【ソッカー男子】第4節 1点が遠く、今季初の連勝ならず 国士大戦

前節の東学大戦で待望の今季初勝利を挙げた荒鷲イレブン。しかし、強豪ひしめく関東大学サッカーリーグで勝利することの難しさを、慶大は今節で改めて思い知った。今年一番の暑さの中行われた国士舘大学との一戦は、前半にPKを含む2失点を喫した慶大が完封負け。試合を通してミスが目立ち、「反省しないといけない点が多かった試合」(藤田主将・政4・藤枝東高)となった。

主将として出場した藤田だが、チームを勝利に導くことはできなかった

2012/4/28(土) 13:50KO @西が丘サッカー競技場

慶應義塾大学0-2国士舘大学

{得点者}32分 佐藤優平(国士大)、44分 金子昌広(国士大)

慶大は前節の東学大戦でスタメンだった森田(経4・川崎フロンターレU-18)に代わって澤根(商2・清水東高)が今季初のスタメン出場。システムは開幕3試合と同様、4-2-3-1を採用した。

今季、初先発を飾った澤根

 

試合の前半序盤は、慶大が積極的な攻めを見せる。この日もワントップのポジションに入った近藤(総1・愛媛FCユース)が開始直後から積極的にシュートを放つと、今季初スタメンを飾った澤根も果敢にドリブルで相手陣内に攻め込んでいく。また、13分には山浦新(総2・東京Vユース)が、15分には磨見(文2・横浜FCユース)がドリブル突破からゴールマウスぎりぎりの惜しいシュートを放つなど、2列目の選手が持ち味を発揮する。しかし、前半の中盤に差し掛かったころから、慶大のパス回しが機能しなくなり、相手にボールをインターセプトされる場面が目立つ。すると前半32分、試合が大きく動く。相手選手の突破をたまらずペナルティーエリア内で阻止してしまうと、これがPKの判定となる。これを国士大の佐藤に確実に決められ、先制を許す展開となる。先制された後は国士大に攻め込まれるシーンが目立ち、前半終了間際の44分、ペナルティーエリア付近での相手のボール回しに慶大DF陣が対応できず、最後はフリーでボールを受けた金子にゴールを決められ、2点ビハインドで前半を終えた。

交代出場ながら、存在感を見せた山浦公

迎えた後半、慶大は立ち上がりこそ近藤や澤根の個人技から国士大ゴールに迫る場面が見られるも、パス回しでは「消極的なプレー」(増田・環2・清水東高)が目立つ。一瞬の判断の遅さからボールを奪われ、ピンチを迎えるシーンが増えていく。そんな嫌な流れを断つべく、慶大ベンチが早々と動く。57分には磨見に代えて武藤(経2・FC東京U-18)を、62分には澤根に代えて山浦公(商4・FC東京U-18)を投入する。すると65分にはさっそく山浦公がシュートを放つなど積極的に点を取る姿勢を見せる。さらに77分にはさらに攻撃を活性化させるべく山浦新に代えて森田をピッチに送り出す。しかし、「組み立ての部分でミスが多くて攻撃になってない」(松下・総3・国学院久我山高)との言葉通り、慶大は最後までパスがスムーズにつながらず、引いた相手に決定的なチャンスを生み出すことができなかった。そして試合はそのまま0-2で終了した。

積極的にゴールを狙う武藤

シーズン4試合目にして、早くも3敗目を喫してしまった慶大。今節の試合に限れば、パスがつながらず、慶大らしいポゼッションサッカーができなかったことが敗因という印象が強い。しかし、多くの選手が口をそろえるように「戦う気持ち」の欠如が現在、慶大が不振にあえいでいる理由といえるだろう。修正すべき課題はいくつもあるが、「試合は待ってくれない」(藤田)。これ以上、上位陣との勝ち点差が広がらないように、次節の日体大戦で勝利し、浮上のきっかけをつかみたいところだ。

 (記事・田中裕之)

 

試合後コメント

MF藤田息吹主将(政4・藤枝東高)

(今日の試合を振り返って)今日は相手がとか前半2点とられたというよりも、自分たちが反省しないといけない点が多かった試合だと思います。(今日はパスミスが多かったが)個人も反省しなきゃいけないし、チーム全体としても、良くなかったと思います。(今日はまだサポーターを巻いていたが、ケガの具合は)ケガは問題なかったです。(これから連戦が続いていきますが、これからの意気込みを)本当に試合は待ってくれないですし、今日慶應として良くない試合をしてしまったので、一人一人が試合を迎えるに当たって、 体力面であったり、精神面だったりっていうのを一人一人が準備していかなくてはいけない。それをみんなが頭に入れて、次の試合を無駄にしないために、一戦一戦頑張っていきたいと思います。

