【バスケ】関東トーナメント2戦目 酒井復帰、国士大を終始圧倒し完勝!

スタメンに酒井(環4)が復帰。

春の関東トーナメントの2戦目。初戦の立教戦は大差で勝ったものの、立ち上がりの悪さを見せるなど不満の残る内容であった慶大。この試合は快勝して明後日からの3連戦に向けて弾みをつけたいところだ。試合は序盤こそ互いに点を決めあう互角の展開であったが、第2Q以降は終始慶應ペース。得意の速攻を軸に点差をつき離すと、ベンチメンバーも多く出場する余裕の展開となった。1年生の活躍もあり最終的には40点もの差をつけての圧勝。次戦に向けて弾みをつける1戦となった。

第59回関東大学バスケットボール選手権大会 6回戦

2010/05/12(水)@代々木第二体育館

  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 28 26 24 26 104
国士大 23 16 18 61
慶大のスタメンは二ノ宮主将(環4)、酒井(環4)、岩下(総4)、澤谷(政4)、家治(環3)。開始早々慶大が積極性を見せる。ケガで出場が危ぶまれた酒井がいきなりドライブを仕掛けると、家治のミドル、澤谷のゴール下が決まる。その後も二ノ宮のスリーポイントや、岩下のダンクなどで加点するが、ターンオーバーなどの連携不足で相手に速攻を許す場面も。国士大はエースの馬の個人技で、内外問わず得点していく。1Qは28-23と慶大がわずかにリードで終える。

この日18リバウンドを記録した酒井。

2Q、慶大はディフェンスから流れを掴む。鋭いチェックで相手に易々とはシュートを打たせず。オフェンスでは途中出場の蛯名(法1)が安定したパスを供給していいリズムを生むと、岩下、酒井がオフェンスリバウンドを量産し、ゴール下で次々と得点。一方の国士大は慶大ディフェンスの激しいプレスを前にオフェンスが単発になり、このピリオドではわずかに4得点。慶大はその後も家治のバスケットカウントや、二ノ宮のブザービーターとなる技ありのスリーポイントが決まり、54-27とダブルスコアで前半を終了する。

後半に入っても変わらず慶大ペース。お家芸の速攻で家治が得点すると、ディフェンスでも酒井がブロックで奮闘。余裕が出た慶大は控え組が次々と出場し、活躍を見せる。金子(環3)が個人技で連続得点を挙げると、春本(環3)、矢嶋(総1)がスリーポイントを沈める。国士大も速攻などで得点するが、慶大のリードが広がる一方で78―43で3Qは終了。

4Q、慶大はまず岩下が活躍を見せる。ゴール下で次々と得点すると、ディフェンスでも立て続けにブロックショットを決めるなど絶大な存在感を発揮。澤谷もインサイドで華麗なシュートを沈める。

13分の出場で14得点をあげた矢嶋(総1)

すると、4年生に続き今度は1年生が躍動。矢嶋がこのピリオドだけでスリーポイントを3本決め、本橋(環1)もゴール下で得点。最終的に104-61と慶大が圧勝した。

序盤こそ流れに乗り切れなかったが、終わってみれば40点もの点差をつけての圧勝。上級生、下級生ともに頼もしい活躍が見られ、チームは上昇気流だ。この調子で明後日からの試合も勝ち続けることを期待したい。

By Syouta Kajigano

コメント

佐々木HC

昨日もそうだけど電鉄杯も二ノ宮が良くなかったのが、今日は最初に二ノ宮が頑張ったんで二ノ宮の頑張りがこういうゲームになったと思います。(昨日の試合の出だしの失敗の原因は)二ノ宮のおかしくなってた。(酒井選手の活躍については)酒井と二ノ宮が良かったんで岩下もその気になった。(昨日ルーキーが引っ張ってた時間があったが)やっぱりルーキーにはスターターは荷が重いね。フォワードだとプレッシャーがあるからルーキーがスタートをやるとしたらインサイドかな。中島が良くなれば中島を使いたい。(電鉄杯から今までの練習は)もう一度オフェンスの形を良いようにしようと思ったんだけど全然良くないので、諦めてもう1回ディフェンスを頑張って、修正の時間がないので悪い悪いと言われている部分は捨てて自分の良い所を伸ばしなさいという風に目標を変えました。(余裕を持ってベスト8ですが)余裕じゃないよね。この子達は自分達がうまくいくと気を抜く子達だから、それが慶應の連中なんだけど。そこらへんが消えないと強くなれない。弱くはないはずなんだけど、なんとなくみんなを頼りにしちゃってどっちつかずになってしまう。今日みたいにリーダーの二ノ宮がどんどん入らなくてもシュートを打てばチームは変わっていくんですよ。(これからの意気込みは)優勝するしかないので、選手はどう思ってるか知らないけど、1戦1戦決勝戦だと思ってやっていきたい。

