秋の訪れを感じさせない猛暑の中、9月18日に慶大はJr.選手権第二戦を迎えた。強豪、帝京大相手に前半からスピードを生かした素早い攻撃で一進一退の攻防を見せた慶大が、帝京大の堅い守備を破り、26-22で劇的な逆転勝利を決めた。東海大、帝京大と強豪相手に開幕二連勝した慶大がこのまま優勝を目指す。
関東Jr.選手権 9/18(日)14:00KO@帝京大グラウンド
得点 | ||||
慶大 | チーム | 帝京大 | ||
前半 | 後半 | VS | 前半 | 後半 |
2 | 2 | T | 2 | 2 |
2 | 1 | G | 0 | 1 |
0 | 0 | PG | 0 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
14 | 12 | 小計 | 10 | 12 |
26 | 合計 | 22 |
T=遠藤、鈴木貴裕2、猪狩
G=高田3
出場選手 | 交代選手 | |
1.PR | 小田 基貴(商3) | |
2.HO | 神谷 哲平(総1) | →後12分中尾 廣太朗(環2) |
3.PR | 山田 亮介(環3) | →後12分奥羽 慧(法2) |
4.LO | 佐藤 大朗(総3) | |
5.LO | 遠藤 洋介(環3) | |
6.FL | 宮内 涼佑(総4) | →後29分森川 翼(環1) |
7.FL | 三輪谷 悟士(総4) | →後0分濱田 大輝(総2) |
8.NO8 | 木原 健裕(総1) | |
9.SH | 郡司 光太(法4) | →後25分猪狩 有智(経2) |
10.SO | 高田 英(経3) | |
11.WTB | 鈴木 貴裕(経3) | →後25分柴田 浩平(政2) |
12.CTB | 川原 健太朗(環1) | |
13.CTB | 柴田 クマール サンディープ(総4) | →後0分甲斐 鑑(理3) |
14.WTB | 浦野 龍基(政1) | |
15.FB | 武藤 拓也(総2) |
前半、風上ということで、帝京大から先制のトライを奪い勢いに乗りたい慶大だったが、帝京大の大型Fwd陣にスクラムで押されるなど、なかなか敵陣に入れない。劣勢が続く慶大が大型Fwd相手に心がけていたのは速く、低いタックル、そして「二人がかりでのファイト」(SO高田・経3)。「自分たちのラグビーが通用した」(LO佐藤・総3)というように、SH郡司(法4)などの激しいタックルで危なげなく攻撃を防いでいく。双方、ハンドリングミスは少ないものの、力だけでない帝京大の順目の素早いパス回しに翻弄され、遂に前半21分、自陣深くでスクラムを起点に押し切られ先制のトライを決められる。風を味方につけて、反撃に転じたい慶大は前半30分、WTB鈴木(経3)の必死の走りで敵陣に攻め込むと、それを口火に慶大Fwdの力強いチャージにBKs陣もこたえ、最後は抜け出したLO遠藤(環3)が押し込みトライ。コンバージョンキックをSO高田が落ち着いて決め7-5とリードする。そこから勢いに乗った慶大は、やはりスクラムでは押されるものの、相手に引けを取らないタックルなどでプレッシャーを与え、帝京大にハンドリングミスを誘う。そして前半37分、慶大は相手のハンドリングミスからボールを奪い、突破したWTB鈴木がトライを決める。しかしすぐさま帝京大にフィールドを広く使ったサイド攻撃でトライを奪われる。結局、二本のコンバージョンキックを決められなかった帝京大に4点差をつけ、14-10で前半を折り返す。「風上だったので(ボールが)結構飛びました。」(高田)という高田のキックが光った。
ハーフタイムに「慶応らしいラグビーをしよう。」と田中監督が喝を入れられ臨んだ後半だったが序盤から攻め手を欠いていた帝京大が息を吹き返す。後半5分、敵陣深くでのスクラムから慶大の未だ安定しないFwd陣が押し切られトライを奪われると、続けて8分慶大のスローフォワード、オフサイドからチャンスを作った帝京大に連続のトライを決められ、22-14と慶大は引き離される。しかし「敵陣で勝負すれば絶対に得点できるという自信があった。」と言うFL宮内ゲームキャプテン(総4)を中心に、決して心が折れることはなかった。後半16分、前半ほど慶大はタックルが決まらないものの、今度はBKs陣が奮起し敵陣深くマイボールスクラムから出たボールを広く展開し、FL宮内→No.8木原(総1)とつなぎ、抜け出したWTB鈴木が前半に続きトライを決め、19-22と僅差に詰め寄る。その後はまさに一進一退の攻防が続く。帝京大の猛攻をタックルで防ぎ続け迎えた後半終了間際に試合が動いた。マイボールでのラインアウトからラックを中央に形成し、出たボールを拾った途中出場のSH猪狩(経2)が中央から抜け出し、追いすがる相手を振り切り待望の逆転トライ。この日、好調のSO高田がこのキックも決め、26-22と試合終了間際で逆転に成功した。ロスタイムに帝京大の猛攻を間一髪封じ込めた慶大がそのまま勝負を決めた。
