【バスケ】立ち上がりからブレーキ、終盤の追い上げも届かず敗戦!拓殖大戦

最上級生としてプレイでチームを鼓舞した春本

第87回関東バスケットボールリーグ戦

2011/9/17(土)@早稲田大学戸山キャンパス記念会堂

慶大‐拓殖大

1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 11 26 24 25 86
拓殖大 23 35 24 23 105

関東大学バスケットボールリーグ戦は3週目に突入。慶大は春から目に見える成長を遂げるも、今のところ1勝3敗とやや苦しい状態である。慶大の課題となっている入りで、いかに慶大ペースに持って行けるかが鍵となる。連敗を止めるべく、拓殖大学との試合に臨んだ。

慶大のスタメンは家治主将(環4)、桂(法3)、蛯名(法2)、中島(総2)、伊藤(環1)

副将金子は持ち前の爆発力を発揮できるか

1Q序盤、慶大は順調に得点を重ねるも、拓大も着実にシュートを決め、交互に得点していく展開に。しかし徐々に慶大の歯車が狂い始める。だんだんミスが増えていき、また相手の厳しいディフェンスに阻まれ、思うようなオフェンスができず、慶大の得点板が凍りつく。また、拓大オフェンスも容易に止めることができず、11‐23と12点ビハインドで1Qを終える。2Qは拓大のオフェンスが慶大に牙をむく。慶大は家治を中心に食らいつくも点差は縮まらず、2Q開始4分のところで慶大はたまらずタイムアウトを要求。流れを変えたい慶大はオールコートディフェンスを敢行するも、拓大の得点は止まらず。最後の1分で慶大は蛯名、矢嶋(総2)らの3連続得点で差を縮めるも、37‐58とさらに点差を広げられて前半を折り返した。

3Qに入ってからも慶大は流れに乗れず、拓大に簡単に得点を許してしまう。しかし、金子副将(環4)、春本(環4)らの投入により徐々に慶大ペースに。インサイドでは本橋(環2)が奮闘し、力強いプレーでチームを盛り上げる。そして終了間際には家治がスリーポイントを沈めるも、序盤の失点が響き、61‐82と点差が縮まらないまま最終Qへ。何としても追い付きたい慶大は金子、春本を中心にタイトなディフェンスを展開。スティールやリバウンドからの速攻といった慶大本来のバスケに戻り、着実に点差を縮めていく。しかし、拓大も早い展開の勝負を挑み、そして拓大の連続スリーポイントで万事休す。慶大は追い上げるまでには至らず、86‐105で黒星を喫した。

この日チームトップの得点だった主将家治

「序盤の勝負所でのターンオーバーが多かったことが今日の敗因」(家治)というように、今回も前半の立ち上がりで大きく離されてしまった慶大。後半はいい勝負をしていただけに、より一層立ち上がりの悪さという課題は深刻さを増していく。しかし、この課題を克服できれば、慶大はさらなる飛躍を遂げることができるはずだ。更にリーグ戦で一番大事なこと、それは試合を通じていかに成長できるかということである。一つ一つの課題を克服していくことがこれからの慶大の成長につながっていくだろう。

by   Ryota Mizushima

コメント

家治主将

最近特に入りがよくなくて、入りをしっかりやろうと話していたんですけど、序盤の勝負どころでうちの方がターンオーバーが多かったことが今日の敗因だと思います。(ターンオーバーの原因については)いつも色々話し合って、考えているんですけど、やっぱりまだちょっとずつ一人一人がずれているんだと思います。パスをもらう方と出す方のかみ合いがまだうまくいってないと思うので、練習では5人でコミュニケーションをとりながら合わせていくということを意識してやっていきたいです。(前半のオフェンスについて)うちの足が止まったっていうのもあったんですけど、セットプレーになったらみんながボールマンを見ちゃったりしていて、まだ動きの中でシュートのタイミングとかを確認できてなかったんで、そこがセットプレーがうまくいかなかった原因だと思います。(4連敗について)1試合ずつって考えてやっているので、負け癖とかはつかないように声をかけているんですけど、そろそろ切りたいなっていうのはあります。(次の試合に向けて)専修大は今日の相手と打って変わって高さで勝負してくるチームなので、そこにしっかりアジャストできるように、もう一回共通理解を深めて、頭の中を整理して臨みたいです。

春本

出だしでやっぱり離されてしまって、その流れを断ち切れませんでした。(途中出場で流れが変わったと思うのですが、意識したことは)やっぱり途中出場が多い中で、常に意識していることは、自分が入って、何かをして、アクションを起こすことです。流れを変えるっていう強い気持ちを持って、常にコートに入るようにしています。(4連敗の中、チームの雰囲気については)雰囲気はあんまりいい状態ではないですね。ただ、試合に入る前の段階では、すごいチームの雰囲気が良くて、いざ試合になってしまうと、弱腰になってしまうということが見られます。自分たちのプレースタイル、カラーを出せば、勝てない相手ではないと思うので、チームの雰囲気は良くないですけど、まだいけると思います。(敗因はチームカラーがだせてないことか)自分たちのプレーを出そう出そうと言っているんですけど、それに相手がいるんで、そこに対応して、自分たちのプレーを変化させていかなければならないんですけど、そこがうまくいっていないのが一つの原因かなと思います。(リバウンドでの貢献などが目立ちましたが)途中出場なので、リバウンドだったり、ルーズボールだったりっていう流れを変えるプレーは点をとるだけではないと思うので、とにかく出してもらっている時間は、リバウンドだったり、ルーズボールだったり、全部、常に全力で追うようにしてるので、そこがいい結果に繋がったんじゃないかなと思います。(専修戦に向けての意気込み)選手はフィジカルが強くて、チームカラーも真逆のようなチームなので、強い気持ちを持って、負けないように頑張りたいと思います。

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