永らく勝ち星から遠のいていた慶大ソッカー部がついに夜明けを迎えた。現在首位を独走する専大に大量6失点を浴びた前節から一週間。前期の「締めくくり」(須田芳正監督)として5位の筑波大に挑んだ今節、慶大のパスとポゼッションサッカーが完全復活を遂げた。得意のワイドな攻撃を繰り出し、終わってみれば2-0の完勝。最高の形で7月4日に控える早慶定期戦へとたすきをつないだ。
2012/6/24(日)11:30KO @味の素フィールド西が丘 | |
慶應義塾大学2(1-0)0筑波大学 | |
【得点者(アシスト者)】得点者 36分 慶大 武藤嘉紀(松下純土)、55分 慶大 赤木努 | |
◆慶大スターティングメンバー | |
GK | 峯達也(政2・桐光学園高) |
DF | 長尾賢太郎(総2・ヴィッセル神戸U-18) |
DF | 松岡淳(商4・慶應湘南藤沢高) |
DF | 保田隆介(法2・横浜F・マリノスユース) |
MF | 松下純土(総3・国学院久我山高) |
MF | 藤田息吹(政4・藤枝東高) |
MF | 増田湧介(環2・清水東高) |
MF | 岩田修平(総3・名古屋グランパスU-18)→68分 山浦公裕(商4・FC東京U-18) |
FW | 赤木努(経4・大宮アルディージャユース)→76分 川久保理(理4・国学院久我山高) |
FW | 武藤嘉紀(経2・FC東京U-18)→87分 端山豪(総1・東京ヴェルディユース) |
FW | 磨見朋樹(文2・横浜FCユース) |
前期最終節となる今節、慶大の守りは固かった。前節においてけがで欠場した藤田息吹主将(政4・藤枝東高)、松岡淳副将(商4・慶應湘南藤沢高)、松下純土(総3・国学院久我山高)が試合に復帰。システムは変わらず3-4-3が採用されたが、専大戦で見られたような守備の隙を相手に与えなかった。また、そうした「経験のある」(藤田)安定した中盤の復活によって、慶大本来のポゼッションサッカーも機能。試合は終始慶大がペースを握り、さらに左サイドに置かれた松下や前線を縦横無尽に駆け回った武藤嘉紀(経2・FC東京U-18)を中心に多くのチャンスを作り出した。
序盤、立ち上がりでは筑波大の「ショートパスを繋いで、プレスを高めていく」(松岡)プレーに苦戦し、慶大の生命線であるパスコースがつぶされる。相手の突破力のある攻撃陣にゴール前に侵入を許す場面も見られたが、ここでボランチの増田湧介(環2・清水東高)が奮起。果敢なスライディングでボールを奪うと、体格で勝る相手を背負いながらも、体を張ったボールキープで相手の攻撃の芽を摘み取った。そうした中盤の貢献もあって、慶大は徐々にポゼッションを高めていく。すると前半10分、相手のフリーキックをしのいだ直後、左サイドの松下が起点となり早い攻撃を展開。その松下から高い位置でパスを受けた武藤は、相手DFとの一対一を難なく抜け出してシュートを放つ。これは惜しくもゴールを捉えなかったが、それを受けて今度は右サイドの岩田が守備に攻撃に奮闘を見せる。17分に惜しいシュートを放つと、28分にも逆サイドの松下を長いパスを交わしながらダイナミックな攻め上がりで筑波大ゴールを脅かした。
いい流れで慶大らしいサッカーを組み立てていった前半36分、ついに決定的な瞬間が訪れる。中盤でボールを奪った増田が左サイドの松下にパスを出すと、それを松下が前線へと運ぶ。ここまで幾度も筑波大ゴールに迫った松下を脅威と感じたか、すぐさま相手のマークが行く手を阻んだ。しかし松下はそのプレスに対してもボールをこぼすことなく、ゴール前で待ち構えていた武藤の足元にピタリを合わせたキラーパスを送る。武藤は「磨見(磨見朋樹・文2・横浜FCユース)が横を走って相手を引きつけてくれた」一瞬を見逃さず、右足をふり抜き豪快にシュート。明大戦ぶりの先制ゴールにチームは沸き立った。この後筑波大も負けじと慶大ゴールに迫ったが、守護神峯達也(政2・桐光学園高)のファインセーブが光り、慶大がリードを保ったまま前半を折り返した。
