前節、インカレ出場権の懸かった早大戦で惜しくも引き分けに終わった慶大。最終節となる今節では、自力でのインカレ出場権獲得には勝利しかないプレッシャーの中、守備陣を中心に奮闘。苦手とする筑波大相手に実に39年ぶりの勝利を飾り、悲願のインカレ出場権を獲得した。
第85回関東サッカーリーグ戦【後期】1部リーグ 第22節
2011/12/4(日)11:00KO @駒沢陸上競技場慶應義塾大学1-0筑波大学
{得点者}前半5分 日髙慶太(慶大)
勝利のためには何としても先制点を奪いたい慶大は開始直後から攻勢に出る。すると5分、ゴール前で抜け出した風間(商4)がバックパスを出し、受けた河井(政4)が左フリーの日髙(総4)にラストパス。このボールを日高が冷静に蹴り込み幸先良く先制する。さらに早めに追加点を奪い、流れを掴みたい慶大は13分、CKのこぼれ球を拾った河井のクロスをファーサイドの黄(総4)が落とし、笠松(総4)がダイレクトでシュート。しかしこれはバーを越えてしまうが、慶大ペースで試合が進む。ところが直後の14分、風下に立つ慶大は風に乗った筑波大のロングボールを拾われピンチを迎えるも、ここはDF陣が対応し、ピンチの芽を摘む。そんな中、中盤で守備を固めてくる筑波大に対し慶大は河井がDFラインまで下がってボールを受け、リズムを作る展開に。しかし決定的なチャンスは作れない。だが迎えた前半アディッショナルタイム、筑波大が前がかりになったところで藤田(政3)が中盤でボールを奪いカウンター。4対3の数的優位の状況で中央の大塚(総4)にスルーパスが出るが、これは大塚が反応できず、1-0で前半を折り返した。
慶大にとって30年以上勝利のない相手である筑波大に対し、勝利するためには相手を意識しない戦いが求められる後半。そんな中でも「自分たちのサッカーをしようという意識」(笠松)がこの日のイレブンにはあった。この試合では本来の2トップの一角ではなく、サイドに張り出していた風間(商4)がチャンスを創出する。8分、左サイドを突破した風間がクロスを上げ、ファーサイドで受けた日髙がDFを交わしてシュート。決定的な場面だったが、惜しくもバーに弾かれてしまう。すると59分、筑波大にペナルティエリア内の混戦からシュートを放たれるも、これは慶大DFが体を張って対応。さらにこれで与えたCKから頭で合わされるも、またもバー直撃。クロスバーにも助けられた慶大は何とか失点を防ぐ。その後は筑波大ペースで試合が進む中、カウンターの目を探る慶大は78分、筑波大ゴール前で相手DFが見失ったボールを森田(経3)が逃さず奪いシュート。決定的なチャンスだったが惜しくもゴール右に外れてしまう。さらに80分、ロングボールに抜け出した風間がペナルティエリア内で相手に倒され、これがPKの判定に。勝利をぐっと近づける追加点を奪う絶好のチャンスを得ると、慶大キッカー・日髙はゴール左隅を狙う。ところが相手GKに完全に読まれてしまいシュートをセーブ。2度のチャンスを逃してしまい慶大にとっては嫌な流れになるも、その後もDF陣が最後まで集中を切らさず、1-0のまま試合終了のホイッスル。この瞬間、悲願のインカレ出場権を獲得した荒鷲イレブンの歓喜が駒沢の空にこだました。
5位で終わり、インカレ出場に一歩届かなかった一昨年。屈辱の7位に終わった昨年。そうした中、今年こそはという思いでこの一戦を迎えた。そんなプレッシャーのかかる一戦で、さらに長年勝利のない筑波大相手ということもあり苦戦も予想されたが、それを覆したのは「我々のフットボールをしよう」(須田監督)という開き直りだった。それが早い時間で先制点を奪い、90分間集中を切らさず完封できた要因だろう。自分たちのサッカーを追求し、得たこの勝利は慶大イレブンにとっては大きな自信に違いない。さらにリーグ戦3位という結果は河井、日髙を中心とした慶大のパスサッカーが関東大学サッカー界の中でも随一の実力を持つことの証明とも言えるだろう。こうした自信を胸に臨む全国の舞台。新たなスタートラインに立った今、目指すべきゴールは「日本一」しかない。
