ、リムランを意識して、オエフェンスもすごくいい形でできた部分もありましたし、ディフェンスもインテンシティをあげてできた部分もあるのですが、やはり今後上に上がっていくためにはもっともっと突き詰めていかなければいけない部分もありました。良いところもあれば、課題も見つかった試合だったなと思います。

 

––シュート、リバウンドとゴール下で体を張ったプレーが見られました

僕自身の役割は走って中でパスをもらってシュートを打つということとリバウンドというところだと思うので、その役割は全うできたと思います。しかし、まだまだ他のメンバーがプレーしやすいように声の部分であったりとかディフェンスの部分でもっとチームメイトがプレーしやすいような環境作っていきたいと思っています。

 

––初戦を迎えるにあたり、主将としてどんな話をチームにしましたか

元気よく試合をしようということを試合前に言いました。コロナ禍という中でも試合ができるので、今まで練習してきたことを出して結果よりもとにかく元気に楽しくやろうということを言いました。

 

––次戦に向けて

次戦も目標としては勝つことです。そこに向けてこれから1週間あるので今日でた課題、インテンシティやシュートの成功率を克服して来週の試合を迎えたいです。

 

清水綺介(経3・慶應)

––試合を振り返って

1年生が加わって初めての公式戦ということで若干硬さはあったんですけど、新チームになってからずっと基礎練習からやってきてどんな相手でもトーナメントではやってきたことを出そうとチームで話していたので、それを出そうという意識が見られたのはすごくよかったと思います。

 

––これまでに比べプレータイムが延びましたが、自身のプレーへの評価は

自分的にはまだ反省が多く残る試合だと思うんですけど、自分の役割としては相手の実力差に限らずディフェンスからハッスルしてチームに勢いを与えるということだと思うので、それを全うできたのはよかったです。一方で、オフェンスで簡単なターンオーバーをしてしまったりミスもたくさん見受けられたのでそこは反省が残る試合だったと感じています。

 

––次戦に向けて

次戦も相手のレベルはわからないですけど、相手がどうこうではなくて自分がやってきたこと、自分たちがやってきたことをいかに発揮できるかが大切だと思うので、これまでやってきた基礎のディフェンスの部分だったり、声を出すところだったりをチーム全員で発揮できたら良いゲームができると思うのでまた頑張りたいと思います。

 

廣政遼馬(経1・福大大濠)

––試合を振り返って

今日の試合は反省点ばかりというか入りから微妙なところが多くて、相手に合わせる場面が多くてもっと慶應のバスケを出さないといけないところを中途半端にしてしまったというか、チーム一体でやらなければいけない場面で自己中なプレーが出てしまったので、そこに関してはチームとしてもっと一体感をもってやらなければいけないと思いました。

 

––大学生になり初めての公式戦に出場した率直な感想は

やっとというか、もっと自分にもできることがあると思いますし1年生だからということは関係なしに先輩に言えることがあるならどんどん発信していかなければなと思いました。

 

––ベンチからもコート内でも積極的に声を出しをしている姿が見られました

コートに立っているのは5人ですけどチームで戦わなければいけないので、そういう意味ではベンチから盛り上げて、ベンチにいる約20人とコートの5人での一体感を出さないと今後厳しいかなと思ったので初戦をいい機会にしてどんどんやっていこうと思いました。

 

––次戦に向けて

やることはしっかりとやらないといけないので、簡単なミスをなくしていってどんな相手でも同じバスケを40分間続けられるようにということを目標にして頑張っていきます。

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