後半に入っても慶大の勢いは衰えない。後半2分、早速ドリブル突破を見せた武藤のパスに岩田が詰めて合わせる。ラインを割ったかと思われたが、ゴールとはならなかった。さらに後半10分。3バックの左サイドを守っていた長尾健太郎(総2・ヴィッセル神戸U-18)から長いパスを受け取ったのは、またしても武藤。今試合絶好調のドリブルで守備の薄くなった筑波大ゴールへと正面から襲いかかる。たまらず相手がこれを倒し、慶大は絶好の位置でFKを獲得。キッカーを任されたのはキックへの自信を須田監督にも認められている赤木努(経4・大宮アルディージャユース)だ。ゴール右隅へと蹴りこんだボールは、「狙い通り」(赤木)にキーパーの逆を突いてネットを揺らし、待望の追加点となった。しかしその直後、縦に切り込むパスで仕掛ける筑波大に、いい位置でFKのチャンスを与えてしまう。DF陣に緊張が走ったが、キーパー峯が飛び出しや松岡の献身的なスライディングやヘディングではね返し、慶大の危機の時間帯を脱する。また終盤には攻撃陣のメンバー交代を行い運動量をキープし、最後まで主導権を譲らなかった。須田監督も「一体感のあるいいゲーム」と言い切る納得の試合内容で前期最後を勝利で飾ることとなった。
総理大臣杯予選1回戦の東国大戦、そして前節専大戦と信じがたいような無残な敗戦が続いていただけに、今節での勝利はチームにとって自信を取り戻すきっかけとなったことだろう。攻め続けた展開を鑑みれば3点目4点目が欲しかったところだが、無失点という点では前節の大量失点を受け止めたDF陣にとっても「合格点が与えられるような試合」(須田監督)であったことは間違いない。なによりこの先に待つ早慶定期戦に向けて弾みをつけられたことが収穫だ。再び慶大の自信と自覚を取り戻し、荒鷲イレブンがリーグ早慶戦のリベンジに、そして前人未到の早慶定期戦4連覇に燃える。
(記事・伊藤明日香)
試合後コメント
須田芳正監督
(試合の総括を)まあ、無失点で勝利で終われたのは非常にいいし、一体感のあるいいゲームだったと思います。(3バックが機能していましたが)そうですね、大分ポジションのところを理解し始めてきたので今日は良かったですね。(中盤でも短い距離でワンタッチパスをつないだ後にピッチを広く使うことができていましたが)必ずサイドが空くということがわかっていたので。ただまあいい位置でとられてしまうと逆襲だったり、うちのほうが3バックでサイドを突かれてしまうので、奪った後をしっかりつなごう、イージーミスをなくそうということだけはトレーニングしてきました。(前期序盤では最終ラインをやっていた松下選手は今日はサイドでプレーしましたが、求めたものは)左サイドでゲームを作ってくれといことを言っていて、相手も3バックだったので、その前のシャドーの赤木が裏に抜けていって、サイドバックがそれに引き寄せられて、松下がフリーになる。そこでボールを松下に出して、そこから彼が良いパスを出せるので、それでゲームを作りましょうということを彼には求めました。(攻めている時間が多い中で、2-0という結果には満足していますか)まあね、それはね、いくつかいい決定的な場面もあったのでもちろん惜しいですけど、相手も守備をやってきたのでね、はい。(松下選手の攻守での貢献は大きかったですか)そうだね。判断がうまくかった。基本的には相手のサイドバックにつこうと。ただ逆サイドにいるときには中に絞ってボランチの選手につくというところは確認していたので、そこのところの判断が良かったし、まあ精力的に彼も動いてくれたので、逆サイドの岩田の方もそうだったんだけど、サイドが機能していたかなと思います。(前回守備があいまいになってしまった3バックはこの一週間でどのようなところをトレーニングしましたか)サイドのところで誰につくのか、あとサイドだけじゃなくて中盤のところも彼らの特長なので、中盤で流動的に動いて細かいパスをつないでくるというので、基本的に相手の10番には増田をつかせて、8番が入ってくるからそこは息吹が見ましょう、あとの二人はボランチを見ましょう、サイドバックはサイドの選手を基本的には見ましょう、ということを確認して、トレーニングしてきました。