By Daiki Yamamoto
コメント須田監督
(インカレ出場が決まったが今の感想は)リーグ戦と言うのは本当に総合力、今日の試合だけじゃなくて22試合チームの力で、もちろん大事な試合だったがリーグ戦の一つとして戦おうと言って送り出したが、まさに冷静に見ると今日はよく頑張っていたけれども、上位に来るチーム力はうちにはあったかなと思います。もちろん今日の試合プレッシャーの中で選手たちがよく頑張ったと思うし、それだけの力はあったんじゃないかなと思います。(長年勝てていなかった筑波大相手だったが)前期の試合はみんな言っていたが、今回はあえて口に出さなかったのかな。とりあえず相手がどうだというよりも我々のフットボールをしようと、目の前の相手を倒すだけだと、そのような形だったのであまり今回は筑波がどうだとかいう意識はなかった。(早い時間に先制できたがその後のゲームプランは)速い時間だったんで、0-0の気持ちでやっていたと。我々は90分間本当に1年間やって来た集大成だとことだったので、我々のフットボールをしようと。攻撃では速く回して、ワイドに攻撃しようと。(守備では)ある程度プレッシャーをかけて、相手に自由を与えないと。そういったオールウェイズオン・ザ・ボールをテーマとしてやってきた1年間のサッカーをやっていこうと。1点入れたからといって変えることはなかったし、たぶん最後までそんなに1-0で勝っているというよりかは我々のフットボールをしたと、そんなような内容だったと思う。(久々の完封勝利だが)全員がアラートな状態で、集中していて非常に良かった。(1点リードで前半折り返したが、ハーフタイムに選手に伝えたことは)変わらず行こうと。同じサッカーをやろうと。あと45分常に集中して、走り負けないでというありきたりなことを言って送り出した。「あとはお前らで勝ち切ってこい」ということを言いました。(後半、森田選手と川久保選手を投入したが)大塚がかなり今日は飛ばしていたので、乳酸が溜まってもう動けない状態だったので、活きがいいのを前で使ってというのと、あと風間が(足を)攣っちゃったのでね。トップの川久保と交代させました。(2トップの風間選手と大塚選手への指示は)今日は風間の方はいつもの2トップというよりかは1トップでサイドに風間を置いて、特に攻撃の時はサイドの高い位置にポジションを取りなさいと。そこから中に入っていっていいけれども、最初から中にいるなと。とにかくサイドで高い位置でワイドに取っといて、そこからボールを受けなさいという指示をしていた。大塚に関しては別にそんなに。途中相手のペースになった時に相手のディフェンスラインが高かったので、ディフェンスラインでボールを回している時に裏を狙おうと。それぐらいは話しましたけど。(ラインを上げろという指示も飛んでいたが)相手は我々の陣地に入って前を向かせると上手いので、とにかくなるべく高い位置でと心掛けていたので、引きすぎるなという指示は出していた。(PKを決め切れなかったが、残り5分、10分はどういう心境だったか)あそこで決めてればね。でもこれもサッカーだしね。次誰に蹴らせようかと。河井も外した、日高も外した、次は誰に蹴らせようと。そんな話はさっきしていましたね。(PKキッカーはどう決めているのか)だいたい学生たちがある程度決めて、こっちがというよりか自分たちで決めないと。(インカレへの意気込みは)今度はノックアウト方式で一発勝負なので、ちょっと今とは違ったところもあるし、まぁPKの練習もしないといけないだろうし。これからが我々のスタートだと。第一目標はインカレ出場4位以内だと。それから日本一という目標を我々は立てたので、第一目標は達成したと。次の目標に向けてまた新たに学生たちとサッカーを追求していきたい。(初戦の相手は福岡大だがイメージは)この前テレビで天皇杯のベルマーレ戦を見たが、非常にチームとしてまとまっていると。特にディフェンスの面で。相手がベルマーレだったからかもしれないが、ディフェンスの部分で非常にコンパクトで、ラインの上げ下げも良かったし、もうインカレ出てくるチームは手強い強豪校なので、まず我々のフットボールをすると。それから(相手の)長所を消せるように、弱点を突けるように、そんなところをこの2週間でやっていきたい。(インカレに向けて一番慶大が強みにしているところは)まずチームのバランス、安定性というのはチームの強みだし、コンディションもいいし。そういう全体的なバランス、そこが我々の強みじゃないかなと思います。
