【ソッカー(男子)】攻守で“ツッコむ”3年生コンビ 朔浩太朗×斎藤大雅/早慶クラシコ2025直前企画第1弾

ソッカー男子

2021年以来5年ぶりの勝利を目指すソッカー部。今年は慶大が1部リーグ、早大が2部リーグと所属リーグに差があるだけに絶対に負けられない展開となった。早慶クラシコ直前企画第1弾となる今回は朔浩太朗(理3・学習院高等科)と斎藤大雅(文3・立命館宇治/京都サンガF.C.U-18)にインタビューを行った。

 

ーー他己紹介

斎藤:彼は西日暮里の小学校出身で。

:大雅は名古屋から出てきて。

斎藤:お前が喋るんかい。

:この見た目から想像つくようなキャラなんですよね。まずこの関西ツッコミ。名古屋出身で、高校時代は京都サンガユースでプレイして。学校も京都なんで、もうTHE関西っていう。入部したときはもう先輩かって思うぐらい存在感があって。まあちょっと怖め(笑)。僕は全然何ともないですけど、同期でも今でも怖いって言ってる人もいるとかいないとか。

斎藤:きまずいて。

:結構家に遊びに行くんですけど、毎回すごい美味しい料理を振舞ってくれるっていうギャップもあります。

斎藤:このクッキングLBZ(@cooking_lbz)っていうアカウントをインスタでやってて。それでこのクッキングLBZっていうのをちょっと読者のみなさんにフォローして欲しいですね。

料理アカウントをフォロー必須だ

:大雅の料理がすごすぎて(笑)。僕が多分大雅の家に一番行ってるんですけど、毎回違う料理が出てきて。几帳面なんですね。彼はこの感じで。大雅ってギャップもありますね。ギャップ萌えですね。

斎藤:浩太朗は、、、

:僕は東京出身で、、、

斎藤:俺が紹介するから!ずっと東京で。シティボーイ。しかもママが優しくて。

:僕の親と仲良いんですよ。

斎藤:ママはめっちゃ優しいです。

:僕の家でバーベキューした時、ずっと母と喋ってて。

斎藤:もうママ大好きです。こないだもママと、、

:もうママの話はいいから。誰の紹介してるんだっけ。

斎藤:浩太朗は東京にずっといるので、もう東京の地図みたいな。東京全然わかんないで、助かってます。あと結構ボケても突っ込んでくれますね。サッカーの話なんもしてないですけど。

:サッカーで言うと、彼はミスター・センターバックっていうのを目標にしてて。関東一のセンターバックになってほしいなって思いますね。

斎藤:彼がいた学習院は東京都5部なんですよ。上から数えて、プレミア、プリンス、プリンス2部でそこから東京都1、2、3、4部ってあるので、めちゃくちゃ低いですね。そこから関東1部の舞台で戦ってるのはすごいです。ポテンシャルもあるし、ひたむきに努力してるし。まあ何よりも結構真面目だし、多分聞いたことをすぐ実行できるのが頭いいなって思いますね。日頃の生活もソッカー部生活からもそう言うところが出てますね。まあ理工なんで、それも計算してるんじゃないですか?やっぱり。

這い上がって来たシンデレラボーイ

:この放物線。このθが〜sinθがこうくるから〜。

斎藤:もうこういうやりとりをずっと続けてるんで。あとは足速い。色紙に書いてあるブレイクっていうのは相手のディフェンスラインを切り裂いて、点を決めるっていう意味でのブレイクですね。

 

ーーインタビュー相手に朔選手が斎藤雅選手を指名したが

斎藤:そうなの?

