【バスケ(男子)】「全員出場で勝てたのが大きい」第一巡最終戦で学習院大を圧倒/関東大学バスケットボールリーグ戦

バスケ男子

6勝4敗で迎えた関東大学バスケットボールリーグ戦のファーストラウンドの最終節。対するは2勝の学習院大。目標としている2部昇格のためにも確実に勝利を収めたい一戦である。試合開始直後は得点を奪えない展開が続くが、主将の林泰我(経4・慶應志木)のシュートやパスを起点に得点を重ねていく。リードを広げて迎えた後半も積極的な攻撃を続け、終わってみれば106点を取り学習院大を圧倒。リーグ戦2巡目に向けて、弾みを付けた。

 

中田大智(理1・小山台)

第1Q、慶大ボールとすると主将の林がシュートを放つがリングにはじかれる。その後両者のディフェンスが堅い守りを見せ、約2分半、得点が入らない状況が続く。均衡を破ったのは学習院大。スリーポイントシュートを決められ先制を許す。慶大もすぐに林が中央からスリーポイントシュートを沈めるとその後立て続けに得点を決める。第1Q中盤は慶大のパスミスなどもあり、学習院大に逆転を許すと一時点差を6点に広げられる。しかし、終盤にかけてはスリーポイントシュートやドリブルで切り込み中から点を奪うなど多彩な攻撃で、24―18とリードを広げ第2Qへ。

 

髙島孝太郎(総4・近代附属)

学習院大ボールから始まった第2Q。序盤から島本海丸(総3・正智深谷)のスリーポイントシュートが決まり、慶大は試合の流れを掌握していく。続けて、久保田和空(政1・慶應)が着実にリバウンドを取り、ゴール下からの得点を重ねる。残り3分半には、林のスリーポイントシュートでさらに点差を広げる。終盤、髙島孝太郎(総4・近代附属)の連続得点、安田彪吾(経3・岐阜)のスリーポイントシュートが決まるなど、慶大は攻撃の手を緩めず、34―48で前半を終えた。

 

久保田和空(政1・慶應)のフリースロー

10分のインターバルを挟んで迎えた第3Qも慶大は攻撃の手を緩めない。久保田和空が決めると、林や服部怜恩(商1・大垣北)のスリーポイントシュートで58-35とさらに点差を広げる。さらに第3Q後半も途中出場の中田大智(理1・小山台)や椎橋遼生(政3・国学院久我山)のシュート、服部のスリーポイントシュートで学習院大を追いつめる。第3Qは服部の3本を含む5本のスリーポイントシュートやゴール下からの得点を積み重ね、73-50と23点のリードを持って終える。

 

永里叶多(文1・美濃加茂)

最終Q、開始直後に中田がファウルをもらい冷静にフリースローを2本決めると、その後再び中田がファウルをもらいながらシュートを決め、フリースローも沈めて3点を追加する。学習院大にも焦りが見られ、パスミスやファウルが多くなり、慶大がその好機を逃さずに着実に得点を積み重ねていく。試合終了間際になっても中田のリバウンドや永里叶多(文1・美濃加茂)のドライブで得点を奪い、10分間で33点を取り、合計106-66と学習院大を圧倒した。

 

リーグ戦は12チームの総当たり戦を2回行うが、そのファーストラウンド最終節を全員出場の圧勝で締めくくった慶大。しかし、7勝4敗と2部昇格のためには2巡目では一度負けた相手にも勝つ必要がある。今試合のように持ち味を出し、一戦ずつ着実に勝利をつかんでいくことが期待される。

 

(写真・取材:長沢美伸、本橋未奈望)

 

▽以下、選手インタビュー

主将・林泰我(経4・慶應志木)

主将の林泰我(経4・慶應志木)

――今日の試合を振り返って

前半僕のシュートが入ったのがチームとしてゲームが落ち着いた要素だと思いますが、やはり1Pから4Pにかけて、全員出場しておのおのが役割を全うして全員出場で勝てたことが大きかったと思います。

 

――第1巡を振り返って

1勝3敗からスタートして、チームとして何がいけないかをしっかり振り返って全員が認識したうえで改善できて、そこからの練習につながったことが大きかったと思います。

 

――3桁得点とオフェンスがうまく機能しました

シュートを打つ人打つ人、リバウンドを取る人は取る人、パス回す人は回す人のように役割をしっかり練習で認識して試合で出してくれたところが安定したオフェンスがうまくいった要因だと思います。

 

――次戦に向けて

スカウティングがあって厳しい戦いになるとは思いますが、第2ラウンドに向けておのおのの力が著しく伸びることはないと思うので、コミュニケーションをとってチームとしてどれだけ頑張れるかが大事になると思いますし、そこが一番のポイントだと思うので、頑張りたいと思います!

 

11番・島本海丸(総3・正智深谷)

――今日の試合を振り返って

チーム全員が出場でき、みんなで点を取れたことが印象的でした。

 

――第1巡を振り返って

序盤は1勝3敗と苦しいスタートでしたが、下級生の活躍と4年生のリーダーシップでチームがまとまり、最終的には7勝4敗という結果で終わることができました。

 

――島本選手を起点に、攻撃の良い流れができた印象を受けました。ご自身の本日のプレーはいかがでしたか

コーチ陣を含めたベンチの声かけがあってこそのプレーだったと思います。周りの選手やコーチ陣、スタッフのおかげです。

 

――次戦に向けて

精一杯頑張ります!

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