【ソッカー(男子)】岡田の2ゴールで勝利 9位で大会を終える/「アミノバイタル®」カップ9位決定戦VS駒澤大学

ソッカー男子

流通経済大学に敗れ、9位~10位決定戦に回るも、角田惠風(商4・慶應/横浜F・マリノスユース)の2試合連続ゴールなどで立教大学、明治大学に連勝し、総理大臣杯への出場を決定させた慶大。9位~10位決定戦3日目となるこの日は、関東大学サッカーリーグ2部に所属する駒澤大学との一戦となった。開始早々に岡田朋希(商4・國學院久我山)のゴールで先制すると、直後にも岡田がこの日2点目となる得点を奪い2点差とする。前半のうちに1点を失うが、そこからは立ち直りリードを守り切り、2−1で試合終了。この結果、「アミノバイタル®」カップは9位で終えることとなった。

 

2025/6/29(日)11:00キックオフ@早稲田大学東伏見サッカー場

 

【スコア】

慶應義塾大学2ー1駒澤大学

 

【得点者】

5分 慶大 岡田朋希(洪潤紀)

14分 慶大 岡田朋希(村井亮友)

20分 駒大 髙橋修斗(奥野奨太)

 

【慶大出場選手】

ポジション

背番号 選手名(学部学年・出身高校)

GK

12 渡辺快(政3・慶應)

DF

20 松下伊吹(経3・渋谷教育学園幕張高/ジェフユナイテッド市原・千葉 U-18)

 

→ 31分 16 田形昂生(政3・慶應)

 

22 齋藤大斗(総2・日大三 / FC町田ゼルビアユース)

 

26 左貫龍之介(商4・市立浦和)

 

31 秋元心太(法2・駒大高)

MF

13 三浦大其(経2・慶應)

 

14 村井亮友(商4・桐生/ザスパクサツ群馬U−18)

 

15 洪潤紀(政2・國學院久我山)

 

→ 90+4分 33 熊谷柊治(商4・仙台第三/ベガルタ仙台ユース)

 

23 岡田朋希(商4・國學院久我山)

 

→ 89分 32 鈴木義仁(政2・帝京長岡)

 

25 小野翔大(経2・慶應)

FW

30 オノノジュ慶吏(政1・前橋育英)

 

→ 78分 18 梅野真生(総2・成蹊/横河武蔵野FC U–18)

 

 

2日前の明大戦で総理大臣杯出場を決めた慶大は、明大戦から先発11人全員を変更。1トップにはオノノジュ慶吏(政1・前橋育英)が入り、キャプテンマークは村井亮友(商4・桐生/ザスパクサツ群馬U−18)が巻いた。

本日キャプテンの村井

フレッシュな顔ぶれで臨んだこの試合、慶大は明大戦に続き開始早々に先制点を奪う。5分、洪潤紀(政2・國學院久我山)が左サイドでボールを受けると、ドリブルで相手2人を抜き去り中央へ折り返す。この折り返しを合わせたのは岡田朋希(商4・國學院久我山)。落ち着いてゴールに流し込み、幸先よく先制した。

洪のクロスで先制

久我山リレーで繋げた

さらに攻める慶大はあっという間に追加点を奪取。14分、自陣からドリブルで村井が持ち上がり、中央へパスを出す。パスを受けた岡田は相手の意表をつく浮かせたトラップでGKとの1対1に持ち込み、左足で豪快にゴールネットを揺らす。ゲームキャプテンの村井からこの日2ゴール目となる岡田の得点で、2点のリードを奪った。

いきなり2得点の岡田

オノノジュも喜びを露わにした

2点のリードを奪うも、この日の慶大は駒大の前線からの激しいプレスに苦戦し、敵陣へ侵入する回数は普段よりも少ない苦しい展開に。それでも、サイドからのクロスとロングスローやコーナーキックなどのセットプレーを中心に攻め込む駒大の攻撃を、GK渡辺快(政3・慶應)を中心とした守備陣が体を張って弾き返していく。

この日スタメンの左貫

しかし20分、駒大陣地からの相手のFKから、競り合いに負けて相手ボールとなると、マイナスの折り返しをゴールへ流し込まれ失点。ここまで凌いできた中で、一瞬の隙をつかれる痛い失点となり、スコアは再び1点差となった。

秋元らを中心にゴールを守る

前進して敵陣でのボール保持を増やしたい慶大は、飲水タイム後から右サイドからの攻撃を増やしていく。攻撃の中心となったのは三浦大其(経2・慶應)のドリブル。相手と正対して仕掛けていくドリブルは、試合を通じて効果的だった。三浦大のドリブルによる前進から巻き返した慶大は前半を1点リードで折り返した。

さすがのドリブルを見せた三浦大

後半も、三浦大のドリブルなどで右サイドから仕掛ける慶大、高い位置でのボール奪取からのサイドアタックやセットプレーで攻める駒大という構図は続くことに。62分、右サイドでボールを持った三浦がアウトサイドでゴール前へボールを送るとオノノジュが合わせるもこれは惜しくも枠の外。直後には三浦を追い越した途中から出場している右サイドバックの田形昂生(法3・慶應)のクロスから洪が頭で合わせるもこれもゴールとはならず。

久々の出場となった田形

後半は追加点こそ奪えなかったものの、相手の攻撃を集中して弾き返し続けた慶大。結局試合は2−1で終了し、9位で「アミノバイタル®」カップを終えた。流経大にこそ敗れたものの、9位~10位決定戦に回ってからは前年王者明大を撃破するなど3連勝で大会を締め括った慶大。敗戦から立ち直ったリバウンドメンタリティと、過密日程の中で分厚くなった選手層はこの大会でのもっとも大きな収穫だろう。目標とする「全国制覇」へ向け、夏の積み上げに期待したい。

9位で大会を締めくくった

(記事:首頭千紘 取材:塩田隆貴、首頭千紘)

 

<アミノバイタルカップ2025 試合結果>

【3回戦】

○慶應義塾大学2-1拓殖大学

6月20日(金)@時之栖スポーツセンター

 

【4回戦】

●慶應義塾大学1―2流通経済大学

6月22日(日)@時之栖スポーツセンター

 

【9~10位決定戦・1日目】

○慶應義塾大学3-2立教大学

6月24日(火)@時之栖スポーツセンター

 

【9~10位決定戦・2日目】

○慶應義塾大学2-1明治大学

6月27日(金)@AGFフィールド

 

【9位決定戦】

○慶應義塾大学2-1駒澤大学

6月29日(日)@早稲田大学東伏見サッカー場

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