DF松岡淳副将(商4・慶應湘南藤沢高)

(今日の試合を振り返って)自分たちのミスから失点をして、自滅してしまったので、応援してくれた人に非常に申し訳ない気持ちです。(1失点目を振り返って)ミスからの失点で、相手があまり前から来ないで、無理に縦にいこうとしてそれでそのままボールをかっさわれてショートカウンターという形が非常に多かったので、自滅だったと思います。(2失点目を振り返って)ゴール前の自分のマークを一瞬見逃してしまって、他がカバーに来たんですけどそれがずれてしまって、そこは自分の対応が悪かったしその前の段階も悪かったので本当に2失点とも悪い形で入ってしまったと思います。(攻撃が噛み合ってないように見えたが)相手があまり前から来なかったので本当は焦ることなく後ろで回して(相手のディフェンスが)ずれたところで縦パスであったり、フィードであったり大きな展開というのができたらよかったんですけど。オフェンス陣だけではなくてディフェンスからの組み立てというのも噛み合ってなかったのでそれはチーム全体の責任だったかなと思います。(次節に向けて)この3連戦というので非常に大切な連戦ですし、またここで連敗をしてしまうと下を見ていくことになってしまうので、今から立て直してこういう試合にならないようにまず個人で振り返って次の試合に臨みたいと思います。

DF松下純土(総3・国学院久我山高)

(今日の試合を振り返って)組み立ての部分でミスが多くて攻撃になってないというのと、それ以前に監督から指摘されたことなんですけど、戦う姿勢であるとか、勝利の執念というものが劣っているというものが全てだと思います。(戦術的な面では)後ろから組み立てていくのが、チームとしての道味であり、僕の持ち味でもあるんですけど、そこでのミスというのと、前の動き出しが少なかったのかなと。今年は、ポジションにとらわれないで流動的にやっていくというのがスタイルだったんですけど、前が動いてないので、自分としてもパスを出せるところが無かったです。さらに、相手がブロックを作っているときは、最終ラインでパスを回して崩していけばいいんですけど、僕ら守備陣が焦って前に運んで、相手の思うツボだったと思います。(得点を取るために改善するべきだと思うこと)現実としてはできていないんですけど、それでも自分たちのサッカーを貫きたいと思っています。後ろから組み立てていくところも、今日自分が前に出したパスは全部パスミスになってしまっていて、そういう一つ一つのところを突き詰めてやっていかないと得点はできないと思うので、しっかりとやっていきたいと思います。(チームの雰囲気は)今日に関していうと、前線と守備での意見の食い違いが多くあって、チームの雰囲気としては勝ちたい気持ちや個々の一対一とかでの個々の気持ちが足りないというところが、失点や敗戦につながってしまったのではないかと思います。(次節までに改善したいところ)これまで4試合戦って、1勝しかしていないということについて、一人一人がしっかりと意識を持って、戦う気持ちというものが前提としてやっていきたいと思います。それから、自分たちのパスサッカーというものを、短い時間の中で突き詰めていきたいと思います。

MF澤根祐(商2・清水東高)

(今日の試合を振り返って)立ち上がりの入り方が悪いというのもありまして、相手に引かれた状態で自分たちのサッカーができず、負けにつながってしまったという印象です。(自身のリーグ戦初先発となったが)今年のサッカーとして誰が入ったとしても同じサッカーをするというのが自分たちのコンセプトなのでその部分をしっかり体現しようと自分もピッチに入ったんですが、やっぱり縦パスの時に前に向く意識など練習と違って、関東リーグはなかなか厳しい世界だということを痛感しました。(手応えは)質の面で縦パスの時のサポートの意識とか、シュートの意識などまだまだだと思います。(チーム全体でパスミスが目立ったが)前から取りに来る相手に対してのサポートの意識というのは上がってきたと思うのですが、今日みたいな引いた相手に対して自分たちでどう崩すかっていう点において、サポートの質が悪かったので、パスコースをもっと自分たちから作っていくことによってパスミスを減らしていきたいと思います。(次節へ向けて)2節前の神大戦であれだけの試合をしてしまって、前回の試合で勝利したということで全体として前向きに行こうという中でこういう内容の試合をしてしまったので、次は後が無いという意識を持ってチームを立て直していきたいと思います。

MF増田湧介(環2・清水東高) 

