関東大学バスケットボール新人戦記念大会が開幕した。この大会は各大学1,2年生のみでチームを編成し、関東ナンバー1を決めるもの。昨年8位という結果に終わった慶大はAチームでの出場経験が豊富な桂(政2)、清水(環2)を中心に、蛯名(法1)、矢嶋(総1)を筆頭とする多くの有力新人を加え昨年以上の成績が期待される。初陣となった国際武道大学戦は総合力で勝る慶大が終始主導権を握る展開となった。慶大はスタメンからベンチメンバーまでバランス良く得点を重ね、129-66と大差をつけての快勝。次戦の強豪・東海大との一戦に向けて弾みをつける結果となった。
第50回関東大学バスケットボール新人戦記念大会 2回戦
2010/05/26(水)@駒沢屋内球技場
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
慶大 | 30 | 30 | 35 | 34 | 129 |
国武大 | 17 | 16 | 17 | 16 | 66 |
後半も変わらず慶大ペース。矢嶋のバスケットカウントを皮切りに、中島、蛯名が得点。守備でも清水、本橋を中心にリバウンドを制圧し、相手の攻撃を単発にすることに成功する。守備からいいリズムを生むと、徐々に得意の速攻が機能し始める。矢嶋がスリーポイントを沈めると斎藤(経2)もレイアップで得点。斎藤はその後も華麗な個人技で連続得点し、この日応援に駆け付けた上級生も盛り上がる。試合終盤には田中(環1)がスリーポイントを決め、桂も広いシュートエリアを見せつけ連続得点を挙げる活躍を見せ、最終的に129-66で慶大が大勝した。
初戦は終わってみればほぼダブルスコアでの圧勝で終わった。1、2年生共に活躍を見せ、明るい材料が多いが「もっと集中力を高めて細かいミスをなくしたい」(桂)とチームに油断する気配はない。次なる相手は関東1部に所属する強豪・東海大。実力は互角であり、厳しい戦いが予想される。慶大の奮闘に期待したい。
By Shouta Kajigano
コメント佐々木HC
下級生のチームとしてはまぁまぁじゃないかな。全員が出れたし。(良かった選手は)良かった選手は特にいなかったんだけど、7、8年慶應で監督をやっていて相手より平均身長というか体が大きいというのは初めてなので慶應も変わったなと思いました。(課題は)細かいミス、パスミスとかディフェンスミスとかがあるのでそれが新しいチームのしょうがない部分なんだけど、しょうがないって言っていたらうまくいかないので、もっと突き詰めてやろうかなと。(明日の東海戦については)勝てんじゃない。対策はないな(笑)。ディフェンスを頑張って身体接触をしてリバウンドを集中して取りにいくことが大事だと思います。こっちだってキャリアなら負けないからね。蛯名、矢嶋、田中・・選抜のベスト4だし、国体優勝キャプテンだし。そこらへんを出してがんばろうかなと。(明日に向けて)勝たないとだめだよ。明日休講にしたんだから(笑)
桂
トーナメントなんで勝てて良かったです。僕も含めてチーム全体でオフェンスではパスミス、ディフェンスでは簡単に抜かれたり細かいミスがありました。今日は相手が相手だったんですけど、明日は東海なので1つ1つの集中力のなさが勝敗にかかわってくると思うんで明日はそういう所を詰めてプレーしたいです。(今大会は4番ですが)キャプテンをやらせてもらってるんですけど、僕の役割はディフェンスとかリバウンドでチームを支えることだと思うし、矢嶋、蛯名、中島など1年生にオフェンス能力が高い選手が揃っているので彼らに気持ち良くプレーさせるように僕がディフェンスを頑張りたいです。そうすればチームも潤滑に機能すると思うので。(課題は)チームとしては相手の出方に合わせてしまっ
清水
トーナメントで新しいチームで1回戦だったので相手の実力どうこうじゃなくて自分達のバスケをしっかりやることを意識して、去年の経験から何だかんだせってしまうのではと思っていたんですが結果こういうスコアで良い試合だったと思います。(課題は)相手の実力が劣る中で自分達のミスが目立ってしまったので。相手の特徴であるスリーポイントをわかっていながら後半抑えられなかったので、明日は相手もある程度今日より分かっていますし、相手の特徴を抑えることと細かいミスを減らしていくことが大事なんじゃないかなと思います。(2年生としての自覚は)中心で戦えるのもプレイタイムも多いのも大学で初めてで自分個人としてチャンスとしてとらえてますし、新人戦は大事な戦いなので上級生として後輩を引っ張っていきたいです。みんなの意識を高めたり、まとめたりいろんな部分で貢献していきたいなと思っています。
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