劇的な逆転勝利でJr.選手権、開幕二連勝を飾った慶大。体格のいい選手を相手に、低く速いタックルは功を奏したが、「スクラムではほぼ100%押されていた。」(田中監督)というようにセットプレーの安定性では課題が残る試合だった。その課題を克服した慶大の今後の活躍を期待したい。
【ケイスポ的MOM】ここ一番での勝負強さが光る・猪狩
後半39分、逆転のトライを決めた猪狩には躍動感があった。「狙っていた。目立ちたかった。」というように密かに好機を伺っていたこの男は、最後のチャンスをものにした。怪我明けで決して好調とは言えなかった。それでも「気持ちで勝てていた。」と、怪我を感じさせないランで他の追随を許さない。あくまで目標はAチーム、彼はまだまだ満足していない。
By Dai Miyamoto
コメント
田中監督(今日の試合の勝因は)帝京さんにとっては初戦、うちにとっては開幕二戦目、帝京といったチャンピオンチームとの試合でしたが厳しい試合になることは分かっていました。厳しい局面でもどれだけ辛抱出来るかが今日の勝負の決め手だったと思います。その中で選手たちが諦めることなく勝負に挑んで、やってきたことをしっかり取り組んだということが今日の試合の収穫であって、執念の勝利だったと思います。ラグビーというスポーツは、力、技術いろいろあるけど、やはり心の部分は大切であって、そこが最後まで切れなかったことが勝因であったと思います。(体の大きな帝京相手にどんな対策をしたか)ひとえにもタックル、一発目から一人が低いタックルから入って、相手の下に入ることで、動きを止め、勝機を見出していくということで、タックルに焦点を当てていました。(後半立て続けに失点しましたがどのように考えていたか)帝京グランドに来て、非常に風が強いと最初に思いました。前半有利に進められたのは風上だったということ、後半は風下で相手にテリトリーを取られてしまって、そこから自陣で戦っていたので非常に苦しかったです。どうしても自陣に釘付けになって、敵陣で戦うというゲームプランがうまくいかなかったことが、失点したことの原因だったと思います。(今日の試合の具体的な収穫と反省)一番の収穫は勝ったということ、競り勝ったということ。大きい帝京に対して低いタックルで止めることでどういう戦い方をすれば体の大きい相手と互角に戦えるかを分かったこと。ただコンタクトフェーズで負ける場面があったり、スクラムでほぼ100%押されていた、あるいはホイール、自分たちでコントロールできなかったところが多かったので、そういったところでスクラムというよりもセットプレーの安定性を上げていかなければならないです。(今日の試合でゴール前での粘りがあったと思いますが)前半が終わってハーフタイムで僕が何を言ったかというと4点勝ってるということはすべて忘れようと、今日は点差ではなくて、40分間戦うことではなくて、目の前のプレーだけを一瞬一瞬集中していくことで最終的に勝ってる試合をしようと言いました。あと最後に慶応らしいラグビーをしようと、今までやって来た慶應のラグビーを信じてやろうと言いました。結局慶應が信じてきたラグビーをすることで、気迫、あるいは粘りであったりといったことが実践できたことはとても嬉しいことで、これも大きな収穫だったと思います。(次の試合までかなり日が空きますが)僕らはこのあと日体大との対抗戦があって、つぎは前半戦での大きな山場である筑波戦があって、その次に明治という形になるので、まずは目の前の試合を戦っていくことで見えてくるのが明治戦だと思います。まだどんなメンバーでやるかとかはまだはっきり決まってないですし、出来ることを毎日やっていくしかないし、もちろん目の前の相手には全て勝つと、勝つためにはするべきことを考えてしっかり練習に取り組むこと、勝つための努力をしっかり積んでいこうと思います。
FL宮内ゲームキャプテン
(今日の試合を振り返って)かなり厳しい試合だったんですけどなんとか大きい相手に勝って、勝利をつかみとれたのがよかったと思います。(今日のゲームプランは)とにかく帝京は敵陣にいると強いので僕たちの敵陣でプレイしようということを意識してやってました。(前半リードして後半劣勢でしたがどんな気持ちだったか)かなり厳しい展開になってるなあと思ったんですけど、絶対相手陣で勝負すれば得点できるという自信があったので、心が折れることはなかったです。(Fwd戦での出来は)重たい相手にいい勝負できたと思います。(体の大きい相手への対策は)僕たちは走ることを意識しました。(タックルの出来は)それはまちまちで、出来たところもあって出来ないところもあったという感じです。チームとしてはなかなかドライブされているところもあったので良かったところもあって良くないところもあったんじゃないかなと思います。(次の試合に向けて)初戦、二戦目という形で、辛くも勝てているので、次も絶対に勝ちたいと思います。
