11月16日(土) 第7回大学野球オータムフレッシュリーグin静岡 東海大戦 @ちゅ〜るスタジアム清水
慶大先発・勝倉拓海(文1・東京都市大付)は、初回から5安打を浴び5点を失い、2回にも2点を失ったところで栗林兼吾(商2・小山台)にスイッチ。それでも犠飛で1点を失い、序盤に8点のリードを許す。2回に1点を返すも、東海大・松本ジョセフ(体育1・東海大相模)の満塁本塁打などで、5回までにリードを13点まで広げられてしまう。それでも6回裏、代打・山口瑛士(商2・郡山)、渡邉千之亮(政1・慶應)の適時打で反撃するも、最後は15ー6で試合に敗れた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
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東海大 | 5 | 3 | 0 | 5 | 2 | 0 | 15 | |||
慶大 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 3 | 6 |
◆慶大出場選手
打順 | 守備位置 | 選手名 |
---|---|---|
1 | [4]6 | 服部翔(政1・星稜) |
H | 渡邉千之亮(政1・慶應) | |
2 | [8] | 木戸脇光(商1・時習館) |
H | 福井怜侑(商2・三重) | |
2 | 深谷翼(理2・刈谷) | |
3 | [9] | 渡邊功喜(総2・湘南学院) |
4 | [3] | 谷口航大(経2・慶應) |
5 | [指] | 筒井俊介(商2・県立船橋) |
H | 宮原慶太郎(商2・慶應) | |
6 | [5] | 貞包健勝(環1・城北) |
H | 安達英輝(商1・慶應) | |
7 | [6] | 藪本鉄平(環2・米子東) |
4 | 大村昊澄(法1・慶應) | |
8 | [7] | 山本海(経1・慶應) |
H | 山口瑛士(商2・郡山) | |
9 | [2] | 市橋慶祐(商1・小野) |
H8 | 森本亜裕夢(商2・慶應) |
慶大バッテリー:勝倉、栗林、西本、川瀬ー市橋、深谷
東海大バッテリー:西山、中村、小林、庄田、求ー伊藤、中俣、川口、吉田
慶大本塁打:なし
東海大本塁打:松本1号満塁(4回)
前日の六大学フレッシュトーナメント優勝から一夜明け、今度は静岡でオータムフレッシュリーグに臨む慶大。スタメンにはフレッシュトーナメントで出場がなかったメンバーが多く名を連ねた。
初回、慶大先発・勝倉はいきなり2連打を浴び死球で無死満塁のピンチを作ると犠飛で先制を許す。その後も3安打を浴び、5点のリードを許す。2回も勝倉は東海大打線の勢いを止めることはできず、7ー0でとなったところで栗林が登板。1点を失うも後続を断ち、最小失点で切り抜ける。
2回裏、先頭の谷口航大(経2・慶應)が中安で出塁すると、内野ゴロと犠飛の間に三塁まで進む。続く藪本鉄平(環2・米子東)の打球は三塁ベースに直撃し、これが適時打となって1点を返す。
栗林は3回を三者凡退に抑えるが、4回に1死満塁から押し出し四球で9−1とされると、続く東海大・松本に右中間席に飛び込む特大の満塁本塁打を浴び、さらに4点を失う。
なんとか反撃を仕掛けたい慶大は5回、先頭の山本海(経1・慶應)が内野安打を放ち、その後三塁まで進むと、代打・福井怜侑(商2・三重)の二安で3点目を奪う。
6回、川瀬泰樹(商1・慶應)が制球に苦しみながらも2つの三振を奪い無失点に抑えると、その裏2つの四球でチャンスを作ると、代打・山口が右安を放ち4点目を奪う。さらに2死満塁から代打・渡邉千が左安を放ち5点目、また暴投で9点差まで追い詰めるも反撃はここまで。大会規定により6回打ち切りで試合終了となった。
今日の敗戦で試合に出場した選手たちは多くの課題を見つけたことだろう。東海大は打撃、投手ともに馬力のある選手が多く、それに対し慶大ナインは力負けしている印象が見受けられた。外野陣は強く伸びる打球に対しての処理の甘さ、投手陣は球威不足と、抱える課題は様々だ。まずは明日の早大戦、日大国際関係学部戦を戦い抜き、冬の練習に活かしてほしい。
◆活躍選手コメント
山口瑛士(商2・郡山)
ーー6回に代打で登場。打席入る前や打席中に考えていたことは
大差がついていたんですけど、自分がいただいた打席でしっかり結果を出そうと思って、後ろにつなげる。1点でも多く取って、逆転につなげることを意識していました。
ーーその打席が結果的に右適時二塁打に繋がったが、打った感触は
真っ直ぐを打ったんですけど、芯で捉えた打球だったのでいい感触だったと思います。
ーー現在の打撃フォームはいつ頃確立されたか
ちょっとずつ変わってきてはいるんですけど、大学1年生の冬に地元・奈良で色々な指導者の方々に教えていただき、慶大の指導者にも教えていただいて、今の形が1年間で固まり、前日までの秋季フレッシュやこのオータムフレッシュでも取り入れています。
ーー参考にしている打者は
マックス・マンシー(ロサンゼルス・ドジャース)やブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)。スイングが強いうえに飛距離も出るので、メジャーリーグの速球にも対応できるスイング軌道を持っているという点で参考にしています。
ーーご自身で考えるアピールポイントは
一番は盛り上げられる「声」。あとはバッティングでしっかりチームに貢献できるように、明るく全員を引っ張っていけるような選手になりたいと思っています。
ーー次戦・早慶戦に向けて意気込み
この日は大敗を喫してしまったんですけど、次はワセダ、伝統的な相手との一戦がありますし、しっかりとワセダ相手にいい勝負ができるように、しっかり声を出して引っ張ってアピールできるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!
(記事:林佑真、写真:河合亜采子、大泉洋渡、取材:加藤由衣)