【野球】4年ぶり神宮制覇へ確かな一歩 大量7得点で快勝 明治神宮大会2回戦 環太平洋大学戦

野球戦評

11月18日(土) 明治神宮野球大会2回戦 環太平洋大学戦 @明治神宮野球場

慶大は2回に先制点を挙げると、その後も宮崎恭輔(環4・國學院久我山)の2点本塁打や栗林泰三(環4・桐蔭学園)の適時打などで着実に加点。投げては先発・外丸東眞(環2・前橋育英)が7回無失点の好投を見せ、7ー0の快勝。明日19日の準決勝・日本体育大戦に向け、幸先の良い滑り出しとなった。

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環太平洋大00000000
慶大0103102x7

◆慶大出場選手

打順選手名 
[3]吉川海斗(法4・慶應)
[5]本間颯太朗(総3・慶應)
[4]廣瀬隆太(商4・慶應)
[9]栗林泰三(環4・桐蔭学園)
[2]宮崎恭輔(環4・國學院久我山)
[6]水鳥遥貴(商3・慶應)
[7]齋藤來音(環4・静岡)
H佐藤一朗(商4・慶應)
[8]佐藤駿(商3・慶應)
8横地広太(政1・慶應)
[1]外丸東眞(環2・前橋育英)

IPUバッテリー:●米村、辰巳、白水、徳山ー内之倉、竹内

慶大バッテリー:○外丸ー宮崎

IPU本塁打:なし

慶大本塁打:宮崎1号2ラン

 

熱戦となった東京六大学野球秋季リーグ戦を制し、いざ明治神宮大会へ。慶大はあと3勝で日本一となる中、18日に初戦を迎えた。相手は環太平洋大学。中国・四国代表決定戦を制し、本大会1回戦の東京農業大学北海道オホーツク戦もコールド勝ちを収めている。そんな強敵を相手に、慶大はエース・外丸を先発に立て、先発メンバーをリーグ戦とは変更。水鳥遥貴(商3・慶應)の打順を一つ上げ、主将の廣瀬隆太(商4・慶應)を二塁手、吉川海斗(法4・慶應)を一塁手へ。中堅手には、これまで途中出場だった佐藤駿(商3・慶應)が抜てきされた。

2回表まで両者無得点で迎えたが、2回裏、6番・水鳥が左安打で出塁すると、自慢の走力を見せ二盗に成功する。続く7番・齋藤來音(環4・静岡)の一ゴロで2死三塁とすると、8番・佐藤駿の打席で捕手が後逸。貴重な先制点を挙げた。反撃に出たい環太平洋大は4回表、2安打で1死一、三塁のチャンスをつくる。慶大にとって初めてのピンチだったが、捕手・宮崎の盗塁封殺と二ゴロで切り抜け、慶大が流れを引き寄せた。

するとその裏、先程は守備で好プレーのあった宮崎が打席に立つ。4球目のナックルカーブを振り抜くと、打球は左翼席へ。2点本塁打となり、その後の犠飛も含めこの回3点を追加し、スコアを4-0とした。

宮崎の一発が流れを引き寄せた

5回裏は、先頭の吉川が内野安打で出塁する。2死二塁のチャンスをつくると、リーグ戦打撃三冠の栗林泰三(環4・桐蔭学園)が左前に適時打を放ち、追加点を挙げ5-0とした。

栗林は4番としての役割をしっかり果たした

7回裏には、ここまで安打の無かった廣瀬にも安打が飛び出し、無死満塁のチャンスをつくる。ここで宮崎がこの日3打点目となる適時打を放ち、コールド勝ちまであと1点とした。続く水鳥は三振に倒れるも、代打・佐藤一朗(商4・慶應)が11球目を左前に運び、7回でのコールド勝利となった。

佐藤一が粘った末にコールド勝ちを決める安打を放った

迫力の大応援を見せた、環太平洋大を撃破した慶大。次なる相手は日本体育大だ。18日に行われた天理大との試合では、3投手の継投により2-1で勝利している。投手力も光るが、2試合で3本塁打を放っている打線にも要警戒だ。慶大としては、竹内丈(環1・桐蔭学園)を中心とする継投で反撃をかわし、自慢の打線で効率よく加点したい。日本一まであと2勝。最後の最後まで4年生と野球をするために、総力を結集し戦い続ける。

外丸は全国の舞台でも7回無失点の堂々の投球を披露した

 

(記事:工藤佑太、写真:佐藤光、大泉洋渡、北村可奈)

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