【ソッカー(女子)】接戦も今季初白星は持ち越し/リーグ戦第2節vs順天堂大

ソッカー女子

慶大は昨年2試合とも引き分けに終わった順天堂大との第2節に臨んだ。今季初の、ホームである下田グラウンドでの試合で黄色いユニフォームを纏い、2024シーズン初勝利を目指す。試合を通して、相手より長くボールを保持する慶大であったがなかなかチャンスを作り出すことができない。DF小熊藤子(環3・スフィーダ世田谷ユース)の好カットやFW野村亜美(総2・十文字)の鋭い切り込みによるチャンスメイクはあったものの、後半81分、相手にCKを与えてしまい、それがゴールにつながる。慶大は0ー1で敗戦。

 

2024/4/24(土)14:00キックオフ @慶應義塾大学下田グラウンド 

【スコア】

慶應義塾大学0―1順天堂大学

 

【得点者】

82分 佐藤朱莉(順天堂大学)

 

 

◇慶大出場選手

 GK

中村美桜(理3・慶應湘南藤沢) 

 

DF

小熊藤子(環3・スフィーダ世田谷ユース)

坂口芹(総3・仙台大付属明成)→73分 田中紗莉(総1・日体大SMG横浜U18

米口和花(総1・十文字)

竹内あゆみ(看2・日ノ本学園)→HT 岩田理子(総1・十文字)

 

 

MF

岩瀬絢弥(商4・浦和第一女子)→84分 安達梨咲子(商2・Fram Soccer Club)

佐藤凛(総2・常盤木学園) 

野口初奈(環2・十文字)

 

FW

大橋桜子(商4・INAC東京レオンチーナ)

野村亜美(総2・十文字)

高松芽衣(環1・ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18

 

 

ホーム開幕戦。「集中応援日」であった第2節の試合には約200人の観客が下田グラウンドに詰めかけた。今季初白星が待望される中、昨年リーグ2部3位の順天堂大との試合開始の笛が鳴った。

序盤は両陣ともチャンスメイクに苦戦。前半15分、FW野村亜美(総2・十文字)が持ち前のドリブルで相手DFをかわし、ゴール前までボールを運ぶ。この攻撃がきっかけとなり、慶大はCKを獲得するもゴールにはつながらず。

巧みなドリブルで相手選手を交わす野村

前半終盤、DF小熊藤子(環3・スフィーダ世田谷ユース)の守備が光った。41分、相手のスローインから一気に自陣に攻め込まれた場面で、相手の緩いパスに冷静に対応しボールを奪い返す。この他にも自ゴール前での相手の良い流れを何度も断ち切った。前半は、シュート数が慶大2本・順天堂大0本と、やや慶大が優勢にゲームを進めているかと思われたが、得点につながる機会は作れず、0ー0と引き分けのまま後半戦へ。

好カット連発の小熊

後半も、どちらが先に良い形を作れるか、という拮抗した試合展開に。先に慶大に好機が訪れた。49分、相手陣地に攻め込んだ慶大は丁寧にパスを回し、相手を動かす。そしてついに、ボールはFW野村に渡り、ゴール15m手前からシュート。結果的にゴールにはつながらなかったが、後半戦を勢いづけるシュートに。後半80分、順天堂大の攻撃を防ごうとした結果、CKを与えてしまう展開に。このCKがゴールにつながり、0ー1となる。それでも諦めず、相手ゴールに果敢に攻め続ける慶大イレブンに、試合終了5分前、絶好のチャンスが訪れる。FW野村が相手のディフェンスを振り切り、途中出場の田中紗莉(総1・日体大SMG横浜U18)にパスを渡すと、そのまま勢いあるドリブルで相手ゴールに近づく。これがCK獲得につながった。

田中の攻め込みがCK獲得につながる

しかし、ゴール前でタイミングを上手く合わせることができず、得点にはならない。0ー1で試合終了。

第2節を戦い切った慶大

シュート数は相手より上回り、相手陣地に何度も攻め込んだ慶大であったが、あと一歩が足らず。今季初のホームゲームで初白星を掴みたいところであったが、悔しさが募る一戦となった。次節の相手は、今季から2部に昇格した東京女子体育大だ。慶大らしい試合展開で、待望の勝利を挙げたい。

 

次節 5/12(日) 第3節 vs東京女子体育大学 11:00キックオフ @慶應義塾大学下田グラウンド                         

                           (取材:上村真子、ウジョンハ)



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