笠松主将
(インカレ出場が決まったが)ほんとにここまで来るまでには長かったというか、2部の時からいましたし、そういう苦しさや先輩たちの気持ちがつながって、最後自分たちが出ている選手もそうですし、出ていない選手も含めてチーム一丸となって戦った結果、今日勝つことができて、次につながることができたのでよかったと思います。(試合を振り返って)立ち上がりから攻めの気持ちをもって戦った結果、5分で得点できたので、あとは守りに入ったわけではないが、やっぱり苦しい時間帯もあってそこを乗り切れたのでよかったかなと思います。(前半風下にコートチェンジしたが)あれは日差しが強かったので、風と言うよりも日差しの問題で変えたということですね。(ただ前半風下で裏へのボールも警戒しないといけなかったと思うが)筑波はそこまで裏に蹴って来ないので、蹴ってきたボールもしっかり対応できていたので、そこまで問題はなかったと思う。(ディフェンス面では90分間集中を切らさなかったが)本当にもう集中切らしたら終わりだと思っていたので、声を掛け合って、松岡ともいい連携が取れていると思うので良かったかなと思います。(苦手とする筑波大相手だったが対策は)筑波がやることはしっかりパスをつないでくるということだったので、しっかりそれに対応して、マークを外さないようにとかそういうことをやってきたので、あとは筑波という意識はしないで、自分たちのサッカーをしようという意識で、そこまで歴史がどうとか意識しなかったことが良かったのかなと思います。(PKを外してしまうなど、最後は少し苦しい展開だったが)実際早く終わってほしいなと思ってましたけど、そこまで点を取られるという雰囲気は(ピッチの)中でもなかったので、(日髙)慶太が外した時はやばいなと思いましたけど、1点取ってくれているので、0に抑えればというところでそれはディフェンスの仕事なのでそこはしっかり自分の仕事をやろうと思った。(1年間通じて負けが少なかったことが3位になった要因の一つだと思うが)負け試合を引き分けに持ちこむとかそういうようなことができるようになったのは、チームの力がついてきたからだと思うので、そこは勝ち切れなかった試合も多かったが、負けなかったというのは強かったかなと思います。(特に後期敗れたのは神大のみだったが後期の戦いを振り返って)後期のはじめはなかなか勝ち点を伸ばせなくて、苦しい時もあったが、その中でもしっかり自分たちのサッカーを見失わないでやってきた結果、最後の方はほんとにケガ人も少なく、ベストメンバーの状態でやれたので、そういった意味では最後になるにつれてチーム力が高まっていったという意味では年間を通しては良い傾向のあると思う。(その良い傾向の中で迎えるインカレだが鍵になる点は)トーナメントなので、自分が考えるのは先制点だと思うので、先制点をいかに取るかが大事だと思うので、立ち上がりからしっかり気持ちを持って、良い入りをすれば良い試合ができると思うので、そこをキーポイントに置いてやっていきたい。(1回戦の相手は福岡大に決まったがイメージは)福岡大学のイメージはフィジカルが強いというのと、FWにもいい選手がいるので、自分は関東選抜の時に九州選抜とやっていたりして、相手のことのだいたいはわかっている部分もあるので、そういうところをしっかり考えながら、リサーチすることも大事だし、自分たちのサッカーをしっかり詰めてやっていきたい。(インカレへ向けて抱負を)とにかく1試合でも多くできるように、やるからにはまず国立を目指して、日本一を取れるように、一試合一試合を全力で戦っていきたいと思います。