二ノ宮主将

いい部分がたくさんあったし、皆いい経験になった試合だったと思います。けれど慶應の弱みである1ピリや3ピリの入りの悪さは改善する必要があります。(立ち上がりが悪い原因は)やっぱり気持ちの作り方が出来ていないことです。試合経験の少ない選手にとっては難しいかもしれないんですけど、まずは強い気持ちを持って臨んでほしいです。(リバウンドが好調だったが)昨日の試合で相手にオフェンスリバウンドを20本くらい取られてしまったので試合前からリバウンドに集中しようと皆で言ってました。結果的によく取れていたんで今後もこの調子を続けていきたいです。(失点が少なかったが守備については)結果だけ見ればよかったんですけど、細かい所を見れば1対1のディフェンスだったり、連携の部分で優勝するためにはまだまだ甘い部分があるので現状に満足せずこれからも変えていきます。(1年生の活躍については)今年の1年生は向上心があるいい選手がいるので思う存分暴れまわってほしいです。1年生が気持ちよくプレー出来るように4年生を筆頭にチームを支えていきたいです。(準々決勝に向けて)2連覇に向けて明後日の試合からが本番なんで、気を引き締めて全力で勝ちにいきます。

岩下

昨日の反省だった入りというのが二ノ宮を中心として組み立てられて、最初は危ない場面もあったんですけど、しっかりと入りが出来たのがポイントだったかなと思います。(チーム内の方針は)点取るエースが抜けてしまったんで自分の得意な役割を伸ばしていこうっていうチームの共通理解が今あってそういう意識のもと二ノ宮起点にして今日は出来たかなと思います。(バランス良く得点出来ていたが)要所要所で誰かしら頑張ったというのが見えたと思うんで、そこがもっとうちのチームで今後伸ばすべき点だと思います。今日のターニングポイントだったと思います。(ここ数試合ファウルが少ないが)京王杯であれだけファウルしてしまって今日もいらないファウルもしてしまったのでそこは反省点です。ディフェンスでどんどん動かないとなと思っていて、手を使ってしまうんでそこの癖をしっかり直して自分がチームの柱としてプレイしたいと思います。(これからの展望は)僕らは大分ラッキーなブロックに入れたと思うんですけど、一つ一つしっかりと最後まで勝ちきって優勝したいなと思っています。逆ブロックは激戦であそこの大学に勝って初めてしっかり勝ったと思うんで。(次の相手は)若い力で乗せると大変なチームだと思うんで、僕ら4年生が存在感を出して準決勝にコマを進めたいです。

酒井

(ケガの具合は)そうですね、思ったより早く治って、今日のプレーはちょっと散々だったんですけど、これからまあ明日1日あるんで、しっかり調整してあさっての試合に臨めればいいと思います。(今日の試合を振り返って)昨日応援席から見ていて、入りが本当に悪かったので、今日はそこを改善していこうという風に言っていたんですけど、まあそれなりに入りから、前半から離せて、うちの走る戦いが出来たのではないかなと思います。1試合を通してこっちのペースっていうわけではなかったんで、そこは今後の課題かなと思います。(第2ピリオドで突き放したが)まあ相手が最初当たってたというのもあるんですけど、早い展開でずっとやって相手をアップテンポにさせて、シュートが外れた所でこっちが一気に離せれば って毎回そういうパターンでやっていて、今日はそれが第2クォーターに来たというだけだと思います。本当は第1クォーターで得点源を抑えるのが1番いいと思いますけど、中央とか専修もやっぱり得点源があるので、そこを第1ピリオドからしっかりスカウティングして、抑えれればと思います。(チームの状態は)決して悪くないとは思います。まあチームの状態というか全ては4年生の3人が、いかに後輩達を上手くサポート出来るかっていうことが1番重要だと思うので、しっかり3人は自分が先生に期待されていることを表現できるように、まあ僕の場合ですとリバウンドとかそういったディフェンス面ですけど、今日はオフェンス面であんまり貢献出来なかったんですけど、そこはもう少し次から貢献していきたいと思ってます。(次の試合に向けて)うちは2連覇という目標を掲げていて、その2連覇というのはうちにしか出来ないことなんで、しっかりその2連覇に向けてあと3試合、このままではだめだと思うので、1試合1試合成長出来てその2連覇っていうのを達成出来れば最高の形じゃないかと、そして慶早戦に繋げればという風に思ってます。

矢嶋

今日は酒井さんが復帰したということでベンチからだったんですけど、最初から流れが良くて気持ちよくプレイ出来ました。(昨日スタメンだったが)酒井さんが抜けるのは痛かったんですけど自分がその部分を頑張ろうと思っていて酒井さんにも「思いっきりやってこい」と言われたんで意識せずに自分のペースで出来ました。(今日はシュートを多く決めていたが)皆から「どんどん打て」と言われて自分で決めていこうと思っていたんでそれが繋がってシュートが決まったと思います。(早くもベスト8だが)本当に先輩が日本一目指して2連覇目指していて、その優勝に少しでも貢献できるように、自分のプレイをどんどん出して盛り上げていきたいと思います。(意気込みは)絶対優勝したいんでチーム一丸となって優勝したいと思います。

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