PR 小田
(今日の試合を振り返って)前半は14-10 で我慢してましたが、後半に立て続けにトライを取られてしまいました。勝てて良かったです。(フォーカスした点は)大きい相手だったのでサポートを速くすることを意識しました。(スクラムの出来は)前半は相手が強くてコントロールされてた部分がありました。もっと練習していかなければいけないと思いました。(FWD 戦について)みんなタックルも良かったしブレイクダウンのところも速く入れてたんでそんなに劣勢ではなかったですが、大きい相手だと力強いので対抗するために速さだけでなく強さも求めて行きたいです。(今日の試合の収穫は)我慢して敵陣でプレーを続けていればトライを取れることが分かったことです。(課題は)セットプレーを自分たちが好きなようにできる所まで詰めて行きたいのと、もっとエリアコントロールできたと思うのでその精度とか細かいところを上げて行きたいです。(次戦に向けて)慶應はいつも大きい相手とやっているので速く低くということを意識してやっていきたいです。PR山田
(試合を振り返って)帝京は強いチームでセットプレーも強いチームで、セットを安定させようとは言っていたんですけど、できませんでしたね。このような暑いコンディションの中で、後半に相手がばててきた中で走り勝つラグビーができたことは良かったと思います。(どのようなプランで臨んだか)1人目が突っ込んだら、2人目を早くしようと。展開していかないと敵の重いFwdには勝てないので、しっかり展開していこうとも話していました。(重いFwd対策は)天候も影響したと思います。イコールコンディションですが、僕たちの方が走ってきたと思うので、そこで勝っていこうという感じです。(ブレイクダウンについて)前半は自分たちのボールが出せていました。前半最後のトライなんかはブレイクダウンで絡まれたりして最後に取られてしまったと思います。それで結果的にせる展開になってしまいました。ブレイクダウンで2人目のサポートをもっと速くしないといけない。こっちも走れていなかった面はあると思います。(課題は)もっと順目順目に走っていく運動量が去年よりは少ないですね。セットプレーでHOがAチームの高橋浩平さんが怪我をしてしまったことで上にずれてしまい、崩れてしまったので、HOとのコミュニケーションもですね。それでラインアウトはまあまあ取れていたんですが、スクラムが押されてしまったので、そこは個人的には課題と思っています。(どのグレード)ポジション柄、自分が期待されているのはセットプレーの安定だと思います。ですが、それ以上に僕はバックロー出身なので、フィールドプレーでも狙って行けるように頑張ります。フィールドプレーを良くしていくにはスクラムとかで押されてしまっては疲れてしまうので、そういった意味でも今日の課題を詰めていきたいと思います。
LO佐藤
(試合を振り返って)チームとして勝てたことは良かったのですが、個人としてはまだまだの試合でした。(Fwd戦を振り返って)スクラムとかラインアウトは、メンバーが変わったんですけど、もしミスをしてもその後の処理とかはみんなしっかり意識してやっていました。劣勢だと分かっていた分、今日の試合ではそれができたかなと思います。(帝京大相手にどのような対策をしたのか)相手よりも速い寄りで、一対一の場面を作らないようにしていました。一対二とか、相手よりも人数をかけてすぐにボールを出すというのを意識していました。(具体的な収穫と課題は)収穫は、身体の大きな相手に対して、自分たちのラグビーが通用して、その形が見えてきたということですね。勝ったということはかなり自信に繋がったと思います。課題は、細かい部分でAチームと比べると全然できていないところも多いので、そこをチーム全体で修正していきたいと思います。(個人は)僕自身は、まだ全然走れていないので、もっと走ってプレゼンスしていきたいなと思います。(次戦に向けて)もっとAチームに入れるようにアピールしていきたいです。
NO.8木原
