前日の完敗に引き続きこの日も悔しい試合となった。秋季リーグ第4戦。相手は昨季のインカレチャンピオンの順大。慶大は昨日の嫌な流れを断ち切れず連日のストレート負け。3連戦の2試合目、強敵との試合が続く中でなんとか勝利を掴みたいところだったが、前日同様強豪相手に力の差を見せつけられた。
9月18日(日) 秋季関東大学1部リーグ 慶大―順大 @専修大学体育館
得点 | ||||
慶大 | セット | 順大 | ||
0 | 22 | 1 | 25 | 3 |
23 | 2 | 25 | ||
19 | 3 | 25 |
1セット目は順大のサーブから。慶大は星谷(理2)のクイックで先制すると野口(環1)のサービスエースなどで連続ポイントを取り、3-1と上乗の滑り出しをみせる。そして相手のサーブカットを崩し着実にスパイクポイントを決める。しかしここから順大にブロックが決まりだす。慶大はチャンスボールを決められず、スパイクミスなどで4連続ポイントを許し11-16に。その後途中交代で投入された丸谷(環1)、エース岡田(商2)のスパイクが決まり出すもレシーブ、サーブカットにミスが出て結局22-25。第1セットを落とす。
続く2セット目。サーブミス、スパイクミスさらには順大にブロックも決められるなど1セット目の嫌な流れを断ち切れない。だが岡田のスパイク、ブロック、そしてレシーブも上手く連携し14-11とリードを奪う。しかしサービスエース、ブロックなどでまたしても流れは順大に。終盤間宮(政3)の活躍で粘りをみせるも23-25でこのセットを落とす。
2セットを先取され、後がなくなった慶大。慶大はこのセットから柳田(環1)にかわり丸谷がスタートから入る。序盤慶大は間宮にボールを集め、ローテを回していく。5-3と滑り出しに成功。さらに間宮、星谷(理2)のサービスエースでポイントを奪い、8-4となりたまらず順大はタイムアウト。しかしここからが続かなかった。順大にスパイク、ブロックと連続ポイントを重ねられ、14-14から一気に5連続ポイントを奪われる。終盤以降も順大の高さを意識してかのスパイクミス、レシーブミスが続く。結局19-25で第3セットが最終セットとなり順大の前にストレート負けを喫した。
「高いブロックに攻撃が通用しない」。監督の言葉通り攻撃は順大の高さに阻まれ、さらにそれを意識してスパイクミスとなる場面が目立った。前日の東海大戦に比べサーブで崩す場面もみられたが、2段攻撃で簡単にサイドアウトを奪われ、連続得点がなかなか奪えなかった。昨日、今日と強豪相手にストレート負けの完敗。しかし下を向く暇はなく明日すぐに日体大戦を控える。今日の試合を糧に慶大バレーの底力を見せて欲しい。
By Tomohiro Sugawa
コメント
宗雲監督
(今日の試合を振り返って)上手くいかないですね。持っているものの半分も出せませんでした。それだけ向こうにディフェンスもオフェンスも押されているってことだと思います。(敗因は)高いブロックに攻撃が通用しないのと相手の高いサイドの攻撃を拾いきれない、昨日と今日といい、ちょっとお手上げ状態ですね。(スパイクミスも目立ったが)高さにプレッシャーをかけられて、スパイカーっていうのはブロックされるのが一番いやなのでそれでスパイクミスも結構目立ってましたね。(序盤順大のレシーブをサーブで崩す場面もあったが)そうですね、ただ崩れたところを点数にすることができなかったです。チームが守りに入ってないですかね。先週勝ったことで何かチームが守りに入っている気がしますね。向かっていく気持ちがないんですよね。何か喰ってやろうっていう気持ちが欠けてる気がします。自分達が10の力、相手が8の力でやっと勝てる相手なのにこっちが8になったり6になったりしてて最初から10出てないんですよね。(明日の日体大戦に向けて)昨日と一緒で切り替えてやるしかないですね。出場選手
レフト | 柳田将洋(環1) |
セッター | 野口剛志郎(環1) |
センター | 星谷健太朗(理2) |
レフト | 岡田拓巳(商2) |
ライト | 間宮秀太(政3) |
センター | 稲田聡典(環1) |
リベロ | 前田優介(環3) |
途中出場 | 渋谷隆太(環4) |
丸谷将大(環1) | |
前田滉介(環2) | |
益田万太郎(政2) |
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