(早慶戦でも同じフォーメーションでいきますか)今、サイドバック的な選手がいないのでこっちのほうがヒットするかな。(早慶戦のメンバーはこのままですか)まあ、コンディション的な部分で、今日も何人か痛めたりしているので、まだ10日間あるからそのなかでコンディション見ながら。あと、またリーグ戦とは違うので、それに4年生にとっては最後の定期戦なので、そういったすべてのことを含めて考えていきたいと思います。(終盤では4年生の川久保選手の投入もありましたが、どんな意図がありましたか)まあ赤木がそうとう疲れていたので、あれだけ運動量があったので。あとは、トレーニングでも川久保が非常にキレていたので、また雰囲気が彼の場合あってムードメーカーなので、彼を出しました。(前節欠場の3選手の復帰の効果は)キャプテンで主力の藤田が戻るとゲームが締まる、うちのやりたいことができるなと。やっぱり彼がいるのといないのとではずいぶん違う。あとは松岡も副キャプテンで、やっと本調子というかまだまだ腕の方も完治はしていないのだけどもそんなことを言っている場合ではないので、彼にも今日はセンターバックでね、瀬沼をしっかり見ようということを言っていたので、合格点が与えられるような試合、プレーだったと思います。あと松下はね、まあ大学選抜に入ったりしているのだから、それなりのプレーをしないと。最低限今日くらいの事はやってもらって、左サイドで今日のポジションであれば、ゲームをもうちょっと全体をコントロールするようなことを求めたいと思いますけどね。(武藤選手が先制点を挙げましたが期待通りのプレーが見られましたか)彼も徐々にコンディションが上がってきてキレが戻ってきたので、彼には得点に絡む仕事をやってくれということをいっているので、とてもいい仕事をしたんじゃないでしょうか。(早慶戦では早大のどういう点に注意していきますか)早稲田は今年本当にいいチームだし地力があるので、まずは気持ちの部分であったり、チーム力、一体感、それをベースに我々のフットボールを。これからフォーメーションであったりメンバーを決めていくんですけど、戦術部分で勝りたいなと思います。(筑波大の細かいパスに対しては戦術はありましたか)まあ相当細かいパスをつないでくるので、あのくらいになると最後は一対一の粘り強いディフェンスであったり、体を張るであったり、そういうところがしっかりできていたんじゃないかと思います。(前線の武藤選手に関しては自由に動くように指示していましたか)もう武藤に関しては自由に。赤木の場合はさっきも言ったように左サイドの裏に抜けなさいと。それが基本の動きで彼の場合は運動量が多いので、勝手に自由に動いていいよと言いました。(赤木選手はキッカーとしても活躍しましたが)そうですね。今日はフリーキックも決めたし、あとは途中から入った山浦公。右だと彼だし、左だと赤木ですね。自信を持っているので彼らは。今日も本当にいいフリーキックだったと思います。
MF藤田息吹主将(政4・藤枝東高)
(今日の試合を振り返って)ある程度試合前に立てていた戦略通り戦うことができたし、練習の成果が出せたと思います。(勝因は)やっぱり試合に出ている全員が一丸となって共通理解を持って戦えたのがよかったと思います。(相手攻撃陣への対策は)一対一で守るというよりも、組織の全員で守るということを意識しました。(前節で欠場した3選手が復帰しましたが)責任のある、去年からやってきた選手たちですし、経験のある選手たちが入るとチームも一つにまとまれるのかなと思いました。(先週に続き3バックというシステムでしたが難しさは)いや、今週には合わせることができました。(3バックの強みは)ボールを取った後にワイドに速い攻撃ができれば、サイドが空いていると思うので広いところに持っていって、攻撃を組み立てることができると思います。(松下選手が左サイドでプレーしましたが、その意図は)純土がワイドでボールをよく受けていたので、そこから組み立てることができたと思います。(次週の早慶戦のフォーメーションは)まだわからないです。監督が決めることなので。(注意すべき選手は)早稲田は本当に全員がうまいので、全員が戦えると思うし、全員に注目しています。(慶大の攻撃の要は)やっぱり武藤が前線でためを作ってそこからワイドに攻撃していければいいなと思います。(早慶戦に向けて意気込みを)4年目ですし、最後の早慶戦なので、多くの方に来場していただけると思うし、運営に携わってくれている仲間の為にも勝利という形で恩返しがしたいです。
