前節で劇的初白星を飾った慶大。今節は、昨年2試合とも勝ちを分け合った立大と対戦。応援に駆けつけた観客は試合開始前、「今節は重要なカード!」と意気込んでおり、応援にも気合いが見られた。試合序盤から慶大が主導権を握り、26分、野村亜美(総2・十文字)が先制弾を決めると、直後にも完璧なゴールで追加点を挙げる。後半戦も勢いは止まらず、慶大のリズムで試合は進む。後半52分、DF・MF陣の巧みなパス回しでボールを一気に相手ゴール前まで運ぶと、最後は大橋桜子(商4・INAC東京レオンチーナ)がシュートし、3点目を奪う。61分、ゴール間近からのフリーキックにより失点するも、最後まで慶大DF陣の硬い守備は乱れず、3ー1で立大に勝利し、勝ち点3を獲得した。
2024/5/18(土)16:00キックオフ @慶應義塾大学下田グラウンド
【スコア】
慶應義塾大学3―1立教大学
【得点者】
27分 野村亜未(慶應義塾大学)
31分 野村亜未(慶應義塾大学)
52分 大橋桜子(慶應義塾大学)
61分 大日方夢奈(立教大学)
◇慶大出場選手
GK
中村美桜(理3・慶應湘南藤沢)
DF
坂口芹(総3・仙台大付属明成)
竹内あゆみ(看2・日ノ本学園)
岩田理子(総1・十文字)→92分 田中紗莉(総1・日体大SMG横浜U18)
岡田恭佳(環1・十文字)
米口和花(総1・十文字)
MF
岩瀬絢弥(商4・浦和第一女子)→65分 福島 日和(理2・慶應湘南)
野口初奈(環2・十文字)
FW
大橋桜子(商4・INAC東京レオンチーナ)→91分 田中紗莉(総1・日体大SMG横浜U18)
野村亜美(総2・十文字)
高松芽衣(環1・ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18)
試合開始6分。いきなり慶大にチャンスが到来する。右サイドでボールを受け取った岩田理子(総1・十文字)がそのままゴールに向かってシュートを放つも、相手GKに弾かれる。だが、ボールはゴールラインを割り、慶大はCKを獲得。結果、ゴールにはならずも、序盤から慶大のペースで試合が展開される。その後も、相手陣地でのプレーが増え、シュートの機会はあるものの、なかなか得点にはつながらない。
しかし、前半26分、試合が動いた。相手の、スローインからの浮いたボールをDF米口和花(総1・十文字)が素早く奪い返すと、正確なパス回しで相手陣地まで攻め上がっていく。ボールはゴール20m手前の岩瀬絢弥(商4・浦和第一女子)に渡り、岩瀬はゴールに向かいスルーパスを放つ。これに反応した野村亜美(総2・十文字)が一気に走り込み、シュート。見事、ボールはゴールネットを揺らし、慶大は先制点を挙げた。さらに、その直後、前半30分の場面で野村は、慶大DF陣からボールを受け取り、巧みなステップで相手DFを一人抜くと、そのままシュート。ゴール20m手前からのシュートは相手GKの頭上を通り抜け見事ゴールに。前節に引き続き、またもスーパーゴールを生み出した。その後も慶大が主導権を握り続け、2点のリードで前半を終える。
2点差という、まだ油断はできない状態で迎えた後半戦。慶大は勢いを止めることなく、得点の機会を伺う。後半52分、相手のゴールキックを右サイド後方で受け取ると、わずか3回のパス回しで、ボールはFW野村の元に。野村はゴールに向かいスルーパス。そこに大橋桜子(商4・INAC東京レオンチーナ)が驚異的なスピードで駆け上がり、シュート。3点目を挙げた。
後半61分、ハーフウェーライン付近で、緩くなったパスをカットされ、一気に慶大陣地に攻め込まれる。ゴール手前で相手FWの攻撃をディフェンスした結果、相手にフリーキックを与えてしまう。ゴールから約12mと、間近からのフリーキックはそのままゴールネットを揺らし、慶大は失点。その後も相手に二度のCKを与えてしまうなどピンチを迎える場面もあったが、慶大DF陣の活躍もあり、それ以上の失点は免れ、3ー1で第4節を勝利で収めた。
ここまで4節を戦い抜いた慶大は勝ち点7で2部リーグ第4位に。次節は2部リーグ第2位の大東文化大と対戦する。第3、4節と非常に良いかたちでの勝利を挙げている慶大。次節も勢いそのままに勝利を収め、ぜひとも3連勝を達成したい。
次節 5/25(土)第5節vs大東文化大 13:00キックオフ @大東文化大学東松山キャンパス総合グラウンド
(取材:上村真子)