(今日の試合を振り返って)自分たちのミスから2失点してしまって、ミスから失点してしまったということで消極的なプレーが目立ってしまって、非常に残念でした。(中々前線にボールが収まらなかったが)ミスからの失点で消極的になってしまって、縦パスというものがなかなか入らなくなってしまって、そうなると自分たちのパスサッカーというものが生きてこないと思うので、残念でした。(改善点はどういったところか)神大戦もそうだったんですが、自分たちのサッカーをすること以前の問題として、戦う気持ちであったりという部分が今日も相手の方が勝っていたと思うので、気持ちの部分というものをしっかりと固めていきたいと思います。(次節に向けて)今日の結果は今日のものとして切り替えて、連戦になるのでしっかりと準備していきたいと思います。

MF武藤嘉紀(経2FC東京U-18

(今日の試合を振り返って)前半からチームの状態がすごく良くなくて、自分たちのやりたいことが全く出来ていなかったので前半の2失点がもったいなかったし、後半も前半の悪い流れを引きずってしまって得点も決められなかったので本当にチームとして今日はひどい試合だったと思います。(2点リードされた状況でピッチに入ったがどんな指示を受けたか)もう2点ビハインドしているわけで、守備のことは考えないでずっと前に張って点を取ってこいと言われたんですけど、何回も決定的なチャンスがあったにもかかわらず決めることができなかったので不甲斐無かったと思います。(チームとしてパスミスが多かった印象だが)おっしゃる通りパスミスが多くて、 中盤までボールがまわってこないし、チームとしてのコンセプトはパスで崩していくサッカーだったんですけど、それが今日は全くできていなかったので負けて当然の試合だったと思います。(チーム状態が悪い中、武藤選手はどんな役割を担っていきたいか)まずは膝の調子を良くして最初から試合に出てチームを活気づけなきゃなと思います。まずは膝の調子をしっかり良くして前半から出れるようにすることから。先制点を取れるようにしていけばチームも変わっていくんじゃないかなと思います。(前半から出るにはあとどれくらいかかりそうか)あと少しなんですけど、まだ90分できる調子ではないです。毎試合毎試合少しずつ慣らしていけばフルで出れるようになるのは そんなに遠くないと思います。(次の試合に向けて)今回も点を取れなかったので、やはり1歩2歩先に動き出せるかどうかで点取れるか取れないかが分かれると思うので、その点を意識したいです。1点取れればどんどん乗って行けると思うのでまずはどんなゴールでもいいので貪欲にゴールを狙っていきたいと思います。

FW近藤貫太(総1・愛媛FCユース)

(振り返って)何もできなかった試合でした。(相手の印象は)相手がどうのこうのというよりも、自分たちができてなかったです。(ご自身のプレーは)今日はできるだけ引かずに前の方に残ってプレーをしろと言われたので、引かなかったですけど、チームに貢献できなかった部分もあった。シュートをもうちょっと打ちたかったです。(何度もチャンスを作りつつ、ゴールに至らなかった要因は)いやもう本当にスルーパス一本通れば、という感じでした。タイミングが悪かったり、相手に足先がちょっと当たったりしてスルーパスが通らなかった。そういう部分でそれこそ阻止されていたので、スルーパスが通るようになればもっと得点になると思います。(パスは後半にかけて通らなくなった印象でしたが)パスも、つながる、つながらないということではなくて、戦う気持ちであったり、そういう部分でサッカーになっていなかったので、サッカーの内容を悲観するというよりも、みんなが一人一人気持ちを入れ替えることが一番大事だと思います。(次節に向けて強化する部分は)例えば、さっきも言いましたように気持ちの部分ですね。一勝三敗というのは本当にあってはならない結果だと思うので気持ちの部分を変えること。あとは、立ち上がりが今までの試合通して悪いので、そこも変えていかなくてはいけないと思います。(次節日体大戦に向けて一言)本当にチームの勝利から遠ざかっているので、一勝三敗という結果をしっかり受け止めて、チームの勝利のためにするべき自分の内容はその場その場で違ってくると思うし、チームの勝利の中で自分がその一コマになるという気持ちで試合に臨みたいです。

 

慶大出場選手

GK峯達也(政2)
DF松岡淳(商4)
DF松下純土(総3)
DF保田隆介(法2)
DF岩田修平(総3)
MF増田湧介(環2)
MF藤田息吹(政4)
MF澤根祐 (商2)→62分山浦公裕(商4)
MF山浦新(総2)→77分森田達見(経4)
MF磨見朋樹(文2) →57分武藤嘉紀(経2)
FW近藤貫太(総1)
 

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