慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】第4弾 開幕直前!首脳陣対談 宗雲健司監督×泉水智コーチ×中出祥平学生コーチ

 

左から中出コーチ、宗雲監督、泉水コーチ

 

 春季リーグ開幕特集の最後を飾るのは宗雲健司監督・泉水智コーチ・中出祥平学生コーチ(環4)の3人による首脳陣対談。昨年のスターティングメンバーが全員残り、若い力も台頭してくるなど、今年は「タイトルを狙わなかったらもったいない」(宗雲監督)年である。震災の影響により、昨年は行われなかった春季リーグ。熱い思いを胸に、慶大バレー部はいよいよ春を迎える。

 

-この冬から春にかけての練習成果は

宗雲 こんなこと言うと、間宮(政4)とかの新4年生に怒られちゃうかもしれないのだけれど、12月から2月までの冬の練習では、何をしたいのかっていうことが私にはぼやけて見えていたので、その練習の成果が今出ているのかどうかはわからないです。ただ、今現在はチームは良い方向に向かっています。

泉水 そうですね。去年のチームと比べて、私は嬉しいのですけど、練習時間が短くなった気がするというか(笑)。内容については基本練習をしていたのかなとは思いますけど。

中出 個人的にはレシーブに重点を置いてやってきたのですけど、チームとしてどこが一番重点を置いたのかというのは確かに曖昧だったかなというのはあります。でも、練習試合をしてみて「勝つ」というより「負けない」チームになってきたのは大きな成果かなと思っています。

-春の合宿は

宗雲 合宿といってもほとんど試合がメインでした。勝ちにこだわるということを目標にして、岡田(商3)がいない中、良い成果が得られたと思います。控えの選手達が良く頑張ってくれました。

中出 岡田が抜けてもしっかり勝っていて、かわるがわるいろんな選手が出ていたのですけど、結果が出せたのは良かったと思います。

-岡田選手のケガの具合は

宗雲 岡田はもう大丈夫ですね。すでに実践に復帰して、だいぶ良い感じになっているので。彼が復帰すれば、他の底上げはできているので、去年よりはレベルアップしていると思います。

「選手」から「コーチ」へ

 

-次に、中出さんが選手から学生コーチに転身したきっかけは

中出 一番大元のきっかけは、高校3年生のとき、部活を引退した後に小学校のバレーボールチームのコーチを3カ月間ぐらいやって、その後、ママさんバレーの指導などもさせてもらって、指導っていうのも意外に良いかなっていう風に思ったのがきっかけです。新4年生になるにあたって、選手として、それとも蜂須賀先輩の後を継いで学生コーチとしてチームに携わるかっていうのはずっと悩んでいたのですけど。小学生の時からバレーを続けてきて、集大成として今までのすべてをチームに還元するのも良いなと思えたのでコーチへの転身を決めました。

宗雲 本人とも話をして、もったいないよと。ほとんどレギュラーとして試合に出ていましたし、去年も早慶戦も含めてチームを救ってくれましたし、サイドもリベロもすべてできるのでね。ただ、私が去年からいろいろ会議が入って練習の見られない日が増えて、そういう時にチーム全体を見られる人が私以外に必要だということを中出はすごく考えていたみたいなので、自分の現役のことと天秤にかけて、それでもチームのことを思えばコーチの方が大切だと感じたという話であったので。それともう一つ、1年生の野瀬が入ってきたというのも本人にとって決断のきっかけだったのではと思います。

中出 そうです。こいつなら安心して任せられると思いました。

-泉水コーチから見て、中出さんのコーチ転身は

泉水 そうですね、基本からしっかりとプレーできる子だったので、その辺は良いお手本になるかと思います。レシーブだけじゃなくてスパイクとかのコーチングも期待していいと思っています。これから皆に成果が出るんじゃないかな。

宗雲 ただ、私もそうだったのですが、コーチというのは人に物を教えるというよりも実は自分の方が教わっていることが多いので、教えることに満足していると変な方向に行ってしまうのですけれど。中出はこれから色々なことを自分で学んでいって、そして良いコーチになるのではないかなと思っています。

