第80回早慶バスケットボール定期戦まであと1日。早慶戦前企画最終回となる第3弾では、チームの先頭に立ち、部員を引っ張る早大主将・神田誠仁(社4・浜松開誠館)選手、土家大輝(スポ4・福大大濠)選手と慶大主将・山下卓馬(政4・静岡城北)選手、副将・新井悠生(経4・慶應)選手の対談をお届けする。
※この対談は4月27日(水)に行われたものです。
——自己紹介をお願いします
神田:早稲田大学で主将を努めさせていただいております、神田誠仁です。静岡県の浜松開誠館高校出身で、ポジションはポイントガードです。得意なプレーは、ディフェンスです。早慶戦でもそういったところで活躍していけたらと思っています。
山下:慶應義塾大学法学部政治学科4年の山下卓馬と申します。現在は主将を務めておりまして、出身校は静岡城北高校です。ポジションはフォワードで、得意なプレーはリバウンドなので、早慶戦でも活かせたらいいなと思っています。
土家:早稲田大学で副将を務めさせていただいています、土家大輝と申します。出身は福岡大学附属大濠高校で、ポイントガードをしています。得意なプレーはスリーポイントなので、早慶戦でも決められるように頑張りたいと思います。
新井:慶應義塾大学で副将を務めています、新井悠生と申します。出身高校は、神奈川県の慶應義塾高校です。リバウンドやルーズボールなど泥臭いプレーが得意なので、早慶戦でも発揮できるように頑張りたいと思います。
——バスケットボールはいつ始めましたか
神田:僕は小学校1年生からです。
新井:僕は中学校から始めました。
山下:僕は小学校6年生からやっています。
土家:僕は幼稚園の年長くらいでミニバスに入りました。それくらいからやっています。
——それぞれのバスケットボール部の紹介をお願いします
山下:現在は部員数が31人いまして、目標としては早慶戦優勝と2部昇格を掲げています。みんなから応援されるチームになりたいなと思っています。一人ひとり個性のあるチームで、かつ慶應らしいリバウンドやルーズボールを体現していきたいと思い、日々練習に励んでいます。
神田:早稲田大学のバスケ部は40人弱の部員がいます。今年からチーム理念を少し変えて、「私たちは伝統ある早稲田大学バスケットボール部としての誇りと自覚を胸に、心揺れるかけがえのない瞬間を創出し、愛し愛されるチームであり続ける」というものを掲げ、その理念に向かって進んでいます。目標は、今年もブレずに日本一です。特に今年は、昨年や一昨年に活躍していた宮本選手や小室選手が抜けてしまったので、インサイドのサイズがないのですが、そこにフォーカスするのではなく、小さい選手が走り回るような、より攻撃的なバスケットポールを展開していきたいと思っています。また手段として、「対話し競争し慮る」という価値観があります。それを大切にしながら今シーズン頑張っていきたいと思います。
——どうして理念を掲げ直したのでしょうか
神田:自分たちが活動していく中で、どこを目指すのかをもう一度明確にした方が良いのではないかという話し合いがありました。また社会的な流れが重要になる中で、自分たちもそこにフォーカスして、社会への影響力もそうですし、自分たちがどのような組織であるか考えることが必要だと思ったからです。
——これまでの早慶戦で印象に残っている試合は
土家:一番印象に残っている早慶戦はやっぱり1年生の時に有観客で行われた早慶戦で、山崎純(R2卒)さんであったり高田淳貴(R2卒)さんという相手の主軸である選手にやりたいことをやられて負けた試合でした。あの時は早稲田が1部で慶應さんは2部で、僕も初めての早慶戦でどのような雰囲気かもわからない中で、早稲田と慶應のプライドのぶつかり合いというか全てそこにかけてくる4年生の思いだったりとかすごく独特の雰囲気の中で自分たちがやってきたことを何も表現することができず終わったのですごく悔しい思いがありました。だからこそ自分たちの代では絶対に勝ちたいと思っています。
神田:僕も同じです。慶應さんが勝たれた試合です。すごく悔しかったのも覚えていますし、大輝も言ってましたけど、山崎選手や髙田選手に好きなようにやられて自分たちが掲げてきたチームの目標を全く達成できずに流れが一方的に慶應さんのまま終わってしまいました。観客もたくさんいる中でああ言った試合になってしまったというのは本当に悔しかったというのを覚えていますし、今年有観客なのでまた熱い試合が戻ってくると思うとすごく嬉しいのでそこで必ずリベンジできるように頑張りたいなという思いでその試合を選びました。
