【ラクロス(女子)】新年度始動、困難を糧にし飛躍の一年に/2022年度六大学戦

女子ラクロス

3月12日、六大学戦の2試合目が行われ、慶大は立教大と対戦。先制点を決めたものの、その後は相手の激しい追い上げに苦しみ、1-12で悔しい敗戦を喫した。1点目を決めた橋本小夏は、試合後、「今後は右肩上がりでいけたらいいなと思っています。」と語った。

 

六大学戦 vs立教大

3月12日(土)

得点

 

Q

Q

慶大

 1

 0

 1

立教大

 5

 7

 12

 

慶大出場選手

〈スタメン〉

 AT #61大類奏音

AT #71平井友香子

AT #74 秋山雅望

MD #49橋本小夏

MD #93小田切万奈

DF #60矢島玲

DF #10藤澤理彩

DF #68中田晴奈

DF #55屋代真希

G #51藤田瑠奈

 

第1クオーターは開始早々、平井からボールを受け取った橋本が無駄のない動きで勢いよく先制点を決め、幸先の良いスタートを切った。この橋本の鋭いシュートは相手選手の表情を一気に曇らせる。しかし優勢を保つことはできず、攻勢は一転、慶大は苦戦を強いられ立大に次々と得点を許す。激しい攻防戦の中、矢島から秋山へとロングパスが繋がるも、得点には結びつかない。大類も繰り返しシュートを放つが、相手の粘り強い守備に阻まれ、決め切ることはできなかった。慶大は第1クオーターだけで5点を奪われる苦しい展開となった。

クロスを構える橋本

そして迎えた第2クオーター。反撃したい慶大の選手達は懸命にボールを追い、矢代菜奈子がシュートを狙うも決まらない。対する立大は慶大のディフェンス陣の目をかいくぐり着実に得点を重ね、慶大は自陣でのプレーを強いられる展開が続く。ゴーリーの栗山由梨は相手選手の強烈なシュートを防ぎ、小田切は積極的な攻めの姿勢を崩さず何度もパスを繋いだ。しかし照りつける日差しは容赦なく選手達の体力を奪い、苦しい展開に追い討ちをかけていく。相手のペースを思うように崩せないまま会場に試合終了のホイッスルが鳴り響き、慶大は1−12で悔しい敗戦を喫した。

果敢にパスを繋ぐ小田切

今回の六大学戦で、慶大は立大に敗れ、シーズン開始後、初の壁にぶつかることとなった。しかしそれは決して越えられない壁ではないだろう。今回の六大学戦では、明治大と法政大には大きく差をつけて勝利し、総合順位3位という輝かしい戦績を収めた。六大学戦をスタートラインに、慶大はより一層高みを目指していく。今後の選手らの活躍に期待がかかる。

(記事:中西絵理奈)

 

以下、選手のコメント。

 

橋本小夏(1シュートの活躍)

――自身の得点を振り返って。

とても気持ち良く点を決めることができました。

――これからの試合に向けて一言。

今回の試合では、体力不足が課題だと思いました。今後は、右肩上がりでいけたらいいなと思っています。

 

小田切万奈(ディフェンスとしてプレーを牽引)

――試合中、ボールを長く保持しプレーを牽引する姿が印象的だった。自身のプレーを振り返って。

今回の試合に関しては、自分がボールを持ちすぎたのではないかと思っていました。

――これからの試合ではどのようにプレーしていきたいか。

自分がアシストし、周りの皆を活かせるような存在であれたらいいなと思います。

 

湯淺実音(六大学戦の運営を務めた)

――六大学戦を運営するにあたり、心がけたことは。

トップチームだけでなく、幅広い選手が出場できるよう考えました。

――準備などを進めるにあたり、大変だったことは。

色々な要素を鑑みながら多く試合できるように調整するのが大変でした。

――本番を無事迎えることができた。今どのような気持ちか。

時間も少なく大変なことも沢山ありましたが、今日、試合が無事に進行している様子を見て安心しています。

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