-学生コーチとして、練習中に意識していることはありますか

中出 そうですね、気づいたことはなるべく言ってあげたいと思っています。僕はみんなの前で発言するのが得意ではないので、一対一で、わかることはなるべく多く言ってあげるようにしています。選手としてプレーしているのと外から見ているのでは、足の動きひとつから見える所が違うので、バレーを見る視野は広がったかなと思います。

-今年のキーマンは

中出 セッターの棚橋(経3)だと思います。控えセッターというポジションが今いなくて、そこの底上げがすごい重要で。底上げすることがAB戦のレベルアップにつながりますし、野口(環2)が正セッターとしてずっと試合に出ているので、野口を脅かす存在が誰か出てきて欲しいなという気持ちが大きいです。僕個人としては2枚替えという選択肢を使いたいので、棚橋には頑張って欲しいと思っています。

宗雲 キーマンはたくさんいますけど、あえて言うならセッターの野口。彼がちゃんと人を「活かせるか」どうかですね。味方の選手を上手く「使う」ではなくて「活かす」。アタッカーに気持ち良く打たせることができるかどうか、トスだけではなく言動も含めて彼が気配りをできれば、力を発揮するのではないかと考えています。本人にもそれは伝えてあります。

泉水 そうですね・・・僕もやっぱりセッターかなと思っていたのですけど、2人ともセッターと言っているので(笑)。岡田ですかね。レシーブの乱れて苦しいところを岡田がいかに救ってくれるか。そこの頑張りに期待したいですね。

-お三方ともセッターのお話が出ましたが

喜びを爆発させる宗雲監督

宗雲 やっぱり、必ずボールさわりますからね。決めてほしい選手にボールを配給するポジションなので、その人がいかにスパイカーに気持ち良く打たせられるかが大きなポイントだと思うんですよ。

-話は変わりますが、バレー以外での趣味などは

中出 え、趣味ですか(笑)。僕、服が大好きで、ZOZOTOWNとかの服のインターネットサイトをひたすら見ているのが趣味ですね。オフの日とかはもう、ひたすら(笑)。これがいいかなっていうのがあったら買いに行くというのが楽しいです。

宗雲 あえて私の趣味というと、海釣りと波乗りをしているんですよ。この2年ぐらいは練習が忙しすぎてあまり行けていないのですけど。でも時間が半日あれば波乗りしてます。

泉水 最近は全然していないのですけど、僕も海釣りを。房総半島とか旅行先で取材するのが好きです。でも(宗雲監督と)2人ではやったことないんですよ(笑)。いつか一緒に行きたいねと言っているのですけど、その機会がまだ無くて。

宗雲 忙しくてねえ(笑)。

いざ、春へ!

 

-では、話は戻りますが、これから始まる春リーグはいかがですか

宗雲 春は力関係がわからないので、何とも言いづらいのですけど、タイトルを獲れるチャンスがあるので、タイトルを狙いたいです。結果はどうなるかわからないのですが、狙わなかったらもったいない、そういう風に思っています。

泉水 他チームのことはわからないのですが、去年の秋リーグと比べると今のチームはそれよりも良い位置にいて、そもそも秋はベストメンバーを組めなかったので、そのような点では非常に楽しみですね。

中出 もちろん優勝は狙っているのですけど、多分そんなに甘くはないと思っているので。リーグ戦を全て勝つということはなかなか難しいです。現実的には上位3、4位に入りたいというのが僕個人の目標かなと思います。

-最後になりますが、年度始めとして今年の目標を

宗雲 中出の言っている通り、そんなに甘くないことはわかっています。ただ、今年と来年は慶應の歴史の中でも非常に数少ないチャンスだと思うので、タイトルを狙いたいというのがあります。ここ何年かは本気でいかないと。

泉水 なかなか難しいとは思いますが、良い位置にいることは確かなので、しっかりフォローしていきたいと思います。

中出 チームとしてはタイトルを狙い、個人としては限りなくAチーム、Bチームの差がないくらいのチームにするのが目標なので、戦力の底上げの面を1年間頑張っていきたいです。

 

-お忙しい中、ありがとうございました!

(取材 古尾谷 拓真)

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