(今日の試合を振り返って)個人的に、FWの三列という大学から始めたポジションで迎えた公式戦でした。その中でも今日みたいにスクラムを押されて、No.8が球出しの際にプレッシャーを受けるような場面では、自分はもっと勉強しないといけないなと思いました。しかし、アタックの面では縦への突破を繋いだりできた場面があったり、ディフェンスでは自分が声を出して、ラインを揃えられたかなと思います。(パントの処理を担う場面が多かったが)ミスをしてしまったのが悔しいです。次からは学年は関係なく、自分が率先して声を出して対応していきます。(成長させていきたい点は)やはりスクラムからのブレイクからの動きを、三列として成長させます。それと、運動量をとにかく増やすことは意識していきます。(自分の持ち味はどこだと思うか)学年に関係なく、声を張って雰囲気を良くするなど、コミュニケーションをとって何かをするという点だと思います。大事な能力だと思うので、忘れずに取り組んで行きたいです。(黒黄ジャージへの思いは)まだ一年生だが、練習から声を出してしっかりアピールして、出場の際には慶應らしいプレーヤーとしてチームに貢献したいです。
SO高田
(試合を振り返って)今日は初め風上だったので、陣地を取って22点取って安心しようという話だったのですが、前半が終わってみれば14‐10という苦しい試合でした。後半は風下だったので、2トライくらい取られてしまいました。(難しい風だった)そうですね。前半は風上だったので、風に乗ってキックを蹴れば結構飛びました。(身体の大きな帝京大相手にどのようなプレーを意識したか)帝京はやっぱり凄く身体が強かったです。なので、二人がかりでファイトしようと思っていました。最後にはそれができたのではないかと思います。帝京は、僕らが敵陣にいれば絶対に大丈夫なので、とりあえず陣地を取ることを意識していました。(ゲームプランは)前半はとにかく陣地を取って、先制しようと思っていました。前半10分、後半10分で先にトライを取って勝とうと話していました。(具体的な収穫と課題は)収穫は、シェイプが取れていないところでゲインをきれて、トライを取れたことです。でも、順目にちゃんと走れていない部分もあったので、そこを修正しないと明治などの相手に勝つのは難しいと思います。(次戦に向けて)次戦でもやることは変わらないので、とりあえず順目に走って外からコールを出してもらって、相手がどこであっても勝ちたいと思います。
CTB川原
今日の試合を振り返って)相手が去年度のチャンピオンチームだけあって、気持ちが入った。帝京大は外に振ってくることが多かったです。試合の勝因としては、FWの健闘だと思います。すごく走っていたと思います。(個人的には)パントの処理やカウンターアタックはどんどん伸ばしていきたいです。(ポジションについて)こだわりはとくにないです。というのも、グランドに立ったら、役割は異なるが、15人の中の一員ですから。(自身の持ち味は)とりあえず大きい体を生かして、縦を突破することです。そこは追求していきたいです。(黒黄ジャージへの思いは)一年目から着れたらいいなとは思いますし、Jr.選手権も優勝目指してやっていけたらなと思います。
CTB 柴田ク
(試合を振り返って)前半は敵陣でやれて攻めれましたが最後は自分がミスして失点につながってしまったのでそこは反省して次もやっていこうと思っています。(Jr.選手権初スタメンだったが)初めてのBの試合でしたが、最初からの目標はAチームで出ることなので、ここでパフォーマンスを良くして活躍して次のAチームの試合に出れるように試合に臨みました。(どのようなプレーをしようと考えていたか)自分の持ち味である縦に行くプレーだったり、オフェンスでもディフェンスでも前に出れるようなプレーをしようと思っていました。(どのくらい自分のプレーができたか)40分しか出れずまだまだ出来なかった部分があるのでそこはまた日吉で練習を重ねて次の試合につなげて行きたいです。(収穫を得た部分は)縦へのプレーが通用する部分とディフェンスで通用しない部分が見つかったので、また出た課題を練習で克服して行きたいです。(課題の中で最も強化したい点は)ディフェンスでタックルで前に出られるように今後練習していきたいです。(次戦に向けて)Aチームの試合に出るために一つ一つチャンスを頂けたら試合で全力プレーを見せるだけです。WTB浦野