田中副将
(今の気持ちは)2年前からこの壁を乗り越えようと言っていたので、本当に嬉しいです。(苦手とする筑波大が相手だったが)もちろんみんな相手をリスペクトはしていたんですが、順位的にも勝てば筑波より上に行けるということで、自分達がやってきたサッカーをやるということを言っていたので、勝てて本当に嬉しかったです。(先制点を取ってからは)あそこから守りに入るとまだ長いので、もう1点を狙いながらかつ失点を0にするということは非常に難しかったですし、点を取るチャンスを逃したりしたんですけど、最後守りきれて良かったです。(リーグ戦としては大学最後の試合だったが)本当に色々な経験をさせてもらいました。苦しいこともありましたけど、慶應というチームが一丸となって戦うということ、色々な想いを背負って戦うことの難しさや素晴らしさをずっと感じてきて、最後もそれを感じてやることが出来たかなと思います。(インカレに向けて)福大はJのチームにも勝ってるチームなのですけど、ここからは相手というよりも自分達が一丸となって戦うことが大事になると思います。あと2週間あるのでしっかりと準備して、慶應の力を見せたいと思います。
中川
勝てばインカレ出場が決まるということで、皆前向きな気持ちで試合に入れました。特に立ち上がりがよくて、早い時間帯に点が取れたのでその後もゲームを組立やすかったです。あまり数は多くないけれどシュート数も相手を上回っていたし、見ていても面白い試合だったと思います。(セカンドボールなど随所に気迫が見られたが)スタンドにいるあれだけの部員だったり、数々の支援を受けて僕らはピッチに立っているし、4年生は最後に歴史を作りたいと、下級生は4年生を喜ばしたいという思いを感じていたので、それがピッチの上で表現出来たと思います。(DFラインの出来について)ほとんど危なげなかったし、相手にボールを保持されても落ち着いて対応できていて、後ろから見てて頼もしかったです。(今日は無失点でした)今日はとにかく結果を求めていて、主将の笠松を中心に無失点をいつも心がけて、追い求めてきたので、こうして形に出来たのは大きかったと思います。 (今のチーム雰囲気は)まず、ようやく一つの目標が達成できたので安堵感で一杯です。ただ今年のチームで最初に立てた最終目標が日本一なので、まだスタートラインに立ったばかりだし勝負はこれからだと感じています。(今リーグを振り返って)チームとしては自分たちがパスを回して主導権を握ろうという意識で臨んで、結果主導権を握れた試合、そうでなかった試合があったけど、全体的には安定した試合運びが出来たと思います。個人的には今までの年では一番トレーニングを積んだ自信があるし、僕以外の試合に出れない9人のゴールキーパーの思いも感じて試合に出ていたので、その責任を持って他の出れない選手に恥じないようなプレーを心がけていたし、ある程度満足いく内容で22試合出来たと思います。(インカレに向けて)これからはノックアウト方式で、とにかく上に這い上がりたいです。22試合やってきてやっと掴んだチャンスなので、1試合1試合結果を残して繋いで、頂点に立つまで一瞬も気を抜かないでやりたいです。まずは初戦、最高の準備をして最高に慶応魂がこもった試合をしたいです。
黄
(今日の試合を振り返って)勝てばインカレという状況で、勝つことだけを考えて試合に臨みました。(今日はディフェンスラインが安定していましたが)筑大はやってくることが分かっていました。ボールを動かして、ギャップでボールを受けて、そこからみんな前に出てくるという嫌らしい攻撃をしてくるチームで、1部上がってからなかなか勝てなかったんで。ディフェンスはとりあえず前を向いて遅らせてゾーンを作ってという練習をやってきました。それがいい形で試合に出て良かったです。(オーバーラップを積極的に行い、チャンスを作っていたが)まずは、守備から入ろうと意識していたんですけど、いい形で慶太が時間を作ってくれたので前に出るチャンスが前半はありましたね。