DF松岡淳副将(商4・慶應湘南藤沢高)
(今日の試合振り返って)相手が筑波ということで、この1週間筑波対策ということで練習してきたんですけど、それがこの試合しっかりできたので、良かったと思います。(3バックについて)やることは明確で、3バックはサイドがフリーになるというのが、最初から分かっていて、そこを攻撃でうまく使えたというのが良かったです。立ち上がりは慌ててしまったので、そこは修正したいです。(右腕の調子はどうか)先週の時点である程度は治っていて、もう大丈夫です。(昨年は筑波に勝ってインカレ出場を決めているが)筑波らしく、ショートパスを繋いで、プレスを高めていくということを今日もやってきたんですけど、やはり、最終節勝てたということで、良いイメージを持つことができたし、良いイメージを作ろうと思って、昨日も昨年の試合を見ていました。(前期のリーグ戦を振り返って)安定した戦いができていないのかなと。怪我人も多いですし、その中で自分も怪我をしてしまって、そこはもったい無かったのかなと。良い時は、明治戦だったり、今日の筑波戦だったり、できると思うので、自分たちの中で、トレーニングで意識を上げていくかということで、それは個人の問題として、シーズンを通して上げていかなければいけないかなと思います。(早慶戦に向けて)早慶戦というのは、国立でもあるし、早稲田戦ということもあって、普段の感謝の気持ちを表現できるかなと思うので、そういった思いをプレーで表現したいと思います。
MF赤木努(経4・大宮アルディージャユース)
(今日の試合を振り返って)勝てて良かったというのが正直な気持ちです。(素晴らしいフリーキックだったが)狙い通りで、キーパーも多分逆につけていたので、良かったと思います。(先週の惨敗を経て、チームとしてどういう準備をしてきたか)とにかく、やっぱり1週間のサイクルの中で、練習から本当に本番を意識してやろうということを監督にずっと言われてきました。だけど、それを選手があまり体現できていなかったのが先々週の練習でした。先週はとにかく1週間、本当に試合を意識して、全員でリアリティを持って練習しようということを位置付けて、それをできたのが今日の結果につながったのかな、と思います。(前期が終わったが、前期全体を通して)連敗もありましたが、3連敗はしなかったというのは大きいことです。あとは、まだもちろん目標のインカレ出場というのに届く位置にいるので、この夏を経て、他のチームよりもチーム力を上げて、インカレ出場に向けて後期いいスタートを切れるようにしたいと思います。(来週の早慶定期戦に向けて意気込みを)まだ出場したことがなく、個人としてはまず国立のピッチに立ちたいという思いが強いので、メンバーに入れるように練習することです。あとは4連覇がかかっているので、伝統とか慶應の誇りを背負っているというのを感じながら、戦いたいなと思います。
MF松下純土(総3・國學院久我山高)
