【野球】春季リーグ戦開幕直前第1弾!外丸東眞×小川琳太郎〜先発&ブルペンの柱〜

野球対談

4月13日(土)に開幕を控えた東京六大学野球春季リーグ戦。リーグ戦連覇に燃える選手たちにインタビューを行いました。

 第1弾は、同学年ピッチャーの外丸東眞投手(環3・前橋育英)と小川琳太郎投手(経3・小松)の2人!

右から外丸、小川

――他己紹介

外丸:僕先行で。22歳3年生の小川琳太郎です。小川くんは野球では、ノビのあるボールと変化球が武器で、最近のオープン戦も調子良くて、良いピッチャーなんですけど。私生活では、、(笑)。

小川:私生活では?

外丸:どこでも寝ます。普段は何考えているか分からなくて、たまに頼れる男の部分を見せるって感じです。普段はふざけてるんですよ、常に。けど誰かが体調悪くなっちゃった時には、「大丈夫か?」みたいな。近くの病院調べて「ここ行こう!」みたいな。

小川:野球についてはみんなが知ってる通り、去年も彼で勝ちましたし、言うことはないです。私生活とか野球以外のことでは、先輩には甘えて、好き勝手やらしてもらってる感じで、そう言うところも上手なんです。あとは何言っても怒らずに「別にいいよー」って言って、寛容かな。

 

――小川投手の第一印象

外丸:第一印象から「ヤバいやつ」ですね。僕の方が早く入部して、後から(小川が)入ってきたんですけど、「ヤバいやつ入ってきた」みたいな。野球(の上手さ)がヤバいとかじゃなくて、人としてヤバい。ぶっ飛んでるやつ入ってきたみたいな。第一印象の方がヤバいやつで、今は慣れたかな。

 

――“ヤバい”エピソードは

外丸:会った事もない先輩の服を勝手に着てたりとか。これでヤバいやつ入ってきたって噂になって。

小川:全然服とか持ってきてなくて、すごく寒くて、「後から言えばいいや」と思って、ジャンパー着ました。

 

――外丸投手の第一印象

小川:僕が入ったときにはもう試合で投げていたので、すごいなと。

エースとして慶大を引っ張る外丸

――グラウンド外で交流は

外丸:去年ぐらいからですかね。

小川:2人だけというのもたまにありますけど、何人かグループでご飯食べたりとか買い物行ったりとか。

 

­­――どんな会話を

外丸&小川:本当にしょうもないことです(笑)。

外丸:「お前何してんだー」みたいな。会話とかじゃないです(笑)。朝会って「おい」とか「何してんだよ」とか「おかしいだろぉ」とか言ってきて、「これからお風呂入るだけだよ」とか「やめろ」とか返してるだけです(笑)。

 

――会うたびに(小川投手が)突っかかってくる?

外丸:そうです(笑)

 

――お互いの良いところ

小川:さっきも言ったんですけど、優しいですかね。そこまで他人に興味関心がないので、「別にいいよ」みたいな。そういった優しさはあるかな。あとは、人付き合いが上手い。誰にでも、先輩とかにも好かれやすいし、同期とかもみんなと絡んでるなという印象ですね。

外丸:頼りになる時に、頼りになります。たまに、真剣な話をするんですよ。そういう時には、ちゃんと相談に乗ってくれる。あとは、面白いので、チームにいても周りを笑わせてくれますね。そういうところは、一緒にいて楽しいなって。なんかカップルみたいになってる(笑)。

 

――外丸投手に直してほしいところ

小川:結構わがままなところですね。エピソードとしては、この前、休みの日がもともとの日程からズレちゃって。仕方ないかなという人も結構いたんですけど、外丸はどうしても譲れないみたいな。選手間で言うのは分かるんですけど、助監督にも抗議しに行ったんですよ(笑)。あと、ご飯に厳しいんですよ。飲食店に行った時に、食事の評価がちょっと厳しい。

外丸:食へのこだわりが強いの(笑)。

 

――小川投手に直してほしいところ

小川:意外とないよなおれ。

外丸:いや。1つは、借りたものをあんまり返さない(笑)。

小川:僕、ロッカーもあんまり綺麗じゃなくて、靴下とかすぐ無くなったりして、人に借りるんですけど、それもどっか行っちゃって。

外丸:人のもの無くすし、しかも私物化するんですよ。

小川:外丸も「別にいいや。あげる」と適当な感じなんで。ならいいかと。

 