点には絡めなかったですけど、攻撃参加できてよかったです。(慶大にとって久しぶりのインカレ出場になりましたが)率直にうれしいですね。この1年間インカレに出るためにやってきたのでそれがこういう形で実ったので、今は本当にうれしいです。(初戦は福岡大が相手ですが)対戦相手のビデオとかまだ見ていないので分かりませんが、天皇杯で大宮を破っているし、フォワードにいい選手がいるって聞いているので。まずは相手どうこうというより自分たちのプレーをすることと、強い気もとで初戦突破を果たしたいです。(今年1年を振り返って)なかなか結果が出なくて、苦しかったんですけど、後期に入ってまずは守備からということを自分でも意識できたし、それが後期の結果にもつながっていると思う。その中でタイミングをはかって上がることによって、攻守の切り替えというのを意識してやってきました。後期はまだ2アシストですけど、アシストできたんで満足はしていないですけど、1年を通していい方向にいっているのかなぁと思います。
日髙
(率直に今のお気持ちを)本当に嬉しいです。自分は試合に出ている立場なので、絶対にみんなにインカレを経験させてやりたいと思っていました。それを達成できて本当に嬉しいです。(ご自身のゴールが決勝ゴールになりましたね)あれは本当に(河井)陽介が良いパスをくれました。これまでも陽介からのパスを受けて自分が決めるという形があったので、あの場面でもパスがくると信じていました。落ち着いて決めることが出来たかなと思います。(逆にPKの場面は力んでしまったか)実は、前日の練習の時にも外してしまっていて。PKを貰った時には、これを自分が決めたら本当に楽になるだろうなとは思っていたのですが、前の2試合では右の方向に蹴ったなとかいろいろなことが頭をよぎってしまって、変なことを考え過ぎてしまいました。皆に申し訳なかったです。(今日の試合に向けてどのような準備をしてきましたか)もういまさら何かをやるということはなかったので、自分たちのサッカーを出し切るという事だけにみんなの意識を統一しました。気持ちの部分では、今日の試合に限って言えば間違いなく筑波を上回れると思っていたので、変に緊張とかもなく試合に入れたかなと思います。(気持ちで上回っていたことが特に守備の面に表れたと思うのですが)そうですね。前線の(大塚)尚毅とか風間も本当によく走ってくれていたし、声の部分でも全員がしっかりと出して、お互いに厳しくやれていました。逆に毎回これだけ厳しくやれていたらとも思いましたね。(今日の1対0という結果に、今季の成長が詰まっていたか)本当にその通りだと思います。今シーズンは、試合をするごとに成長しているなということを実感しながら戦っていました。良い面はもちろん、試合で出た課題を生かして次の試合に繋げていくことが出来ていたと思います。今日に関しては自分がPKを外してしまって、本当に苦しい状況になってしまったのですが、そこで耐えられたという事はチームの成長の証だと思いますし、これはインカレにも繋がると思います。(インカレでどのようなプレーをしたいか意気込みを)プレーどうこうというよりも、皆が支えあっている、慶應という組織の力を全国に証明できるチャンスだと思っていますし、この組織は日本一になるに相応しいと思っています。それを結果という形で全国に示したいなと思います。
河井
(今日の試合を振り返って)勝てばインカレということで、みんな気持ちは入っていたと思いました。点を取らないと勝てないので、立ち上がりからみんなゴールに向かってプレーしていたので、それで早い時間帯にゴールを奪うことが出来てよかったです。(インカレが懸かっていたことに加え、リーグ最終節、相手は宿敵筑波ということで試合前の気持ちはどうでしたか)負けたら引退だと思っていたので、勝たないといけないなと思いました。引退する覚悟で、でも絶対勝つという気持ちで試合に臨みました。