女子やり投で倉田が準優勝!男子走高跳・須﨑、女子800m・仲子も入賞を果たす/2025日本学生陸上競技個人選手権大会

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2025日本学生陸上競技個人選手権大会が、神奈川県平塚市にて4月25日から4月27日まで3日間にわたって開催された。慶大からは男子5人、女子4人が出場し、女子やり投で倉田紗優加(環3・伊那北)が55m80で準優勝、男子走高跳で須﨑遥也(商3・丸亀)が2m13で5位、女子800mで仲子綾乃(総4・浜松西)が2分14秒25で7位に入った。

 

2025日本学生陸上競技個人選手権大会

4月25日(金)〜4月27日(日)@レモンガススタジアム平塚

 

【大会結果】

名前

種目

記録

結果

篠宮健吾(政4・慶應)

男子100m

10秒36(PB)

準決勝敗退

林明良(政3・攻玉社)

男子200m

21秒30

準決勝敗退

高橋諒(商2・桐朋)

十種競技

DNF

 

須﨑遥也(商3・丸亀)

男子走高跳

2m13

5位入賞

岩井章太郎(環4・同志社)

男子110mH

14秒21

準決勝敗退

仲子綾乃(総4・浜松西)

女子800m

2分14秒25

7位入賞

鴨下友織菜(環4・都立三鷹)

女子800m

2分16秒94

準決勝敗退

喜久里彩吹(商1・那覇国際)

女子三段跳

11m71

決勝17位

倉田紗優加(環3・伊那北)

女子やり投

55m80

2位(準優勝)

日本代表選出を懸けて勝負に挑んだ(写真は倉田)

学生個人選手権とは全国トップレベルの記録を持つ学生のみが出場できる大会である。加えて、2025年にドイツ・ライン=ルール地域で開催されるFISUワールドユニバーシティゲームズの日本代表選考会も兼ねており、世界を視野に入れる選手たちにとっても重要な意味を持つ。各大学の主力が照準を合わせる中、慶大競走部から出場した9人も自己記録の更新や代表選出を懸けて勝負に挑んだ。

 

男子走高跳では須﨑遥也(商3・丸亀)が5位に入賞した。2m05、2m10を1回目の跳躍で成功し、2m13も2回目の跳躍でバーを超えた。自己ベストタイとなる2m16に挑戦するもクリアとはならなかった。

ベストに迫る記録で入賞を果たした須﨑

男子100mには篠宮健吾(政4・慶應)が出場。予選を10秒50で走り、組2着で危なげなく準決勝に進んだ。準決勝では2回のスタートのやり直しにも集中力を切らさず、良いスタートを切った。1.8mの追い風にも恵まれ、自己ベストを更新する10秒36を記録した。

準決勝で自己ベストを更新した篠宮

女子やり投げには昨年度準優勝の倉田紗優加(環3・伊那北)が出場。5投目が終わった時点での記録は54m38で4位。記録を伸ばしたい6投目。観客席に手拍子を求めた。気合の入った投擲を見せ、記録を55m80に伸ばした。順位を2位に上げ、意地を見せたものの、試合後には悔しさをにじませた。

準優勝も笑顔なし(写真左)

女子800mに出場した仲子綾乃(総4・浜松西)は予選と準決勝を順調に突破。迎えた決勝。100mを通過しオープンレーンとなった後は第2集団につけた。残り200mからのラストスパートに食らいつき7着でゴールした。昨年はこの大会3位に入った仲子。今年は昨年越えとはならなかったが、2大会連続で入賞する安定感を見せた。

2大会連続で入賞を果たした仲子

本大会の2週間後には、第104回関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)がひかえている。関東インカレは競走部が今季最も重きを置いている対校戦である。「シーズン前半とはいえ、慶大としてはこの試合でいかに一人一人が爆発できるかにかかっています」、副将・鴨下をはじめ、多くの選手がこの大会の重要性を口にする。

大一番を前に、全国トップクラスの選手との試合を経験できたことは選手たちにとって大きな経験になったはずだ。男子100mの篠宮は、隣レーンに日本代表経験を持つ栁田大輝(東洋大)が走る中で自己記録を更新した。本大会で順調に記録を出した選手だけでなく、悔しい結果に終わった選手も今回の経験を糧とし、“此処ぞ”の場面で活躍してくれることを期待したい。「此処ぞ、勝ち鬨」、決戦は5月8日から。

 

(取材・記事:山口和紀)

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