――ここからは野球の話。自分で見て、去年から成長した点。

外丸:一番は、メンタル面。去年の秋、登板数も多くて、色々な試合を経験させてもらったので、自分の調子が悪かったとしても、あまり左右されずにいつも通りの安定したパフォーマンスをできています。どんな状況になったとしても、動揺せずに。そこが一番成長した点。

小川:僕は去年、試合中に怪我をして、シーズンが終わったんですけど、その後に助監督から体を大きくするように口酸っぱく言われて、それもあって体は去年よりも少し大きくなって、それに伴って球威も昨年以上に良くなって、フォームももう1度見直して、去年まではばらつきがあったんですけど、今年は自分の中で、安定した投げ方で維持できているかなと思います。

 

――お互いに見て、去年から変わっている点

外丸:まっすぐはもともと良かったので、変化球が空振りとか三振が取れるようになって、結構精度高いなと。去年から球種が増えて、引き出しが増えて、結構三振をとっているイメージが強いですね。

小川:去年結果出たんですけど、それで満足せずにフォームも自分なりに工夫して、より高みを目指しているなと。昨年の秋以上のものをこの春は、期待してください。

 

――お互いどのような活躍をリーグ戦で求める

小川:去年が6勝0敗なので、今年も6勝0敗、最優秀防御率。

外丸:リリーフで投げると思うので、リリーフながら規定投球回って難しいのかな?規定は乗ってほしいですね、流石に。

オープン戦好調の小川

――他大学で警戒している選手

小川:今年だったら法政の中津大和(経営4・小松大谷)。学年的には上なんですけど、僕が先輩でご飯とかも奢っているので、今まで2回対戦してるんですけど、去年は内野安打打たれちゃったので、今年は打たれないように頑張りたいと思います。

外丸:僕は、ワセダの小澤周平(スポ3・健大高崎)。高校野球の時から同じ県で、戦ってるんですけど、大学入ってから勝負どころで打たれている。今年は抑えたいなと思います。

 

――春の個人目標

外丸:タイトルとしては最優秀防御率。5勝以上は、優勝するためには達成しなくちゃいけないかなと思っているので、それを目標にやっていきたいと思います。

小川:リリーフなので数字的なものは難しいんですけど、5カードあるので、7試合以上は登板して、防御率も2点台以下にすれば、チームを優勝に近づけるピッチャーになると思うので、1点台を目標に頑張りたいと思います。

 

――今のコンディション

外丸:もうちょっと上げたいかなという感じですね。キャンプからオープン戦続いていたんですけど、あんまり自分の中で納得いくボール投げられてなくて。このリーグ戦1、2週間前くらいでやっとオープン戦でも自分の思ったように投げられるようになってきたので、ただもうちょっと上げていかないと優勝というところには届かないと思うので、リーグ戦でも試合を重ねながら状態を上げていきたいと思います。

小川:僕はコンディション的に調子が良いので、リーグ戦でそれを維持していく。去年は実際怪我で離脱もしているので、そういったコンディション面を維持するというのと、中継ぎなので1点取られたら、勝敗に関わる場面も多いと思うので、悪い状態でも修正しながら安定感のあるピッチングできたら良いと思います。

 

――自分の「ココ」を見てほしい!というところ

外丸:やっぱり僕だったらコントロール。自信があるのはコントロールなので、フォアボールを1試合出さないというのも達成できると思うので、コントロールに注目していただけたらと思います。

小川:僕は別に目立った特徴がないので、とにかく全力で投げる姿を見てもらえれば。

外丸:グローブは?(笑)

小川:おかしいだろ(笑)。グローブ新しくしたばっかりで。結構派手な色にしたので、まだ1週目には間に合わないですけど。それはちょっと冗談で、チームのために一生懸命投げるので、そこを見てもらえたらなと思います。

 

――ファンの方々に一言

外丸:去年の秋、優勝することができたんですけど、今年のチームでまた優勝できるように頑張っていきたいと思っているので、声援を送っていただけたらと思います。

小川:去年、直接的にはあんまり貢献できてないんですけど、日本一になって、パレードとかさせてもらって、本当に色々な人に応援されているなというのを実感したので、また優勝してファンの方や支えてくれる人に恩返しできたらなと思います。

次回第2弾は、「水鳥遥貴×斎藤快太〜4年生二遊間コンビ〜」明日公開です!

(取材:大泉洋渡)

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