【ラクロス(女子)】圧巻の勝利、超攻撃型ラクロスで掴んだ関東1位/関東FINAL vs立大

女子ラクロス

11月6日、関東学生ラクロスリーグ戦の女子決勝が行われ、慶大は立大と対戦。14―5で勝利を収め、関東1位の座に輝いた。主将の川久保博子は、「得点者にもばらつきがあって、皆が活躍して勝つことができた試合だと思う」「日本一に向けて引き続き慶應の超攻撃的なラクロスで勝利を掴みたいと思いますので、応援よろしくお願いします」と語り、笑顔を見せた。

FINAL vs立大

11月6日(土)

得点

 

Q

Q

Q

Q

慶大

 4

 5

 14

立大

 1

 2

 5

 

慶大出場選手

〈スタメン〉

 G #51藤田瑠奈

DF #60矢島玲

DF #10藤澤理彩

DF #68中田晴奈

MD #49橋本小夏

MD #33山本真菜美

MD#88川久保博子

AT #71平井友香子

AT #3 秋山美里

AT #74 秋山雅望

 第1クオーターは橋本がドローでボールを奪い、パスを繋いでゴール付近までボールを運ぶ。そして試合開始2分、立大のファウルにより、川久保のフリーシュートとなる。川久保は体制を立て直すべくボールを山本にパスし、その後平井へ。平井はしっかりとゴールを見据え、素早い動きで先制点を決めた。試合の流れを掴んだ慶大は、直後のドローでもボールを奪取。藤澤から橋本にロングパスが繋がり、一気にゴール前まで来たボールを秋山美が受け取ると、そのままシュートを決める。試合は再度ドローからスタートするが、ボールは立大選手へ。しかし慶大はグラウンドボールを見事獲得し、橋本からゴール前の川久保へとパスが繋がる。川久保の放ったボールは真っ直ぐにゴールに吸い込まれ、見事3点目が決まった。その直後、立大は激しい攻めを見せ、第1クオーター終了3分前に1点を返したが、試合の主導権は依然として慶大のままであった。立大のシュートからわずか2分後、橋本からゴール前の平井へとパスが繋がり、平井は見事なアンダースローで1点を追加。慶大は3点リードで第1クオーターを終えた。

ゴールを決めるキャプテン川久保

続く第2クオーターでは、開始早々秋山雅のフリーシュートが決まり慶大は1点を追加する。ドローから再スタートし、一度ボールは立大の選手に渡るも、ゴール付近での立大ディフェンス陣のパスを秋山雅がカットし、秋山美にパス。ボールは平井へと渡り、そのままシュートが決まった。慶大の素早さに立大は追いつくことができず、その後も慶大優位の展開が続き、開始6分、岩本藍(商3・慶應NY学院)が1点を追加。慶大はディフェンスの選手も含む全員がハーフラインを越えて相手陣でプレーし、立大にプレッシャーを与える。しかしファウルにより立大にボールが渡ると、立大選手は一気に駆け上がりシュートを決めた。攻守のバランスが難しい局面ではあったが、慶大の攻めの姿勢は崩れることは無かった。直後にはボールを手にした平井が鮮やかなスタンディングシュートを決める。立大も負けじと対抗し、残り3分で1点を返すが、慶大は動じることなくリスタート、パスを繋ぎ、岩本が再びシュート。慶大は6点リードで第2クオーターを終えた。

得点を喜ぶ71平井(画面中央左)

第3クオーター、開始3分にして平井からパスを受け取った西股莉々子(法4・慶應女子)がシュートを決め、第2クオーターまでの流れを引き継ぐ。その後もボールをキープしながらシュートのチャンスを伺い続け、川久保、岩本、平井にパスが繋がり、遂に平井がシュート。11点目を決めた。その後は少々パスが乱れ立大にボールが渡る場面もあったがすぐにインターセプトし、再びゴール前へ。そして開始12分、川久保のパスを受け取り矢代菜奈子(環3・同志社)が12点目を決めた。立大も必死でボールを奪い取りシュートを放つが、ゴーリー藤田のナイスセーブが光り決まらない。慶大は9点リードに差を広げ、依然として良い流れで第3クオーターを終えた。

ボールをセーブする藤田

そして迎えた第4クオーター。第3クオーターまででしっかりと構築された慶大優位の流れをそのままに、開始2分、川久保からボールを受け取った山本が、華麗なランニングシュートを放ち、13点目を決める。しかし試合開始5分、立大選手にボールが渡ると、慶大は対応が間に合わず、惜しくも1点を返される。さらにその約5分後には、慶大のファウルにより立大のフリーシュートとなり、またもや立大にシュートを許す展開に。しかし慶大選手らは動揺を見せずすぐに立て直し、残り時間4分、杉山晴夏(法4・洗足学園)のフリーシュートが決まる。試合終盤は両者ボールを奪い合い混戦となるが、相手の得点を防ぎ、見事14―5で勝利を掴んだ。試合終了のホイッスルが鳴り響くと、選手らは笑顔で抱き合い、観客席は喜びに湧いた。

勝利の喜びを分かち合う選手達

関東1位達成は、5年ぶりの快挙。日本一まであと一歩、大きな期待がかかる。

 

以下、選手のコメント。

川久保博子選手(主将としてチームを牽引)

――今日の試合を振り返って。

14点という決勝の最高得点を取ることができて非常に嬉しく思います。また、得点者にもばらつきがあって、皆が活躍して勝つことができた試合だと思うので、そこも嬉しく思います。

――この試合の勝因はどこにあったとお考えですか。

「隙間の制覇」というのをこの試合のテーマとして掲げていました。グラボ(グラウンドボール)であったりとか、ドローのボールなど細かいところまで意識して、相手と一対一の勝負で勝てたということが、大きい勝因だと思います。

――日本一達成に向けて意気込みをお願いします。

引き続き慶應の超攻撃的なラクロスで勝利を掴みたいと思いますので、応援よろしくお願いします!

 

平井友香子選手(今試合5得点の活躍)

――今のお気持ちは。

日本一に向けていい流れを作ることができました。また、決勝で14点取れたことは攻撃力を高めてやってきた結果なので、嬉しいです。

――5得点の活躍、ご自身のプレーを振り返って。

チームとしてやってきたことが上手くはまって、私だけでは取れなかった点数だと思うので、チームみんなで取れたという印象で、嬉しく思います。

――次戦への意気込みをお願いします。

慶應の攻撃スタイルを変えずに全国でも圧勝して日本一を取りたいと思います!

 

 (記事:中西絵理奈 撮影:長沢美伸)

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