山下:僕自身は大学1年生の試合もそうですが、個人的には2年生のときの試合が印象的だと思っています。私自身初めて試合に出場して、その上で早稲田さんのレベルの高さを肌で実感し、自分の足りないところをものすごく実感した試合でした。結果としても 20点差くらいつけられて負けてすごく悔しい思いをしたので、今年こそは有観客でかつ代々木でできるということで気概を持って試合に臨みたいと思っています。
新井:3年生のときの早慶戦です。2年生のときはコロナの影響もあって予定がずれ込んだりしたのですが、3年生のときはチーム全体として絶対に早稲田に勝つという気合で臨んだのですが、早稲田さんの一個一個のプレーの質であったりとか気迫に押されて自分たちが圧倒されたという面で印象に残っています。今年こそは絶対に勝てるように頑張っていきたいと思っています。
——2年ぶりの有観客かつ代々木第二体育館での開催となりますが、どのようなお気持ちですか
神田:有観客で代々木でできるというのは僕らにとっては本当にありがたいことです。ラストイヤーにこうして有観客で開催していただけることに対して、運営の方々であったり、コーチスタッフであったり大会を開催してくださった、あるいは運営してくださる関係者の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
山下:僕も似ていまして、やはり有観客で開催するにあたって運営側の方であったりスタッフの方がいて初めて大会が開催されるので、その方々にしっかり感謝をしつつ観に来ている方にもしっかりといいプレーを見せられるような気持ちを持って取り組みたいと考えています。
新井:内部校出身ということもあって、早慶戦をずっと見てきて代々木はずっと憧れの舞台でしたし、かつその舞台で有観客でやることはこの上ない幸せだと思うので、今までお世話になった色々な方に感謝しながら見ている人たちに感動や喜びを与えられるようなプレーを体現できたらなと思っています。
土家:僕も今みなさんが言ってくださったことに加えて、OBの方だったり早稲田を応援してくださってるたくさんの方々が見にきてくださると思うので、そういう人たちに今年の自分たちの掲げた目標を実現するための闘う姿を観戦していただき、しっかり恩返しできるように頑張っていきたいと思います。
——お互いのチームに対する印象を教えてください
山下:3月に六大学でやらせてもらって、早稲田さんは主力の選手が2人ほどいなかったのですが、それでもアグレッシブなディフェンスやインサイドの高さに圧倒されてしまって負けてしまったので、ガード陣のアグレッシブさに加えてインサイド陣の高さのバランスがすごく良いチームだと考えています。
新井:今、山下が話してくれたように、ガード陣のプレッシャーの強さは実際にコートに立って感じましたし、インサイド陣の高さも慶應にはないものなので素晴らしいチームだと対戦して実感しました。
神田:毎年のことなのですが、慶應さんはベンチを含めて熱いチームだと思っています。六大学のときも 10点、20点離れてた4Qでもベンチからは熱い声援があって、それは早稲田にはなかったところです。ディフェンスに関してもしっかりプレッシャーをかけて、コンタクトして、ルーズボールに飛び込んで、リバウンド頑張ってという状態で、またオフェンスはミドルレンジを中心に組み立てていてポストでつないだりしてきて、すごくいいチームだなと思っていました。また、1年生のときもそうだったのですが、20 点差くらいで六大学は勝ったのですが早慶戦は思い切り負けてしまったので、早慶戦にかける思いは慶應さんも強いと思うので六大学で勝ったから自分たちがまた勝てるとは思わないようにしています。
土家:僕も神田と全く一緒です。六大学試合には出てないのですが、見ていて慶應さんは一人ひとりがチームのために自分のできることを最大限全うする姿はいいチームだと思いますし、早慶戦までに全く違ったチームに仕上げてくるのが慶應さんだと思っているので、油断せずにしっかりと準備をしていかないといけないと思っています。
——ご自身の中で早慶戦はどのようなものですか
新井:内部校出身ということもあって小学校から早慶戦の舞台をずっと見てきてそこに対する強い憧れはずっと持っていましたし、體育會バスケ部に入部したのもこの舞台でプレーしたいという思いがとても強かったので、自分の代になって有観客でできるというのはこの上ない幸せですし、その思いをコート上で体現したいと思っています。
