今試合も幸先良く先制した慶大だが明学大に思うようなプレーをさせてくれない。それでも小川司(商4・慶應NY)が3得点の活用を見せ辛勝。リーグ戦3勝1分とFINAL4進出に大きく近づいた。
第34回関東学生ラクロスリーグ戦 vs明学大
9月24日(土) @会場非公開
♢スタメン♢
AT #1 中名生幸四郎(経4・慶應)
AT #7 小川司(商4・慶應NY)
AT #30 齋藤侑輝(法4・慶應)
MF #8 神津悠生(商4・慶應)
FO #33 石井ヴィクトール慶治(商4・慶應NY)
LMF #20 末松日向(商4・慶應)
DF #22 小川健(政2・慶應)
DF #16 奥澤拓馬(商2・慶應)
DF #6 吉田結貴(経4・慶應)
G #2 岸晋太郎(法4・慶應)
♢得点♢
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 |
慶大 | 1 | 1 | 2 | 1 | 5 |
明学大 | 0 | 1 | 2 | 1 | 4 |
慶大得点者 | 入谷 | 小川司 | 小川司、貝柄 | 小川司 | ― |
先週の試合が台風の影響で中止になり、2週間ぶりの試合となった慶大は、明学大と対戦。今季のリーグ戦で初の保護者以外の観客と応援がない中行われた。第1Q、フェイスオフで勝利すると中名生幸四郎(経4・慶應)が積極的にシュートを打つなど慶大ペースで試合が始まり、入谷公基(医4・慶應)のショットで先制点を奪う。その後は両チームとも堅い守りを見せスコアは動かなかった。
続く第2Q、開始直後の明学大攻撃を凌いだが、慶大にもパスミスが出てしまう。それでも奥澤拓馬(商2・慶應)が相手の隙を見て自陣からのロングシュートを放ったり、貝柄海大(政4・大宮)が自らボールを運びゴールを狙ったりと果敢に攻める。得点を決められずにいると、相手選手に巧みにディフェンスをかわされて冷静に決められ同点とされてしまう。その直後、フェイスオフに勝ち、シュートが決まったかに思われたが、直前にタイムアウトを取っていたため得点とはならず。しかし、それを挽回するように小川司がロングシュートを決め勝ち越しに成功、小川司は小さくガッツポーズを見せた。
第3Qも開始直後に小川司がシュートを決めリードを2点に広げる。さらに、相手にボールになるもすぐに奪い返すと、貝柄が決めて4-1とする。しかし明学大もこのまま引き下がることなく攻撃。第3Q中盤、パスをつながれ1点を返されると、慶大はその後も2体1の場面を作られ失点を喫した。一時3点差があったものの、第3Qを4-3で終えた。
第4Qも開始直後、中名生や中林翔央(商4・慶應NY)、入谷らが立て続けにシュートを放ち明学大ゴールに迫る。慶大のディフェンス時にはオフェンスエリアにいる中名生が「守り切れ!」と声を出し盛り立てる。その声に応えディフェンス陣が守り抜くと、小川司が今試合3得点目となるロングシュートを決める。しかしその直後に明学大にゴール正面からシュートを決められ再び1点差に迫られる。残り数分になると両チームともタイムアウトを使用するなど緊迫した展開が続く中、慶大は最後まで集中力を切らすことなく戦い抜き試合終了のホイッスル。5-4と明学大に辛勝した。
♢選手コメント♢
3得点の活躍・小川司
――今日の試合を振り返って
今日は我々の油断によって僅差の試合になってしまったのが悔しいです。自分のプレーとしては3点決めきれたことは良かったと思います。チームとてしはもっと点差をつけて勝ちたかったので、思ったとおりの試合にならなかったです。
――チームの攻撃の改善点
個々の「我」、エゴが強いので、それが合えば立大戦のように1Qで6得点以上取れると思うのですが、ぶつかり合って合わないとロースコアで試合が進むことになると思うので、どう自分のエゴを出しながら、逆に出さずにプレーしていくかが今後の課題となると思います。
――次戦に向けて
けがをせずにみんながラクロスをできたらいいなと思います。
DFをまとめる・吉田結貴
――今日の試合を振り返って
もともと点をとって大勝するつもりだったのですが、思ったより苦しい戦いになってしまいました。
――中根(之斗=法4・慶應)さんがいない中での試合
絶対的なリーダーがいなくなりましたが、全員が主体性を持ってできているので、一人一人の良さをみんなが出すようなチームにしたいと思っています。
――今日の試合のディフェンスで良かった点と悪かった点
良かった点はラクロスは点が入るスポーツですが、4点に抑えられたことです。悪かった点は、ケアレスミスやもったいないミスが多かったので、全員で完成度をもっと上げていきたいです。
――次戦に向けて
今日たくさん課題が見つかったので、それを全員で詰めてチーム力を上げて絶対勝ちたいと思います!
(取材:長沢美伸)