【ラグビー】大学王者に挑むも、精度の差で完敗 練習試合/帝京大戦

 

大学王者の個々の強さを思い知らされる結果となった

「自考自動」を掲げてスタートした新生タイガー軍団。「春の集大成」(田中監督)として彼らが最後に挑んだのは、今年大学選手権4連覇を狙う帝京大。大学ナンバーワンのチームに対し、これまで取り組んできた慶大ラグビーがどこまで通用するかを試す練習試合であった。しかし試合は終始帝京大にペースを握られる展開となり、結果的には5—34と力の差を見せつけられる敗戦となった。

 

練習試合 VS帝京大学

7月1日(日) 14:30 K.O. @帝京大グラウンド

 

得点
慶大 チーム 帝京大
前半 後半 VS 前半 後半
T
G
PG
DG
小計 12 22
合計 34
 

得点者(慶大のみ)

T=山田

 

出場選手
ポジション 名前(学部学年・出身高) 交代選手
1.PR 小田基貴(商4・小倉) →16.青木周大(商2・慶應)
2.HO 渡辺祐吉(経4・慶應)
3.PR 平野裕馬(環4・国学院久我山) →4.山田亮介
4.LO 山田亮介(環4・国学院久我山) →18.遠藤洋介(環4・国学院久我山)
5.LO 佐藤太朗(総4・国立)
6.FL 茂木俊和(理4・清真学園)
7.FL 小山田潤平(経2・慶應)
8.NO8 市橋佑樹(経3・熊本) →19.森川翼(環2・桐蔭学園)
9.SH 宮澤尚人(法2・慶應)
10.SO 高田英(経4・慶應志木)
11.WTB 瀧口晃太郎(文4・桐光学園)
12.CTB 大石陽介(環3・修猷館)
13.CTB 甲斐鑑(理4・千種)
14.WTB 鈴木貴裕(経4・慶應)
15.FB 新甫拓(経4・慶應)
 

LO佐藤は相手の圧力を受けながらも前へ

春シーズン最後の試合は小雨が降る中で始まった。開始1分、早速慶大が敵陣へ切り込み、マイボールラインアウトの権利を得る。しかしこれは帝京大の大きなFwd陣に阻まれ決定機にはつながらない。序盤、「練習の成果が出た」(茂木主将・理4)というスクラムでは粘りを見せ、帝京大の大型外国人選手に対してもタックルでしっかり仕留めるなど、慶大のこれまで目指してきたラグビーが垣間見られる場面があった。しかし5分、隙の空いた逆サイドをつかれ帝京大に先制のトライを許してしまう。反撃したい慶大はWTB瀧口(文4)のロングパントで陣地を奪いにかかるが、帝京大Fwdに圧力をかけられ思うように攻め上がることができない。すると19分、CTB甲斐(理4)がシンビンを受け10分間の退場。数的不利となった慶大はここから守りの時間が続く。相手のビッグゲインを許したり、手薄になった逆サイドを狙われるなど危ない展開が目立った。相手の反則などにも助けられながらなんとか粘っていた慶大だったが、26分にモールからトライを奪われリードを広げられてしまう。その後も相手にボールを支配され、攻め手を欠いた慶大は相手ゴールが遠いまま0−12で試合を折り返した。

 

突破を図るFB新甫

雨足が強まってきた後半、慶大はキック処理の安定感がなくなってくる。「雨の中、ミスもなく精度の高いラグビーをやっていた分の差が出た」(山田)というように、帝京大にハイパントから陣地を奪われていく。後半10分、自陣深くでの相手スクラムからトライを奪われると、わずか3分後にもミスからターンオーバーされ立て続けにトライを許してしまう。慶大は果敢にタックルするなど、ディフェンスで粘りを見せる場面もあったが、依然として攻めに転じることはできない。すると20分にはモールで押し込まれトライを奪われてしまう。その後もミスや反則のほか、マイボールのラインアウトをスティールされるなど、「生命線」(田中監督)であるセットプレーで精彩を欠いた慶大は、帝京大に攻め込まれ続け32分にもトライを奪われる。0—34と大きく突き放されるが、終了間際に慶大がようやく一矢報いる。敵陣で辛抱強くボールをつなぎ、最後はLO山田(環4)がラックからトライを挙げる。SO高田のコンバージョンは惜しくも外れ、5−34としたところでノーサイド。春シーズン最後の試合は、大学王者との実力差を感じさせる結果となった。