神田:普段の公式戦以上に伝統や歴史を感じる試合だと思っています。その分プレッシャーも強いと感じています。そういった歴史や伝統の重みがある試合を経験できる機会というのはこれまで高校時代もなかったことですし、早稲田に入った、あるいは慶應に入ったからこそできる試合だと自覚しているので、嬉しい分しっかりやらなければいけないプレッシャーを感じます。また来年創部100年を迎えるので、そういった長い歴史や先輩たちの努力を考えるとこの試合のためにかける思いもありますし、今後の後輩たちのためにもやらなければいけないとすごく感じている試合です。
山下:今年で第80回を迎えるすごく伝統のある試合で、試合に入る前のアップや試合中の雰囲気は他の試合ではなかなか感じられない独特な雰囲気でそこで試合ができることはすごく嬉しいことです。今まで先輩が積み重ねてきたもの、そして自分たちが節目となって後輩に託していく使命感、強い気概を持って試合ができるということに喜びを感じています。
土家:早慶戦では他の大会で味わうことのできない独特な雰囲気の中でいい経験ができると思っているので、有観客で開催できることに感謝してしっかりと内容にこだわって勝てるように全力で頑張っていきたいと思っています。
——主将・副将に就任した経緯、就任した際の気持ち
山下:昨年の途中から主将を務めさせていただいているのですが、2つの面で感じていることがあります。一つは先輩方が今まで築き上げてきたもの、そこにある伝統であったり自分が中心となってチームを変えなければいけないことの責任感、使命感、プレッシャーはあります。その一方で伝統あるチームの中で主将を務めることができるということにはすごく誇りを持っています。この2つの面を意識しながらチーム作りをしています。
神田:小さい頃から憧れてきた早稲田大学で自分がバスケットボール部の主将をやらせてもらっているというのはすごく感慨深いというか自分自身頑張ってきてよかったな、少し報われたかなと思いました。また、それ以上に昨今早稲田は日本一を達成できない、全く掠りもしないという状態で、1部のインカレチャレンジマッチや入れ替え戦に出ているという状態なのでそういった部分は必ず改善しなければいけない、今年で必ず日本一に近づくチームにしなければいけないという思いが強いです。経緯としては監督、アシスタントコーチに指名されて主将を務めることになりました。
新井:僕も副将への思いが2つあります。1つ目は自分がずっと憧れてきた場所で副将を勤めることができるのは強い誇りと使命感を感じていますし、そこにはブライドを持って取り組んでいきたいなと感じています。2つ目はバスケが特別上手いわけでもないですし、総力があるわけではないので誰よりも努力する姿勢でチームを引っ張っていきたいと考えています。副将になった経緯は、同期で話し合って務めることになりました。
土家:副将になった経緯は神田と同じように監督やスタッフに指名されてやらせてもらうことになりました。僕も神田も同期たちを含めて自分たちは1年生のときから学年関係なくリーダーシップをとって自分たちが主体的にやっていこうという話をしていたので、実際4年生になってチームに対して改めてなにができるのか、また学生バスケは4年生がどうあるべきかで違ってくると思うので、ベクトル合わせというところで全員の目標を同じ方向に持っていけるように副将としてできることを最大限頑張っていこうと思っています。
——今年のチームの強みを教えてください
神田:今年の強みは小さい選手や動ける選手を主軸として、出られる選手が多いところです。昨年は主力が7人で40分間回し続けるという状態でしたが、今年は多くの選手が短い時間出場して、出ている時間にハイパフォーマンスであり続けることができるチームだと思っています。また、今は松山以外のけが人もいないですし、今後もけが人を増やさずにいけば、強みを生かせるのではないかなと思っています。
——攻撃的なバスケットとは