(今日のプレーでは攻撃に参加する機会が多かったが)監督の指示では守備も攻撃も求められていました。特に僕の場合は、左サイドで中盤の位置におりることで、相手のフォーメーション上僕がフリーになれることもありましたし、また、監督からは僕起点でゲームを組み立てるようにとの指示もあったので、サイドのポジションではありましたが、自分でも意識してボールに絡むプレーをしていました。(サイドというポジションは珍しいのでは)そうですね大学入ってからは初めてです。でも選抜ではサイドバックをしていましたし、今週一週間やっていたので特には。それに、前に行くというよりは組み立てという指示もあったので、サイドとはいっても特にスピードがあるわけでもなく、サイドにいてもいつも通りのプレーを意識していました。(今日は慶應チーム・松下選手ともに絶好調だったが、その理由は)先週はみじめな負け方をして、チームとして、1週間でうまく気持ちを切り替えることができました。僕個人的には、先週はケガが治りかけていて試合ができる状態だったのにメンバーに入れなかったことで、悔しい思いというか、チームをひっぱる立場として申し訳ない気持ちもあったので、一段と気合を入れて今日の試合に臨みました。(松下選手のケガの具合は)多少腫れと痛みは残っていますが、サッカーには支障ないです。(関東リーグ前期最後の試合だったが)監督も、節目の試合ということで、「負けて終わるのと勝って終わるのは違う」と1週間ずっと話されてきていましたし、選手の中でもそのことを意識して、最後はいいかたちで締めたいと考えていたので、今日の勝ちは後期にもつながると思います。1週間後の早慶戦に向けても、いいかたちで前期を終えることができたと思います。
MF増田湧介(環2・清水東高)
(今日の試合振り返って)先週大敗してしまったんですけど、気持ちを切り替えてしっかりとトレーニングをしました。その結果自分たちのサッカーをすることができて勝利することができてとても良かったです。(個人てきな手ごたえは)1.5列目の選手を自分がマークするということが、自分の役割で、それを先週は出来ていなかったんですけど、それを今日はまっとうすることができて、良かったと思います。(3バックの感触)ワイドに必ず人がいて、サイドで必ず数的有利を作れていて、守備の部分はマンツーマンでつかなければいけない分中々カバーリングも難しいんですけど、攻撃に関しては自分たちが主導権を握ることができて、とても良かったです。(リーグ前期を振り返って)中々勝つことができずに、チームとして苦しい時期も結構あったんですけど、そういう時でも、一体感をもってやっていくことができて、何とか想定内の結果で終わることができました。早慶戦、後期にもつながっていくのではないかなと思います。(早慶戦に向けて)3連覇という歴史を自分たちが壊してしまうわけにはいかないので、しっかりトレーニングをして勝利したいと思います。
FW武藤嘉紀(経2・FC東京U-18)
(今日の試合を振り返って)早慶戦につながるということで、前季の締めくくりということもあって、本当にチームとして気持ちも一つになっていましたし、自分たちのサッカーもできたので、良かったなと思います。(得点シーンを振り返ると)もらった瞬間に前も見えてましたし、相手もいなかったので、磨見が横を走って相手を引きつけてくれたので、打てば入るのかなと思って、打ったら入ったので良かったです。(筑波大のDF陣の印象は)CBに車屋選手っていう日本代表の選手もいますし、最初から強敵だということは分かっていたんですけど、自分のドリブルは通用すると思ってましたし、そこで逃げては自分の良さが見せることができないので、今日は積極的にドリブルで仕掛けました。(前季が終わっての感想は)前季の半ばくらいまでは、自分は膝の怪我をしていて、思うように自分のプレーができなくて、苦しんだこともあるんですけど、ここにきてやっと体のキレや膝の調子も戻ってきたんで、これからもっと上げていきたいと思います。(新しいフォーメーションの手応えは)専大戦ではうまく機能しなかったとは思っていたんですけど、しっかり自分たちの弱点というのが分かったので、そこ を1週間しっかり練習して今日の試合に臨めたことが勝利につながったと思います。(早慶戦への意気込みは)早稲田には絶対に負けられないので、慶應の伝統とかチームの気持ちを背負って勝利に貢献できたら良いなと思います。
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