(今節は結果重視だったと思いますが、自身のアシストも含め内容についてはどうでしたか)立ち上がりにいい形で点が取れたので、そのあとちょっと自分が引きすぎて、チームとして迫力がなくなってしまって。守りに入っていたわけではないんですけど、ちょっと引いてもらいすぎてしまったので、もっと前でボールを蹴られるように、自分がシュートを蹴られる位置にいられればよかったと思いました。(勝利の瞬間の気持ちは)あんまりインカレという実感はなかったんですけど、勝った喜びはすごかったです。今日は絶対負けられないと思っていたし、筑波に勝つということもそうですし。それが出来てほっとしたというか、最近インカレインカレってみんなに言われて若干プレッシャーなところもあったので、やっとインカレに行けるのか、という感じでした。(リーグ戦全体を振り返って)まあ長かったですけど、今年の特徴はやっぱり連敗しなかったということが一番大きいと思います。負けた次の試合で、内容はどうあれ勝ち点を積み上げてこれたので、最終的にこの順位になれたと思うし、チームの雰囲気というのも、負けても次の一週間変わらずに、淡々と毎日練習メニューをこなしてきたので、そういう意味で力がついてきたのかなと思います。(インカレ初戦・福岡大戦への意気込みをお願いします)相手は全国の常連でいい選手も揃っていると思うんですけど、トーナメントなので、内容も大事ですけど、とりあえず結果にこだわって、負けたら僕たち(4年生)はもう引退なので、そういう覚悟を持って臨まなければいけないと思います。戦い方的にはとりあえず、先制点が重要だと思います。まずそれを取れるように、来週の練習に臨みたいと思います。
風間
(インカレ出場が決まったが、今の率直な気持ちは)うれしいです。(今日の試合を振り返って)やっぱり負ければ引退だったので、個人的には本当にサッカー人生終わるかもしれなかったのですごく勝ちたい気持ちは強かったです。(早い段階で先制点を奪ったが、逆にむずかしさはあったか)そうですね。やっぱり自分は攻めで要求されている多かったと思うので、あまり守りに入るというよりはやっぱり攻撃に。最初から全部飛ばしていくという気持ちで頑張っていました。(自身が得たPKのシーンについて)本当に最後だったので、やっぱり頑張るしかないということで、それでPKが得られたのはよかったです。(リーグ戦を振り返って)今年は前期はケガをしていて、全然チームに貢献できなかったので、最後チームに貢献したいという気持ちは強かったというのと、4年としてリーグ戦最後だったので絶対にこのチームでインカレに出たいという気持ちは持っていました。(勝った瞬間の気持ちは)うれしかったですよね、やっぱり。今まで支えてもらった人たちにすごく応援されているという実感もあったし、試合に出てない選手やマネージャーとか色々な方々がサポートしてくれるのを感じていたので、すごく勝ちたくて、それで勝ててよかったです。(インカレに向けて)一回戦で負けてしまったら何のために出たんだ、という感じなのでとりあえず一回戦勝ちたいです。
大塚
(インカレ出場おめでとうございます)ありがとうございます。(今の率直な気持ちを聞かせて下さい)そうですね。ホッとしてます。今日の自分のプレーは上手くいかなかったんで、次に切り替えてインカレ一回戦にむけて準備していきたいです。とりあえずホッとしてます。(この一年を振り返ってどうでしたか) やっぱり大学入って、開幕戦明治で、毎試合毎試合4年生に支えてもらって、本当に自分は走ったりとか泥臭いプレーでしか貢献できてなかったんですけど、試合重ねるにつれて自分の良さっていうのをより出せるようになったかなとは今は思ってるんですけど。(相手は30年以上勝ててない筑波大ということで、そういうことを意識したりはしましたか)特に意識はしてなかったですけど、勝てばインカレっていうことだけ考えて目の前の試合に臨むだけでした。(監督からはどういった指示を受けてピッチにたちましたか)相手の筑波は中盤でテンポ良く回してくるチームだったんで、まあまず前に立って縦パス入ったら攻めにいったり、守備のところではしっかりやるということをいわれてました。(試合終了のホイッスルが鳴った瞬間の気持ちは)今日は納得いくプレーではなかったんで、悔しいっていうか…まあみんな喜んでたんで嬉しかったです。(インカレに向けて意気込みを)一年目から出させてもらって、インカレにも連れてってもらって本当にチームメートみんなに感謝してピッチに立ってその気持ちを表現できるようにしっかり準備していきたいと思います。