:俺が大雅が良いって指名しました。大雅はもう一番過ごしてるかもしれないですね。家にめっちゃ行ってます。

ーー仲良くなったきっかけは

:いつだっけ。

斎藤:一年の終わりじゃない?最後のほうにお互いトップチームってところで。トップチームも1年生の人数少ないじゃないですか。だからそれで仲良くなりましたね。

 

ーー前期リーグ戦を振り返って

:結果だけ見たら調子悪いんじゃないかって、周りもそう思うかもしれないですけど。後期リーグは全然優勝狙えるって思ってるぐらいで。別にそんななんかマイナスな印象っていうのを前期リーグに持ってなくて。前期リーグの後半戦とかは後半アディショナルタイムに点を決めた試合が何試合も続いたりとか。逆転して勝った試合とかもあって。いい流れっていうのはあるんじゃないかなと予想してますね。マイナスな印象は無いです。

斎藤:チームとしては、最初は立ち上がり、第2節、3節とかはちょっと苦しい試合が続いたかもしれないですけど、だいぶ試合ごとにチームと戦い方が合ってきたのかなって思います。

 

ーー朔選手はアミノバイタルカップで2ゴール。大会前と大会後で変化したところ

:去年から試合は出てるんですけど、なかなか点を決められないというのが続いていて。試合前は「この試合絶対決めるぞ」っていうのを毎回思い続けていたんですけど、結局アミノバイタルカップの前まではこういう結果だったんで。何が変わったのかっていうと、なんだろう。何が変わったと思う?俺なんか俺違った?

斎藤:ゴールに向かっていく姿勢が増えたんじゃない?ゴールに近かったからね、明大戦のあのプレーとか。サイドだけじゃなくてゴールに向かっていくっていう姿勢が増えたと思うけどね。

ゴールに向かっていくようになったという朔

:たしかにそういう意識が増えたのもそうですし。アミノバイタルカップは一発勝負で、リーグ戦と違った、負けたら終わりの緊張感の中で、チームとして全国制覇掲げてる以上、全国大会に出場しなくちゃいけないっていう責任感というか、「絶対勝たなきゃ」なというは思いは流経大戦前からも思っていて。そういう思いが得点に繋がったんじゃないかなって思います。

 

ーー斎藤選手は第8節・東洋大戦で初スタメン初ゴール。あの試合はターニングポイントに?

:そうですね。

斎藤:お前が喋るんかい。

:彼は1年のときに後半リーグ戦の最後の方で少し出たんですけど、まあ2年生のときはなかなか出れずで。そして今年も最初の方は出れなかった中で。ようやく監督に認められて、スタメンで出てたっていうその嬉しさもあって。あの試合はチームとして、逆転も決めていたので。東洋大戦の前の試合とかもなかなか勝てない状況が続いていて、その重要な試合で自分も点決めて、チームも勝ててというところで本当にターニングポイントだと彼は思ってると思います。

ーーそれで大丈夫ですか?

斎藤:もうほんとに言ってくれた通りなんですけど、最初はアンダーカテゴリーでプレイする機会もあったりして、なかなか自分の中で難しい時間を過ごすことがあったんですけど、リーグ戦スタメンっていうところでチャンスもらって。そこで自分がどうこうするよりはチームが上手くいってなかったので、もうとにかく勝たなきゃいけないっていうのを自分でも結構感じていて。結果がすなわち自分の評価だっていう捉え方をしてたので。得点も含めて、よかったのかなとか。そこからチーム含めて自分も気になるのかなと思います。

 

ーー慶大を目指した理由

斎藤:関東でサッカーをやりたいというのがまずありましたね。レベル感的に。勉強もそれなりに頑張ったし。より高いレベルでサッカーしたいし、勉強もしたいなと思ったので。

 

ーー文学部と理工学部でソッカー部は珍しいが

斎藤:文学部って出欠多いじゃないですか。だから行かなきゃいけない授業が周りと比べて多いと思うんですけど。自分は授業でできる限りもう吸収して、テスト勉強ほとんどせずに、別に授業で聞いたことノートで振り返って、解決決するみたいな感じになってます。授業でいかに吸収するかですね。