神田:オフェンスに関しては、とにかく攻撃回数を増やすことで、ペース85以上を目標にしています。それを達成するためには、24秒計のクロックを10秒、14秒という早い展開で攻める必要があります。そのような早い展開で持っていくところをオフェンスではやっていきます。ディフェンスに関しては、身長が低い分インサイドへのパスが通されやすいので、今年度はボールマンへのプレッシャーをより注力しなくてはならないと思っています。またハーフコートだけではなくフルコートでプレッシャーをかけることが今年度は重要だと思っているので、マンツーマンだけではなくて、チェンジングディフェンスをしながらやっていきたいです。ディフェンスは「守り」と訳すと思うのですが、そうではなく、誘導して自分たちが先手を取ることを共通認識として掲げているので、攻撃的な守備をすることも重要かなと思っています。
——慶大の強みを教えてください
山下:1つ目はアウトサイド陣のプレッシャーです。今年からアウトサイド陣の試合に出る人数が増えて前からどんどんプレッシャーをかけていく脚力が最大の強みだと考えています。2つ目はインサイド陣の泥臭さです。早稲田さんに高さというところでは勝負できないので、ボックスアウトや泥臭いルーズボール、体を張ったプレーなどをしっかりと体現できているのが強みだと考えています。そのうえで今年は「尽くす」というスリーガンをもとに一切妥協なくやっていこうという共通認識をもってやっているので、そういった部分でも強みが最大化されていくと考えています。
——現在のチーム状況を教えてください
土家:自分たちはパックラインディフェンスというのをやっているのですが、やはり覚えることが多くて。しかしコロナ禍ということで、思うように活動できない時期もありました。なので、今はディフェンスの面において、トーナメントに向けて共通認識を学んでいる最中です。けが人もおらず、しっかりと強度の高い練習をできています。
神田:ディフェンスのシステムを理解するのが今の段階になっています。けが人が少なく、強度の高い良い練習ができているのかなと思っているので、4年生中心となって、早慶戦やトーナメントに向けて練習しています。オフェンスに関しては、自分たちのかたちをつくるという段階なので、あまりこだわらずに自分たちが思うようにやっています。
新井:早稲田さんと同じで1年生が合流したことで、オフェンス・ディフェンス、チーム全員で何を全体としてするべきなのかを練習の中で探りながら共通認識を持ってやっている最中です。怪我人が数名出てしまってなかなかメンバーが揃わない部分もあるのですが、限られたメンバーの中で「尽くす」というスローガンのもと、安協なく強度の高い練習ができていると考えています。
山下:31人の部員がいて、選手、スタッフ共に人数が増えて毎日活気のあるかつインテンシティの高い練習ができていると考えています。ディフェンス・オフェンス共通してしっかり基礎、土台をかためつつ応用にスムーズにいけるような段階だと思います。先程新井が言ったように主力の怪我人が何人かいて、そこは早急に解決しなければいけない部分ではあると思いますが、今いるメンバーの中でしっかり毎日やることを目標にやっています。
——慶大は今年、監督コーチが一新したが、変化したことなどはありますか
山下:新しい監督、コーチはすごく練習にコミットしてくださっていて、練習一つひとつにたいして最大限のアドバイスをくださるのでそういった面で雰囲気良く練習が行えていると感じています。
——1年生の印象を教えてください
土家:1年生は東山と洛南から2人ずつ入るなど、全国経験のある選手が多くて、勝ち方を知っているのかなと思います。その中で基本的なスキルが既にできている状態なので、あとは早稲田のシステムに慣れながら自信を持ってプレーしてくれれば、今シーズンのチームの力になってくれると思います。
神田:1年生から活躍できるようなポテンシャルのある選手が入ってきてくれたなという印象です。なので、早稲田のシステムを理解して、心身ともに充実を図って、試合や練習に臨むことを継続してくれれば、間違いなく戦力になってくれる選手たちです。ありがたいと思うとともに、自分たちも上級生としてやるべきことをやらなければいけないと感じるようないい1年生だなと思っています。
——具体的にやるべきこととは
神田:バスケットボールに関しては、共通システムの理解は、よりフォーカスしてやっていかないといけないと感じています。日々の練習の中でも、気がついたところで止めて、しっかりと理解を図ることをしています。バスケットボール以外のところについても、関係性の構築ということで、メンターなどいろいろなコミュニケーションを通じて、心の充実や学校生活のサポートも含めて下級生に対してアプローチしています。