小島
(インカレ出場が決まった瞬間のお気持ちを)ベタですけど、本当に嬉しかったです。トレーナーの杉野とか、実際に試合に関っていない4年生も泣いてしまうくらい、感動できる瞬間だったと思います。(試合終盤になかなか追加点が取れない状況が続きましたがベンチはどのような雰囲気でしたか)あれですよね。(日髙)慶太のPKとかですよね(笑)。正直やっちゃったなと思って見ていました。でも守備陣、中川をはじめDFラインが非常に集中していましたし、気持ちの勝負になれば勝てるだろうと思っていたので、特に心配はしていなかったです。(今年は控えのGKということで、公式戦の出場機会は少なかったですがどういった思いがありましたか)正直、自分が1、2年生の時は試合に出てチームに貢献したいという思いが強かったですけれど、4年目にもなってくると自分の満足というよりもチームが勝てるという事が、重要でしたし、その中で自分にはどういった役割りが求められているのかを考えていました。それは、試合前のアップでしっかりと集中してやることだったり、練習中から中川を盛り上げたりですとか、本当に微々たるものであったのかもしれませんが、チームに貢献できたのかなと思っています。(次は日本一への戦いです。意気込みをお願いします)今年のチームを立ち上げた段階での目標が日本一だったので、まず挑戦権を得ることが出来たなという思いです。今日一日、喜ぶことは良いと思いますが、また明日から、本来の目標である日本一に向かっていきたいと思います。自分としては難しい立場ではありますが、自分に出来ることをしっかりやっていきたいと思います。
松岡
インカレを懸けた試合だし、4年生と一緒に試合ができるかできないかも今日の試合に懸かっていたので気合が入りました。相手は筑波ということで30年以上勝っていない相手なのですが、弱気にならず攻めの気持ちを皆で共有できました。(自身のプレーを振り返って)相手の11番のヘディングをはね返せば、息吹と増田はセカンドボールへの意識が高いので拾ってくれると信じてやりました。カバーリングも相手が速いので意識してやりました。(リーグ戦を振り返って)出場機会が増えて、勝つたびに自信が増したし、シーズン通じてやれたのは自信になりました。4年生は本当に上手くてそういう中プレーできたのはよかったと思います。(成長したと思う部分は)ポジションがセンターバックなので、試合に出て経験を重ねないと上手にならないと思っていて、その中でカバーリングだとかフォワードの動きへの対応とかは成長できたと思います。あとコーチが言っているんですけどポジショニングとか、攻めているときのリスク管理が出来るようになりました。(インカレが決まりチームの雰囲気は)最高潮に達しています(笑)本当に4年生が引っ張ってくれたし、勝って4年生と喜びあえてたまらなく嬉しかったです。(インカレに向けて)ここからがスタートだし、出来るだけ上に行ってチャレンジしたいです。個人的には全国大会は初めてなんですけど、失うものは何もないのでこのチームメートと一緒に勝ち上がりたいです。
藤田
(今日の試合を振り返って)今日は本当に結果にこだわっていたので、勝てて良かったです。(30年以上勝っていない筑波大が相手だったが)そういう苦手な部分もあったと思うんですけど、インカレに向けて絶対勝つんだという気持ちで頑張りました。(守備の出来は)増田と連携して中盤をしっかり抑えないといけないなと思ってやってました。(2年前のインカレ出場を逃したという経験は活きているか)悔しかった想いをしてる分、インカレに行けたのかなと思います。(インカレ初戦は福岡大ということだが)毎年九州から出て来るのは福大という印象はありますし、すごい強いチームだと思うので、しっかりと関東の代表という自覚を持って戦いたいです。
