【テニス】<男子>単複で相手を圧倒!悲願の優勝へ順調な滑り出し/全日本大学対抗テニス王座決定試合 vs愛知学院大

庭球男子

全日本大学対抗テニス王座決定試合(通称:王座)の戦いがついに幕を開けた。2回戦から登場となった慶大の対戦相手は東海地区代表の愛知学院大。ダブルス、シングルスともに着実に白星を重ね、9−0と快勝した慶大は準決勝へと駒を進めた。

2022年度全日本大学対抗テニス王座決定試合 2回戦vs愛知学院大

@愛媛県総合運動公園テニスコート

3年ぶりに全部員が愛媛に集い王座を戦う

応援にも熱がこもる

○慶大9−0愛知学院大● (複3−0、単6−0)

<ダブルス>

D1

藤原智也(環3・東山)

下村亮太朗(法2・慶應)

2{6−3、6−3}0

大矢祥生・市川剣都

リーグ戦ダブルス全勝の藤原・下村ペアが食らいつく相手を振り切り勝利した。ゲームカウント4−3からギアをあげた慶大ペアが第1セットを獲得。第2セット、相手に流れが傾く時間帯があったものの力強いストロークで攻め続け、結果2−0で勝利した。

食らいつく相手を振り切り勝利

☆試合後インタビュー

——ダブルスを振り返って

藤原:今日の出だしとしてはあまり良くなかったんですけど、後半からしっかり自分たちのダブルスができたのと、しっかり盛り上げてできていたのでよかったと思います。

下村:初戦ということもあって藤原さんも僕も緊張していたんですけど、試合の中で話し合って徐々に修正できたので明日につながるいいプレーができたと思います。

 

D2

有本響(総1・慶應)・

菅谷優作(法1・慶應)

2{6−3、7−6(6)}0

大矢祥生・市川剣都

期待の1年生ペアが王座での初試合で見事勝利をあげた。試合開始直後は緊張が見られ思うようなプレーができなかったものの、徐々に流れを掴み6−3で第1セットを奪う。第2セットはタイブレークまでもつれると、2人で前から攻撃を仕掛けこの試合を制した。

初の王座での試合に臨んだ1年の有本・菅谷

最後はタイブレークを制し勝利した

D3

白藤成(環4・西宮甲英)・

高木翼(総2・関西)

2{6−1、6−1}0

大矢祥生・市川剣都

圧倒的な力で相手を寄せつけず勝利した白藤・高木ペア。1ゲーム目こそ落としたものの6−1で第1セットをものにすると、勢いを殺すことなく第2セットも6−1で制した。

☆試合後インタビュー

——ダブルスを振り返って

白藤:王座初めて出場の高木の組んだんですけど、高木がいいプレーで前半から丁寧だけど積極的に武器を活かしつつやってくれたので、僕はやることに徹して高木が動いてくれたので試合としてはよかったです。

 

<シングルス>

S1

藤原智也(環3・東山)

2{6−0、6−1}0

大矢祥生

エース・藤原が安定した実力を見せた。強弱をつけながら打ち分け相手を翻弄し、第1セット、第2セットをたやすくものにし勝利した。

藤原はエースとしての貫禄を見せた

☆試合後インタビュー

——シングルスを振り返って

藤原:調子が良くて、自分の思うようなテニスができました。相手も結構プレッシャーを感じてくれていたので、それに関してはよかったかなと思います。

 

S2

白藤成(環4・西宮甲英)

2{6−0、6−3}0

市川剣都

白藤のサーブ、ストロークが冴えわたった試合となった。6−0で第1セットを奪うと、第2セットでは3ゲーム取られながらも冷静なプレーで最後まで相手を寄せ付けず勝利をおさめた。

勝利後、笑顔を見せる白藤

☆試合後インタビュー

——シングルスを振り返って

白藤:前半は丁寧にやって、後半はサーフェスに合わせて自分が何ができるかを探りながらやりました。余裕を持ちつつ自分のやることを明確にできたのでいい試合でした。

 

S3

林航平(理3・名古屋)

2{6−0、6−1}0

衣川信繁

落ち着いたプレーで完勝。第1セットを相手に1ゲームも与えずに完璧に奪取すると、第2セットでも流れを切らすことなく冷静に試合を運び2−0で勝利した。

落ち着いたプレーで快勝した林

S4

下村亮太朗(法2・慶應)

2{6−0、6−1}0

山田直輝

リーグ戦負けなしの下村が王座でも快勝した。長いラリーから相手のミスを誘い6−0で第1セットを先取。第2セットでも安定した戦いで相手を圧倒し、リーグ戦からの連続無敗記録をさらに伸ばした。

☆試合後インタビュー

——シングルスを振り返って

下村:風が強くてやりづらい部分もあったんですけど、しっかり修正しながら自分の強みで勝負できたので、明日勝つことで今後の勢いにもつながると思うので明日も頑張りたいです。

 

S5

今鷹洸太(商3・慶應)

2{6−2、4−6、10−3}0

天野裕也

両者の力が拮抗した試合となった。左右に振り分ける相手に今鷹も食らいつき、互いに一歩も譲らない一進一退の攻防となる。約1時間半に及んだ第1セットをものにするも、第2セットは粘った末に落としてしまう。最後は集中力を見せた今鷹がこの試合を制した。

接戦をものにした今鷹

S6

菅谷優作(法1・慶應)

2{6−1、6−3}0

伊藤厚陽

ダブルスで王座初勝利をあげた菅谷がシングルスでも躍動した。第1セットにはサービスエースも光り6−1で取ると、第2セットでは部員の応援を力に変えて勝利をおさめた。

仲間の応援を力に戦い抜いた

ベンチには兄・拓郎(商4)が入った

☆試合後インタビュー

——試合を振り返って

菅谷優作:ダブルスは王座の初戦ということもあってなかなか動きの硬さがとれなかったですけど、最後勝ち切れたことでシングルスにもいい影響があって自分のやりたいプレーができたと思います。

☆試合後インタビュー(特別編)

——一番近くで弟・優作選手の試合を見て

菅谷拓郎:ずっと一緒にテニスをしてきたのでいろいろな感情がありますけど、兄弟関係というよりもチームの一員として応援しているという方が強いです。ただ、勝った瞬間は兄弟として普通の部員が勝つよりもより一層嬉しい気持ちは強いです。

——試合中はどんな声掛けをしていたのか?

菅谷拓郎:兄弟なので試合中に弱きになる場面とか自分と似ているところもあるので、ミスしたときに本人は試合をしていて熱くなっているので客観的に冷静的に見てメンタル部分のアドバイスをしています。

(取材:船田萌恵)

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