六大学オールスターに選出された木暮瞬哉(法3・小山台)、渡辺和大(商2・高松商業)、外丸東眞(環3・前橋育英)ら投手陣の活躍を振り返る。
木暮は3回にリリーフとして登板。1死から印出太一(スポ科4・中京大中)を空振り三振に切ると、最後は法大の中津大和(営4・小松大谷)を二ゴロに打ち取った。本人は「周りがすごい人ばかりなので、少し力が入ってしまいました」と話したが、1奪三振を含む三者凡退の完璧なピッチング。慶大のリリーフエースが北海道のファンに実力を見せつけた。
1回無失点の好救援を見せた木暮
6回からは渡辺和がマウンドに上がる。四球とワイルドピッチで2死二塁のピンチを招くも、立大の田中祥都(コミュ福4・仙台育英)を三ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。7回も続投となった渡辺和。エラーで1点を失うと、さらにパスボールで1点を失ってしまう。悔しさを滲ませた渡辺和だが、「逆にリーグ戦でこれが出なくて良かった」と9月14日から開幕する六大学リーグ戦へ向け、意気込んだ。
コントロールに苦しむも4奪三振の渡辺和
エースの外丸は登板がなかったものの、三塁コーチャーとしてチームに貢献。先制のランナーをホームへ返した。ベンチからは「ナイスコーチャー!」「ナイス外丸!」といった声が聞かれたが、外丸は「楽しくはないですね(笑)。緊張しました!判断を委ねられるので」と笑顔で話した。
三塁コーチャーを務めた外丸(中央)
各々がオールスターの舞台で活躍した慶大投手陣。秋季リーグ戦でも神宮球場に集まるファンを楽しませてほしい。
(記事:大泉洋渡、写真:塩田隆貴、加藤由衣、河合亜采子、ウジョンハ)