——慶大の1年生に対する印象は
新井:チームのために尽くしてくれる選手が多いと感じています。1年生ながらに練習中から指摘の声やこうしたほうがいいんじゃないかという下からの声が増えましたし、全国を経験している選手も何人かいるので実力面やメンタルの面で学年関係なく引っ張ってくれていると考えています。
山下:1年生のときからしっかりと周りに対して意見を言う、指摘をするというところですごく刺激をもらっている毎日です。すごく頼りになると感じています。あとは慶應のチーム哲学をしっかりと教えて、慶応にしっかりとフィットすることができれば今後早慶戦、リーグ戦ですぐに戦力になるいい1年生だと感じています。
——早慶戦の注目プレイャーを教えてください
神田:僕は4年生に注目してほしいと思っています。今年の4年生は、1年生の頃からリーダーシップを発揮して貢献してきた選手が多いので、そういう4年生の力強さを見てほしいです。大輝や僕を含め、剛やクレイ、そして黒川主務にも注目してほしいです。
新井:僕も注目してほしい選手は4年生です。4年生というのは、大学バスケにおいてかなり大切な学年であると考えていますし、自分たちの学年は早慶戦の勝利を知っている最後の代なので、早慶戦に向けて喜びややりがいは誰よりも感じていると思います。それを後輩たちに残して、繋いでいくことが使命だと思っているので、4年生に注目してほしいです。
土家 :2年生の石坂(悠月=スポ2・國學院久我山)ですね。石坂は器用な選手ではないのですが、サイズがあってオフェンスリバウンドに絡んだり、しっかりと走ったり、体を張って声を出すなど泥臭いところでチームに貢献してくれる存在です。早慶戦だけでなくて、今シーズンの彼の成長に注目してほしいと思っています。
山下:チーム一人ひとりに注目してほしいです。早慶戦に出る人たちは、チームの代表者として試合に出ていますし、スタッフの方も選手を支えたりスカウティングをしてくれたりします。方法は違えと、チームに対して貢献することは全員が共通にしていることなので、そこについては一人ひとり注目してほしいと思います。
——会場にお越しになる方へのメッセージ
新井:先ほど山下が話してくれたように、今年は応援されるチームを目指しています。早慶戦が代々木体育館という聖地で有観客開催されるので、応援されるチームを体現できる良い機会なのかなと思っています。妥協のないプレーで、一つひとつのポゼッションにこだわって、応援されるチームを体現できるように頑張ります。よろしくお願いします。
神田:チーム理念の中に「心揺れるかけがえのない瞬間」というワードがあるのですが、これは、日本一を達成した瞬間や目標を達成した瞬間など一人ひとりがこれまで経験してきたいろいろな状況が考えられると思います。早慶戦という場も間違いなく「心揺れるかけがえのない瞬間」だと思っているので、必ずそういう場を創出できるように自分自身もチーム自身も努力していますので、是非観に来て応援していただければと思います。
山下:観ている方々が、こんなチームを応援したいなと思えるようなプレーをしたいです。これまで支えてくださった方々に恩返しができて、これから慶應バスケ部に入ってくる方々にあんな存在になりたいなと思えるようなプレーを必ずするので、応援よろしくお願いします。
土家:例年とは違うチーム理念を掲げたので、そこは全員が体現して、今年ならではの早稲田らしいプレーが見せられるように。また個人としてはラストの早慶戦で、全力尽くして頑張りますので、応援よろしくお願いします。
——最後に、早慶戦への意気込みをお願いします!
新井:ずっと憧れていた舞台なので、自分たちの代で慶應のバスケを体現できるように頑張ります。
土家:内容にこだわりながら、出ている時間は全員が全力を尽くして、圧倒して勝ちます。
神田:圧倒して勝つだけです。それしかないと思っているので、自分たちのやることをやって圧倒して勝つだけです。
山下:今年がラストシーズンなので全てを出し切って、これが4年生だと思われるようなプレーをしたいと思います。
——ありがとうございました!
(取材・編集:慶應スポーツ新聞会 船田萌恵/早稲田スポーツ新聞会 落合俊)
◆第80回早慶バスケットボール定期戦
7月2日(土)@国立代々木競技場第二体育館 女子戦15時〜 男子戦17時〜
3年ぶりに有観客開催となる早慶両校の意地がぶつかり合う伝統の一戦を、ぜひ会場でご覧ください!