【競走】2つの塾記録を更新!ルーキー高橋が大健闘/関東インカレ

競走

第103回関東学学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)が国立競技場で4日間にわたって行われた。男子40点、女子20点という目標には男女共に届かなかったが、男子は主将豊田兼(環4・桐朋)やルーキー・高橋諒(商1・桐朋)の活躍で昨年の得点を上回る結果を残した。

 

第103回関東学生陸上競技対校選手権大会

5月11日(木)~5月14日(日)@国立競技場

 

♢試合結果♢

男子 12位 34点

女子 15位 14点

 

男子得点者

岩井章太郎(環4・同支社)

110mH

14秒11

5位・4点

豊田兼(環4・桐朋)

400m

45秒82

1位・8点

高橋諒(商1・桐朋)

十種競技

 

1位・8点

イベルブランドン(4・洛南)

走幅跳

7m41

5位・4点

田島公太郎(環3・九州学院)

ハーフマラソン

64分16秒

8位・1点

林明良(法2・攻玉社)

200m

21秒23

4位・5点

三輪颯太(環4・西武文理)

200m

21秒29

5位・4点

 

女子得点者

仲子綾乃(総4・浜松西)

800m

2分8秒57

3位・6点

倉田紗優加(環2・伊那北)

やり投

57m27

1位・8点

三段跳び入賞のイベル

男子

大会1日目、400mに出場した豊田兼(環4・桐朋)は予選を通過して迎えた準決勝。45秒57で塾記録を更新し、学生歴代10位となる好タイムで決勝進出を決めた。大会2日目の決勝でも圧倒的な強さをみせ、ただひとり45秒台で走り1位に輝いた。東京六大学対校陸上競技大会に続いて主将としての勝負強さをみせた。

十種競技に出場した高橋諒はルーキーながら堂々の初優勝。10種目のうち5種目でPBを更新し総合得点でも塾記録を更新した。彼のこれからの活躍に今後も注目していきたい。大会2日目は高校時代からの先輩後輩、豊田と高橋が揃って優勝を果たし、大会後半に向けていい流れを呼び込んだ。

先日の世界リレーでの活躍が見られた三輪颯太(環4・西武文理)や東京六大学対校陸上競技大会でも結果を残している林明良(法2・攻玉社)は200mに出場。優勝は逃すも入賞を果たし着実に点数を稼いだ。フィールド競技では、イベルブランドンが三段跳と走幅跳に出場し、走幅跳では5位入賞。慶大の得点に貢献した。

懸命の前を追う

女子

女子800mには注目の仲子綾乃(総3・浜松西)が出場。安定の走りを見せ危なげなく予選を通過した。迎えた決勝。スタート良く走り出した仲子は400m地点を先頭で通過。その後、後続の2人に抜かされるも、最後まで諦めない粘りのある走りをみせ、3位でゴールした。表彰式では上位の選手と共に笑顔が見られた。

3位入賞で笑顔の仲子

フィールド競技では倉田紗優加(環2・伊那北)が好成績を収めた。得意とする1投目、昨年の衝撃が蘇るような一投が放たれた。自身の持つ塾記録を更新する54m27を記録しトップに立ち、そのまま優勝を決めた。  

昨年は惜しくも2位だったが、今年は優勝の座をつかんだ。

 

国立競技場で開催された関東インカレ。男女共に目標には届かなかったが2つの塾記録と複数のPB更新がなされた。6月の日本選手権や9月の日本学生陸上競技対校選手権大会(全日本インカレ)でのさらなる活躍に期待がかかる。

 

 

♢選手インタビュー♢

主将・豊田兼選手

ーー今回を振り返って

僕らは40点という目標を掲げて関東インカレを迎えたんですけど、この時点で慶應の出場はもうないので、34点でおそらく終わるかなと思います。目標を達成できなかった部分は悔いが残るんですけど、直前の戦力分析を大きく上回る結果が相次いで出たのもすごくよかった部分だと思っていて、総じて冬の成果が伺える試合だったかなと思っています。

 

ーー次の大会に向けて

次にチームとして向かっていく先は早慶戦が7月にあって、9月に全日本インカレがあるので、大学対校戦という意味では、全日本インカレに向けてまた目標を立てて得点を重ねていこうと思っています。また、個人については6月の日本選手権でオリンピック等が決まるので、そこに向けてしっかり調整して内定取りに行きたいと思っています。

 

ーー応援してくれた皆さんにメッセージ

今年は相模原ではなく、国立競技場開催で応援に駆けつけてくれた方も多いと思います。ほんとに皆さん応援のおかげで、去年の点数を上回る34点に繋がったと思うので、今後とも応援よろしくお願いします。

 

(記事:小田切咲彩、写真:ウジョンハ、河合亜采子)

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