【ソッカー男子】第61回早慶定期戦プレビュー

必勝

先取点の瞬間をもう一度!

過去60回に渡り行われてきた伝統の一戦が、今年もこの地で開催される。サッカーの聖地・国立霞ヶ丘陸上競技場。日本サッカーの歴史を生み出してきたこの場所で、今宵はどのような試合が見られるのか。早慶、両高のプライドをかけた戦いに注目だ。

 

2010/6/25(金)19:00 KO @国立競技場

前期リーグ戦の対戦では1対0で慶大に軍配が上がったが、試合内容はほぼ互角。慶大8位、早大9位という関東リーグの順位からも、両者の実力は拮抗していると言えるだろう。鍵になるのが先制点。慶大は今季、先制を許した5試合で1分4敗と苦しい戦いを強いられている。幸先良くゴールを奪い、いかに優位に試合を進めるかがポイントになってくる。

慶大にとって気がかりなのが藤田の不在。今季中盤の要として活躍を見せていたが、U-19日本代表に選出された為、試合に出場することができない。「このポジションは誰で行くか悩みどころ」(李監督)ではある。

過去60回にわたり行われてきた早慶定期戦。通算成績は慶大の12勝30敗18分と大きく負け越している。ただ早大は恐れる相手ではない。慶大が関東1部リーグに復帰した昨季からの対戦成績では3勝1分(リーグ戦での対戦も含む)と相性の良さを見せている。

「今まで支えてくれた人、今支えてくれている部員がいて試合ができる」(三上主将・政4)サッカーの早慶定期戦は“全てのマッチメイクを学生の手で”行っている。だからこそ、部員一同この戦いにかける思いは強い。しかしこの戦いは「選ばれたものしか立つことのできない舞台」(深澤・理4)でもある。部を代表しての戦い。ピッチに立つ選手は、スタンドからの思いを背負う責任がある。4年生にとっては最後の早慶定期戦。「4年目の今年は…ただ勝ちたい。自分の代で勝ちたい」(加美副将・環4)。サッカー人生に深く刻まれる一戦となることは間違いない。

国立の夜空で歓喜の叫びをあげるのはどちらのチームだろうか。

願わくば、荒鷲イレブンに幸あれ!!

 

By Yutaka Okumura

 

 

~ケイスポ流予想スタメン(早慶戦への意気込みコメント付き)~

GK  中川

中川

一点をみつめる中川

緊迫した雰囲気が90分続くような試合を見せて、それで勝てたらと思う。OBや家族などたくさんの方が応援してくれるので、そういう人たちに恩返ししたい。

LSB 黄

黄

インターセプトを狙う黄

早大は個がしっかりしている上に、監督が変わり組織的なサッカーをするようになった。まずは、絶対に自分のサイドからは崩されないという気持ちで守備から入る。そこから自分の色を出していけたら良いと思う。

CB 5 笠松副将

笠松

フィード直後の笠松

自分自身は、どんな試合も最高の準備をしなくてはいけないと思っている。ただ早慶戦は、多くの人が見に来てくれるし、自然と気持ちが入る。散らし配り、ポスター張り。色んな形で主務や副務、それにマネージャーたちが動いてくれて。早慶戦なんだとわかってくる。自分の中で、大きかったのは1年生時の決起会。4年生とかが一人ひとりの思いをこめるときに、出られない選手が泣いて、本当に悔しいという気持ちを伝えてくれた。ああ、早慶戦というのはすごいものだと感じた。今あるのは、負けたくないという思い。自分自身のプレーも見て欲しい。無失点はもちろん、得点にも絡んでいきたいので、注目してもらえればと思う。

CB 三上主将

三上

ドリブルで攻めあがる三上

今まで支えてくれた人だったり、今もこうやって支えてくれている部員がいて試合ができる状況に、感謝の気持ちを示せればいいと思います。それを示すのに一番いいのは結果だと思うので。とにかく結果にこだわりたいです。勝ちたいです。

RSB 田中

田中

スライディングする田中

サイドバックとして攻守両面で存在感を発揮するので、それがどういった形で出るかわからないですけどそこを見てもらいたいです。僕は今、早慶戦で一勝一敗なので本当の意味での決着をつけるのと、ここで負けたら4年目は引き分けに持っていくしかないので本当に勝ちたいです。

CMF  松下

松下

ピッチに送り込まれる松下

早慶戦は、高校3年生の時に見て、人の多さ、国立でやる壮大さをすごいなと感じた。そこに立てるチャンスが今あるので、出るからには活躍したい。また早慶戦に関しては、ソッカー部というより慶應大学を背負ってプレーしなきゃいけないと思っているので、その責任を果たして、出来れば得点も取りたい。

CMF 大塚 

大塚

ボールをおさめる大塚

自分は1年の時も2年の時もメンバーに入れず、試合にも出られていない。早慶戦は見ていてやっぱり特別な試合。あのピッチに立ちたいって気持ちがある。3年は出る人数が多いと思うから、プレーでも精神的にもチームをけん引出来たらと思います。

LMF  山浦

山浦

前線を確認する山浦

自分はまだ2年なので自分の為にというより、チームの為、4年生の為にやる試合と捉えている。とにかく貢献できたら良い。両者に力の差はないが、慶大が劣っているとは思わない。勝てるんじゃないかと思う。

RMF 加美副将

加美

ボールを落ち着かせる加美

1年目は、早慶戦を知らずに四国からやってきたので、本当にお祭りみたいな試合だなと。最後に試合にも出させてもらって、幸せだなと思いました。2年目は、本当に悔しかった。リーグでは前期ほとんどの試合に出ていたのに、ピッチにも立てなかった。3年目は、ふがいないという言葉が一番です。4年目の今年は…ただ勝ちたいですね。これまで3年間の思いもあるし、自分の代で勝ちたいというのもある。結果を求めていきたいです。

FW 河井

河井

体を張ってボールをキープする河井

この結果は1年間引きずることになる。働いて準備をしてくれた人たちに、勝利の喜びを味あわせてあげたい。国立でサッカーができることを楽しみながらも、早稲田の気持ちに負けないように、しっかりと戦う。

 

FW 深澤

深澤

ドリブルで抜け出す深澤

早慶戦は、選ばれたものしか立つことのできない舞台。場所も国立だし、観客もあれだけ多くのOBや学生が集まってくれている。小学生からサッカーを続けてきて、自分の中でも大きな位置づけ、大きな舞台だと思っている。その中で最高のプレーがしたい。

<追記>

この感動をスタンドで味わいませんか。25日は国立へ!!

当日、慶應スポーツのサッカー号配布もやっています。

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