【應援指導部】最後の総仕上げ! 総合練習の様子をリポート/野球開幕直前特集 No.4

應援指導部

いよいよ、東京六大学野球春季リーグ戦が開幕を迎える。慶應の応援をリードする應援指導部は、開幕に向け最終のリハーサルである「総合練習」を行った。緊張感のある現場から、應援指導部の覇気と熱量をリポートする。

 

まず行われたのは、今年度のテーマ発表。今年度のテーマはカタカナの「ムソウ」だという。無双、夢想、無相など様々な漢字を当てることができるが、「それぞれの”ムソウ”を持って戦って欲しい」と野球応援企画担当のNさんは話す。

時に声を張り上げ指示を伝える

次に始まったのは、応援方法の変更点の説明。今年は応援席を支える新たな役割を創設し、試合前には「本日の注目選手」というコーナーも新たにスタートさせるという。昨年の慶應応援をさらにアップデートさせていく姿勢が、随所に見られた。

真剣に耳を傾ける部員たち

そしてチア曲のリハーサルなどを行ったあと、いよいよ始まったのは「試合想定練習」。実際の試合展開を想定し、動きを確認していく。練習前には、昨年の野球応援担当者から「昨年の自分を超えるために頑張って欲しい」「打倒東大」といった声かけが行われた。応援企画責任者のIさんは、先日の六大学陸上の応援で声を枯らしてしまったという。しかし「声は枯れて枯れて枯れれば、なんか強くなっているらしい」という名言を残し、練習がスタートした。

肩を組んで「若き血」を熱唱

試合は開幕カードの東大戦を想定し、大量得点を奪いイニングあたりの時間が長くなる想定。休憩中にお話を聞くと「部員たちは今日が慶東戦だと思って総合練習に臨んでいます。練習のための練習ではなく、今日がもう試合だと想定した上で実践的に取り組んでいます。大変なことは、部員一人一人がやはりまだ各選手の名前を覚えられていなかったり、応援システムが完璧に浸透していないといった点です。また、直近に本格的な応援活動がなかったため、多くの部員が応援慣れしていない状態です。だからこそ、1試合をフルで応援できる体力を、部員全員がつけなければならないと考えています」という頼もしい声が聞かれた。

試合を想定した実践的な練習

これまでは前方の大型スクリーンに試合の状況を映していたが、今回からはそれを撤廃。各自が状況判断を求められる形に変わった。意図としては「スクリーンに頼ってしまうのを防ぐため」だと、野球応援企画担当のEさんは話す。

部員全員で振り返りを行う

最後には応援企画責任者のKさんが「このままだと東大に足元をすくわれんぞ」と喝を入れる場面も。「一人一人やることをしっかりやれ」というIさん(応援企画責任者)の言葉で、総合練習が終了した。所要時間は、なんと4時間。濃密なリハーサルを完遂した。

最後に決意を固めた

いよいよ始まる東大戦に向け、應援指導部も執念を燃やしている。「リーグ戦までに修正しないといけない点が色々見つかったので、しっかり反省会で伝えて、当日までに徹底的にやります」練習に参加したある部員の決意表明だ。4月13日。来たるべき日は、もう、すぐそこだ。

準備はできている

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。應援指導部特集では、以下4つの記事を出す予定です。他の記事も、ぜひご覧ください!

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ぜひ神宮での生演奏をご覧あれ

 

 

(取材:岩切太志、大泉洋渡、宇田川志乃、酒井里彩、片山大誠、工藤佑太)

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