森田
(インカレ出場が決まりましたが、今のお気持ちは)最終節までもつれこんでしまって、早く出場を決めたいと思っていたのですが、今はチームとして日本一を目指せるということにホッとしています。(今日の試合を振り返って)早い段階で先制できて、ただ個人的には三十数年間勝ってないということに多少ひっかかる部分もあったのですが、それでもチーム一丸となって勝つことができて、良かったと思います。(プレッシャーのかかる大一番だったと思いますが、どんなモチベーションで臨みましたか)今日に関しては、自分のことは考えないで本当にチームが勝てばいいと思って臨みました。ただ先週出られなかった悔しさもありましたし、そういう意味では出た時にチームに貢献するということを考えてプレーしました。(今日の試合でのご自身の役割というのは)あの流れの中だとちょっと劣勢だったので、みんなよりも疲れてないですし、人よりも多く動くということと、自分で強引に行ける部分は自分で前に攻めていこうということを考えてプレーしました。(筑波大からの勝利は歴史的快挙ですが)でも今のチームは歴史を塗り替えられると思うので、これから日本一に向けて突き進みたいと思います。(インカレに向けて課題はありますか)最近は守備が堅くなってきたので自分を含めて攻撃陣がいかにチャンスを決められるかだと思います。あとは自分たちのサッカーというものを90分間継続して続けることなんじゃないかと思います。(インカレに向けて意気込みを)トーナメント方式ということで、自分たちの目標を達成するためには4連勝くらいしなくてはいけないので、一試合一試合先のことは考えず臨みたいと思います。日本一になれるチームだと思うので、信じて頑張りたいです。
増田
(インカレ出場おめでとうございます)ありがとうございます。(今の率直な気持ちを聞かせて下さい)そうですね。ホッとしてます。今日の自分のプレーは上手くいかなかったんで、次に切り替えてインカレ一回戦にむけて準備していきたいです。とりあえずホッとしてます。(この一年を振り返ってどうでしたか) やっぱり大学入って、開幕戦明治で、毎試合毎試合4年生に支えてもらって、本当に自分は走ったりとか泥臭いプレーでしか貢献できてなかったんですけど、試合重ねるにつれて自分の良さっていうのをより出せるようになったかなとは今は思ってるんですけど。(相手は30年以上勝ててない筑波大ということで、そういうことを意識したりはしましたか)特に意識はしてなかったですけど、勝てばインカレっていうことだけ考えて目の前の試合に臨むだけでした。(監督からはどういった指示を受けてピッチにたちましたか)相手の筑波は中盤でテンポ良く回してくるチームだったんで、まあまず前に立って縦パス入ったら攻めにいったり、守備のところではしっかりやるということをいわれてました。(試合終了のホイッスルが鳴った瞬間の気持ちは)今日は納得いくプレーではなかったんで、悔しいっていうか…まあみんな喜んでたんで嬉しかったです。(インカレに向けて意気込みを)一年目から出させてもらって、インカレにも連れてってもらって本当にチームメートみんなに感謝してピッチに立ってその気持ちを表現できるようにしっかり準備していきたいと思います。
慶大出場選手
GK 中川翔太(環4) |
DF 黄大城(総4) |
DF 松岡淳(商3) |
DF 笠松亮太(総4) |
DF 田中奏一(環4) |
MF 増田湧介(環1) |
MF 藤田息吹(政3) |
MF 日髙慶太(総4) |
MF 河井陽介(政4) |
FW 風間荘志(商4)→90+1分 川久保理(理3) |
FW 大塚尚毅(総4)→71分 森田達見(経3) |
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