【ホッケー(男子)】二宮・福島・北村・前田の4ゴールで完勝! 終始試合を制す/関東学生ホッケー秋季リーグ順位決定戦vs日体大

男子ホッケー

1か月ぶりのリーグ戦となる今試合は、勝つと1部残留が決まる一戦。試合は第1QPCから二宮怜(政1・慶應)が弾丸シュートを決めて先制すると、第3Qでは福島諒太(政4・慶應)PSを決め、最終Qでは開始早々、北村玲(経4・慶應)がネットに押し込む。その後1点を返されるも、終了間際に前田海(経4・慶應)もゴールを決め4ー1で勝利した。チームは明日の5位決定戦へと駒を進めた。

令和6年関東学生ホッケー秋季リーグ順位決定戦

 

 11/16(土) 9:30試合開始 @慶應義塾大学下田グラウンド

 

 

第1Q

第2Q

第3Q

第4Q

合計

慶大

1 

0 

2 

日体大

0 

 

♢スタメン♢

GK 豊岡敬人(政4・慶應志木

 

DF 二宮怜(政1・慶應)福島諒太(政4・慶應)、坂上開道(経4・慶應)、森村悠太郎(政2・慶應)

 

MF 岡部匠汰(経4・慶應志木)、南龍之介(政4・慶應志木)、 中川諒(経2・慶應)

 

FW 岡本遼一(経2・慶應)、前田海(経4・慶應)、北村玲(経4・慶應)

 

10月14日(月)に行われた山梨学院大学戦以来のリーグ戦となった男子ホッケー部。初戦は東農大相手に0ー1の惜敗、2戦目は早大相手にSO戦へ持ち込み逆転勝利、3戦目は山学大相手に0ー4とここまで1勝2敗とし、Bブロック3位で順位決定戦に臨む。対する相手はAブロック4位の日体大。勝てば1部残留が決まる一戦には、朝から本拠地・下田グラウンドに多くの観客が詰めかけた。

 

慶大ボールで始まると、序盤から積極的にゴールを狙う。4分にはベイン・ニコラス(理研修2)がフィールド左側からサークル内に侵入すると、相手ファウルを誘い早速PCを獲得する。南龍之介(政4・慶應志木)がシュートを放つもこれは相手DFのナイスセーブに阻まれ得点にはならず。その後も得点にはならなかったが、前田海(経4・慶應)も相手ファウルを誘いPCを獲得する。すると11分、センターラインにいた渡邉悠汰(政2・慶應)からサークル内にいた前田へのロングパスが通ると、再び前田が相手ファウルを誘いこのQ早くも3回目のPCに。岡本遼一(経2・慶應)からパスを受けた二宮怜(政1・慶應)がサークルラインからネット中央に突き刺すフリックシュートを決め、先制に成功する。相手もPCを獲得するも守備陣が奮起し得点を決めさせず、1ー0で最初の15分を終える。

先制点を決めた二宮

ボールはネットに吸い込まれた

1点をリードした状態で始まった第2Q。開始3分、早速前田が仕掛ける。センターラインを越えたところでパスを受けた前田は、そのままドリブルで相手を華麗にかわしながらサークル内に侵入。しかし残念ながらここで打ったボールは相手のキーパーに阻まれてしまう。9分には今試合初となるグリーンカード(2分間の退場)のペナルティーが相手に与えられ数的有利の状態になるものの、相手の好守備もありなかなかチャンスを生かしきることができない。終盤にはPCのチャンスを得たが得点には繋がらず、両者スコアは動かずハーフタイムを迎えた。

大健闘のキャプテン・前田

第3Q、試合序盤から好調を見せていた福島諒太(政4・慶應)がここでも好プレーを連発する。ハーフタイムを挟み攻撃の方向が変わると、慶大は果敢に攻め相手のサークル内に侵入していくが、なかなかシュートに至らない。そんな中、繋がると危ない鋭く長いパスが日体大から出されると、それを間に入って止めたのが福島。カウンターアタックに繋がりかねないパスを防いで相手に流れを渡さなかった。9分には本試合2枚目となるグリーンカードが相手に与えられ、再びチャンスとなるも得点には繋がらない。しかし12分、ついに慶大に絶好のチャンスが訪れる。サークル内で相手の反則によりペナルティーショット(ゴールキーパーと1対1でショットができるため、PCより得点チャンスが大きい)の機会を得ると、これを福島が確実に決め、1点を追加。さらに相手を引き離して第3Qを終えた。

PSを入れ、ポーズを決める福島

最後の15分間は開始早々、フィールド右側からロングパスを受けた北村玲(経4・慶應)がそのままネットへ押し込み3点目を決める。その後も慶大が主導権を握り続けるも、これ以上追加点を与えたくない日体大も堅い守備を見せ、膠着状態に。すると8分、相手選手にドリブル内侵入を許しゴールライン間近まで攻められるも、ここに来たのはまたもや福島。相手パスをカットし、パスを受けたベインが外に出しピンチを脱する。しかし10分にイエローカードが出され数的不利に陥ると、2分後にはゴール前のディフェンスをかわされ、3ー1に。ここから日体大の猛攻を受ける中、岡本がロングパスをもらって相手サークル内に侵入すると、ゴール前にいた前田が押し込みシュート。即座に一点を取り返したところで試合終了のホイッスル。試合は4ー1で慶大が勝利し、無事1部残留を決めた。

前田のゴールですぐに1点を取り返した

今節、慶大はチーム全員がハッスルプレーをみせ、今まで以上にロングパスが通り、フィールド全体を使って終始試合をリードしていた。次戦はリーグ最終戦となる5位決定戦。対する相手は早稲田大学である。秋季リーグではSO戦の末、逆転勝利を収めた。次週には早慶戦が控える中、互いのチームがどのようなゲームを展開するのか注目される。

 

次戦 :関東学生ホッケー秋季リーグ5位決定戦

11/17(日) 11:20~ vs早稲田大学(リーグ最終戦!)

 @早稲田大学東伏見グラウンド

(記事、撮影:宇田川志乃、岡里佳)

 

♢選手コメント♢

福島諒太(政4・慶應)選手

攻守共に大活躍を見せた福島

ー今日の試合を振り返って

まず勝てて安心しています。2年連続で入替戦に進んでしまっており、それを回避できたのは良かったと思います。ただ明日も試合があるので、しっかり切り替えて明日の試合に向けていい準備をしたいです。

 

ーチーム2点目をPSで決められました。その時の心境を教えてください

緊張は全くしなかったです。ボールを打つコースも決めていましたし、何回も練習してきたので、落ち着いて決めることができました。得点機会を与えてくれたチームメイトに感謝です。

 

ー守備でも相手パスをカットするなど攻守ともに大活躍でした。ご自身のプレーを振り返っていかがですか?

守備ではパスカット、攻撃では前線へのボール供給を通じてチームに貢献できたと思います。  

ただ、その反面課題も見つかりました。例えば、味方への声掛けが遅かったり、味方が受け取りやすいボールを出せなかったりといった点です。満足できたプレーもありつつ、まだまだ成長できるところもあるなと感じる試合でした。またレベルアップできるように頑張りたいと思います。

 

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