【ホッケー(女子)】絶対王者・山学大に大敗、秋季リーグ開幕戦は黒星スタートに/関東学生ホッケー秋季リーグAプール第1戦vs山梨学院大

慶大の秋季リーグ開幕戦。対戦相手は、関東学生ホッケー1部リーグ57連覇中の山学大となった。慶大は第1Qから防戦一方の戦いを余儀なくされ、PCをきっかけに得点を積み重ねられ、第1Qで3失点を喫する。その後も絶対王者・山学大の猛攻を止め切れず、第2Qに3失点、第3Qに4失点、第4Qに2失点と大量失点。攻撃に関しても、山学大の鉄壁守備陣を前にシュートを放つことができず、完封負け。慶大の秋季リーグ開幕戦は完敗の黒星スタートとなった。

 

令和5年関東学生ホッケー秋季リーグ

 

 

9/17(日) 13:40試合開始 @大井ホッケー場メイン

 

 

 

第1Q

第2Q

第3Q

第4Q

合計

慶大

山学大

12

 

スタメン

 

GK 久保田夕雅(経4・慶應湘南藤沢)

 

DF 斎藤由希子(経4・慶應女子)、山岡怜奈(法3・Dwight School London)、坂田絢音(経4・慶應女子)、笹山美由希(法3・桐光学園)

 

MF 岩越美佳(法2・慶應女子)、村岡咲音(商3・慶應女子)、楫野彩貴(法4・国際基督教大高)

 

FW 尾関恵真(経2・慶應湘南藤沢)、峰岸未来(経4・慶應女子)、曽我部千紗(法3・Fleetwood Park Secondary school)

 

 

慶大の秋季リーグ開幕戦。対戦相手は、関東学生ホッケー1部リーグ57連覇中の絶対王者・山学大。厳しい試合展開が予想される中、上位進出へ向けて、どれだけ失点を少なくするかが重要な試合となった。

秋季リーグ開幕戦

慶大ボールで試合開始。何とか先制点を奪いたかった慶大だったが、第1Q序盤から山学大の猛攻にあう。3分、慶大は山学大にPCを献上すると、このPCをきっちりと決められ先制点を許す。その後はGK久保田夕雅(経4・慶應湘南藤沢)が最後列から適切な声掛けで山学大の攻撃の芽を摘み、得点を与えない。しかし、11分に再びPCから得点を許し2失点目。さらに終了間際には、フィールドゴールから失点を喫し3失点目。第1Qから大きくリードを許す苦しい試合展開となった。

PCから失点

第2Qも山学大の攻撃は止まらず、PS、PC、フィールドゴールと様々な形で得点を奪われ、点差を6点に広げられる。攻撃陣もボールを果敢に前へ運ぼうとするも、山学大の鉄壁守備陣に阻まれサークル内にすら入れず。得点の機会を作れないまま前半は終了し、0-6で試合は後半へと進む。

PSからも失点を喫する

エンドが変わった後半も、山学大は攻撃の手を緩めることなく慶大ゴールへ迫り続ける。GK久保田が好セーブを見せるなど、慶大守備陣も意地を見せたが、山学大のピッチを広く使った攻撃に翻弄され大量失点。慶大攻撃陣も次戦へ良いイメージを持つために一矢報いたかったが、ボールを保持する時間が短く、山学大守備陣にシュートすら打たせてもらえず完封負け。慶大の秋季リーグ開幕戦は絶対王者・山学大の前に0-12の完敗となった。

苦しい試合展開となった

上位進出へ向けて、少ない得失点差で試合を終えたかったが、終わってみれば12失点・完封負けと山学大の前に完敗。ただ、大量失点となったものの、守備陣には成長が見られた試合とも言える。上でも記した通り、GK久保田が最後列から常に声を掛け続け、守備陣に適格な指示を送ったことでフリーの選手を作らせず、1対1で山学大の攻撃を止めるシーンも目立った。次戦の早大戦では第1戦での反省も踏まえてチーム一丸となり、上位進出へ向けて勝ち点3を獲得してほしい。また、春の早大戦を無得点で終えた悔しさを晴らすためにも、攻撃陣の奮起に期待したいところだ。

守備陣は成長を見せた

 

次戦 秋季リーグAプール第2戦 9/24(日) 16:00~ vs早大 @大井ホッケー場メイン

 

▽以下、選手コメント

DF斎藤由希子(経4・慶應女子)選手

守備の要としてチームを引っ張った斎藤

——強豪・山学大が相手ということで、厳しい試合展開でしたが、どんな思いで試合に臨みましたか?

厳しい試合になるというのは元々わかっていたことなので、声の量や大きさでは負けず、空気が沈まないようにということを意識して臨みました。勿体無いミスを減らして少しでも点を入れられないように心がけました。

 

——試合を振り返っていかがですか?

厳しい試合展開ではありましたが、個人個人のディフェンス面での成長などを感じられたのでよかったと思います。しかし、組織的な動きなど多くの反省点もあるのでしっかりと練習し次に繋げていきたいです。

 

——次戦の早大戦に向けて意気込みをお願いします!

春では1点も入れられなかったので、しっかりと点を決めて勝ち切りたいと思います。

 

(取材:金子拓登)

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