蹴球部はグッズサイト・試合会場にて「2022 YEARBOOK KEIO UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB」を発売中。今回はその内容をご紹介する。
毎年ラグビー対抗戦・選手権大会では各大学マネージャーを主体として、会場でグッズ販売が行われている。例を挙げれば、今年の対抗戦における早慶戦は100周年ということで、両校の共同制作によって特製Tシャツが発売された。また蹴球部オリジナル水筒を製作したことは弊会の記事でも取り上げた。
そんなグッズの一環として毎年蹴球部が特に力を入れて製作するのが「イヤーブック」である。これはレギュラー選手はもちろん、下級生やスタッフまで全員が掲載され、その裏話などを垣間見ることもできる貴重な資料である。今回はその一部をお見せし、見所を紹介する。
①監督・選手インタビュー
こちらは文字通り監督や今野主将、鬼木・佐々木副将などの主力メンバーによる自身の役割、昨季の振り返り、今季の抱負などが取材されている。
このパートは慶應スポーツ新聞会が取材に全面的に協力させていただいた。編集長やラグビーチーフ、さらに期待の1,2年生によって行われ、学生の視点からの質問なども盛り込まれている。
インタビューの中で注目選手として名前が複数挙がった栗田大次郎(経4)は今季の対抗戦でスタメンを勝ち取り、勢いそのままに選手権にも挑む飛躍のシーズンとなった。予言というわけではないが、夏の時点での彼らの視点と、現在の蹴球部の躍動を照らし合わせてみるのも一興と言えよう。
②注目選手
ここでは各学年別に注目選手をピックアップ。ラストイヤーに懸ける4年生はもちろん、来年以降のチームの要となる下級生も取り上げられている。シーズン途中からスタメンをもぎ取った今野椋平(環1)や三木海芽(総3)など、試合からだけではなかなか見えない彼らの姿を知ることができる。
③部員名鑑
ここには今年の蹴球部員が全員紹介されている。選手はもちろんトレーナーや主務・マネージャーなど、チームを裏から支える部員たちもここからチェックできる。4年生選手の記録用とするもよし、3年生以下の部員を見て来年のスタメンを予想してみるもよし、選手たちの小さい頃の夢を読んで驚くもよし。読み方は無限大だ。
④春シーズン総括
2022年春の蹴球部の試合はここで確認。蹴球部員から見たMVP、試合の振り返りが描かれている。春季大会で慶大は筑波大と引き分けたが、このページで三木は「秋シーズンでは勝ちきることにこだわりたい」と寄稿。その言葉は秋の対抗戦で現実となった。得意のタックルやラインアウトが決まって雪辱を果たした。(記事はこちらから!)さらに春季大会で敗北した流経大には選手権大会の初戦で快勝(記事準備中)。今シーズンの活躍を知ってからここを読めば、春からの成長が確認できること間違いなしだ。
これ以外にも紹介したい部分は山ほどあるが、今回はここまで。
我々もイヤーブックを手にしてそのリサーチの奥深さや詳細さには驚かされるばかりだった。ぜひ1冊手に取り、試合観戦のお供や今季の慶大蹴球部の回顧録の1ピースとして見てはいかがだろうか。
今日ご紹介したイヤーブックは蹴球部オフィシャルグッズサイトで発売中。また、本日12/25(日)に大阪府・ヨドコウ桜スタジアムで開催される大学ラグビー選手権大会準々決勝・京都産業大学戦前にも販売される予定だ。現地で応援される塾生・塾員のみなさまにおかれましては試合前にテントに寄られることを強くお勧めしたい。それもまた蹴球部の応援に繋がり、日本一を目指す原動力の一端をも担えることだろう。
(記事:東 九龍)