:几帳面ですね〜。僕はもうテストがとりあえず多くて。

斎藤:出席もある授業も多いもんね。

:だからもうなんか小学校みたいな感じですね(笑)テストが出席みたいなるから。授業行かなきゃいけない数は文系の人より多くて、、、

斎藤:いやいや俺めっちゃ行ってるよ。

:じゃあ環境情報学部とか商学部の人よりかは少ないですね。

教育学を学んでいるという斎藤

斎藤:文学部とかより少ないですって言え。

:そういうことで。先輩に一応理工学部が居るんですけど。まあ一人しかいないし。同期にプレイヤーの1人とマネージャーで1人いるので、気持ちを共有できる人がいるっていうのは結構うれしくて。最近後輩とかもその理工学部が増えてきてくれてるんで。僕が入部した時とかは理工学部とソッカー部を両立して卒業した人いないよって言われて。「どうせ辞めるでしょ」みたいなことを先輩から言われたことがあって。結構それ覚えててすごいそれが悔しくて。頑張ろうっていうのもあるし。だから後輩たちが4年間、留年とかせずにやりきってほしいなと思います。

 

ーー趣味は

:大雅は料理です。

斎藤:浩太朗は横の家の子供に勉強を教えるのが趣味ですね。横の家のお隣さんは小学生なんですけど。

:家庭教師ね。

斎藤:浩太朗あれやってるじゃん、かき氷巡り。やってない? 

:やってない(笑)。それ違う人でしょ。

斎藤:なんだっけ?なんかめぐってたでしょ。つけ麺巡りとかして。つけ麺。

:行ってないですね。

斎藤:避暑地とかもよく行くよね。

:行ってないよ。なんにも巡ってないから。

斎藤:もっと奥のあの安曇野とか行ってたっしょ。

:行ってないね。

斎藤:軽井沢とかね。避暑地好きだから。

:それは去年たしかに行ったわ。

斎藤:ほら〜。

:趣味は大雅のご飯を食べる事です(笑)。

 

ーー早慶戦への意気込み

斎藤:やっぱり俺は

:自分は

 

ーー同時にしゃべらないでください

斎藤:じゃあ守ります。

:攻めます。

斎藤:うーん。

:自分はとにかく勝ってみたいです。どんなリーグ戦よりも応援が多くて。早慶戦が大学サッカーのなかで一番観客が多い舞台だと思うんです。そういう舞台で勝てたら、みんな喜ぶだろうし、最高なんじゃないかなと思います。最後に早慶戦で決めたのが、、、以上です。

日頃の行いが功を成した斎藤

斎藤:何年前だっけな。4年前とか。

:そう4年前とかで(笑)、僕が入部してから早慶戦で誰も得点決めてないんで。自分で決めて、勝ちたいですね。上手いこと自分の前にボールが回って来て欲しいですね。

斎藤:前日の行いで運は回ってくるからね。

:そうなんですよ。こいつ明大戦の前に迷子助けてるんですよ。

斎藤:アミノバイタルカップの明大戦の前日の夜に学校から帰ってて。「ちょっと今日夜遅いからごはん作るのあれだな。よし、食べに行こう!」と思って、チャリンコ漕ぎながら、うどんにしよっかなとか考えてたら、迷える子供が、五歳児が道で泣いてて。「どうしたの」って聞いたら、迷子になって、お父さんに置いてかれたって言ってて。そこから泣いてたから慰めて、家まで送ってあげて一時間ぐらいかけて。

:やっぱりね、そういうことしてると運がね、広がってく。

斎藤:間違いない。

:だから早慶戦の前日も迷子を助けてほしい。

斎藤:ボランティア?

:もはや迷子センターに行ったほうがいいんじゃない。

斎藤:逆に不審者じゃない?それ。

:イオンとかで迷子を助けて欲しいですね。

斎藤:試合前日はイオンに行きます。

ーーありがとうございました!

(取材:塩田隆貴)

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