(試合を振り返って)前半は良い形でトライを取れていたんですけど、前半の最後と後半の頭に相手に流れを持っていかれてしまいました。耐えるべきところ、2トライを取られたところから気持ちを切り替えて、そこから自分たちのラグビーができました。春から練習してきたことが出たと思います。(風が強かったが、BK3としてどのように対処しようと)前半は風上だったので、ある程度キックを蹴っていこうとしてエリアを取っていきました。後半は蹴り返すことよりもカウンターを狙っていこうとして、そこからペナルティをもらったりゲインできたりしたので、BK3としてはそこは良かったと思います。(個人的なアタックの出来は)1対1は誰にも負けない自信があるので、そこで勝負していって前に出られたシーンも多かったと思います。ですが、風が強い中でのキック処理が課題となった面もありました。(チームとしての課題)セットプレーの安定と一回流れを持っていかれた時に直ぐに修正できなかったところです。(今シーズンの目標は)シーズン全体を通して一番やらなければいけないことは怪我をしないことですね。どんな良い選手でも怪我をしてしまったら一番下のチームからやり直しになってしまうので。そして上のチームに居続けることで上のチームのハイレベルな技術に触れて、早く大学ラグビーに慣れていきたいです。(どのグレードの試合になるか分からないが、次戦に向けての抱負を)今日の課題だったキック処理を安定させていきたいです。今日、チャンピオンの帝京に自分があれだけ勝負できたので、どんなチームにも通用するはずなので、どんどんチャレンジしていきたいです。
FB 武藤
(今日の試合を振り返って)相手が大学2連覇している帝京ということで先にBチームが帝京とやると言うことでどうしても勝ちたかったので勝てて良かったです。(フォーカスした点は)僕らは夏から走ってきてスタミナ的には自信があったのでとりあえず順目に走って攻撃して、相手が大きいので自陣でアタックされると受け身に回ってしまうのでなるべく敵陣やろうと話し合いをしました。(後半に一度逆転されたがどのような心境だったか)立て続けにトライを取られたところでみんな折れかけていたと思いますが、逆に自分たちも敵陣で攻めればゲイン出来ていたのでなんとか敵陣でプレーしようと気持ちを切らずにやりました。(BK陣への指示については)FB が一番周りが見えて指示が出来るので、僕の一番重要なことは指示だと思っているのでチーム全員に届くように必死に声を出しました。(今日の試合の収穫は)大きな相手にも敵陣戦ってアタックすれば僕らのアタックも十分通用するということと、ディフェンスでも監督とコーチが良く言う「辛抱」という言葉の通り辛抱してディフェンスしてペナルティをもらえば僕らもまたアタック出来るということが大きな収穫だと思います。(ディフェンスの中でタックルの出来は)チーム全体では低いタックルが出来ていましたが、僕はやられてしまったので個人練習で頑張りたいと思います。(その他の課題は出たか)ブレイクダウンの時に大きい選手相手だと越えられてしまう部分があるのでもっと練習してものに出来ればいいなと思います。(次戦に向けて)東海、帝京と連勝して、Aチームも成蹊に勝っていいムードで来ているのでこのままJr.選手権も全勝で決勝リーグに行けるように頑張っていきたいと思います。SH猪狩
(試合を振り返って)怪我明けで早く出て試合勘を取り戻したかったんですけど、中々チャンスが無くて。でも、最後に結果を残せて良かったと思います。(最後のトライについて)空いてて走っただけで、たまたまです。(狙っていたか)後半の途中から出るからには、何かしらで目立ちたいとは思っていたので、それがトライにつながって良かったです。(SHとしてはどんなことを意識したのか)そこも途中からだったので、テンポアップして攻撃の流れを作ろうと思っていました。(前半に外から見ていて感じたこと)ディフェンスはみんな良かったと思います。ただ、セットプレーでプレッシャーを掛けられていた印象がありました。なので、セットプレーは我慢して、それ以外のところからボールを動かしていこうと考えていました。(ラストの自陣での攻防について)うまくキックオフを取れていればそれで終わりでしたが、取れなかったりミスがあってもそれは慶應のディフェンスのフェイズだからと話し合って集中していきました。(課題は)まずはスクラム、ラインアウトの安定性がAチームに比べて無いことと、ハンドリングの精度が足りていないと思います。ですが、今日は気持ちの面で勝っていたかなと思います。(試合に入る前に話し合っていたことは)約束を守ろうと。焦って違うことをやると、そこから綻びが出るのでやってきたことをやっていこうと話ました。(今シーズンの目標は)去年にジュニア選手権に出ていて、今年は怪我明けということもあってここにいることが悔しいのでAチームに上がりたいです。(次に向けての抱負)今年始まる時に大学一のSHになると言ったんですが、今はそれとは程遠いので1月には大学No.1になれるように、一歩一歩やっていきたいです。
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