 

帝京大の前に完敗となった慶大。前半こそディフェンスで粘りを見せ、帝京大になんとか喰らいついていたが、後半から本降りになった雨にリズムを崩し、立て続けにトライを許してしまった。天候はイーブンコンディションであるが、帝京大は「やってはいけないミスをしていない」(茂木主将)というように、どのような状況下でも精度の高いラグビーをしていかなければ強豪校と互角に渡り合うことはできないことを痛感した。しかしその中で、帝京大自慢のFwd陣に対し「スクラムも前半は上手く組めた」(平野・環4)、「もっと練習すれば十分やれるなと自信がついた」(青木・商2)など、確かな手応えもあった。現時点では大学王者との間にまだまだ実力差があるが、通用する部分も見られ、夏に向け課題と収穫を手にした一戦であった。

 

この春は、対抗戦のライバルである早明帝のすべてに敗戦。茂木主将が早々にけがで離脱するなど、順調な滑り出しとは言えなかった。それでも「慶大は8月の合宿でいかに伸びることができるかが本当の勝負で、それが秋の勝敗を分ける」(田中監督)。この春の経験を夏の成長に結びつけ、対抗戦での雪辱に期待したい。

 

【ケイスポ的MOM】複数のポジションでフル回転 LO/PR山田亮介

PRもLOもこなす山田。秋シーズンも注目の選手だ

 

 

この日LOで先発出場し、途中からPRを努めた山田。この試合でも終了間際に意地のトライを挙げるなど存在感を示した。身長182cm体重105kgと、体格差で劣勢に回ることが多い慶大にとってこの男の存在は大きい。昨年は主にBチームのPRとして出場していたが、今年はLOにコンバートも。「僕の役目としてはやっぱりボールを持ったら前に出ること」と語るよう、そのフィールドプレーには、チームから常に期待がかかっている。運動量の面でまだ課題を感じており、まだまだ本人は現状不満足。この夏を経て、秋の対抗戦ではどのような役割を演じるか注目だ。

(記事・大貫心明)

 

コメント

 

田中監督

(今日の試合を振り返って)今日は春の集大成、総決算のゲームでした。2月5日から春のシーズンが始まって5ヶ月間強化をしてきた成果が計れる試合だったんですけど、今年のチームはタックル、ディフェンスからいかにチャンスにつなげていくかと。慶應の持ち味であるタックルをベースに、そこからどう勝機につなげていくかということを問われたゲームだったんですけど、やっぱり帝京さんの大きなFwdにコンタクトシチュエーションで食い込まれる場面もいくつかあって、それから帝京さんのゲームプランが非常にうまく、キックで上手にエリアを取られてきて、そこから相手の強みであるFwdに押し掛けられてしまった。止められた部分はありましたけど、食い込まれてしまった部分が多くて、反省も非常に多いです。(セットプレーに関して)セットプレーはよく頑張ったんだけれども、もっと安定したセットプレー、特にマイボールのセットプレーの安定、マイボールのラインアウトの安定というのは慶應にとっては生命線となることなので。強化はしてきましたけど、まだまだミスが多く、また相手に差し込まれるところもあったというところが反省として残るので、これはまた夏に徹底して強化をしていきたいなと思います。もちろん雨でボールが滑ったところもあるんですけど、それは帝京さんも同じ状況だったので、そういった意味では修正するべき点が多々あると思います。(大学王者を相手にして、収穫は)激しさというのがチームの中に出てきて、前に前に出るディフェンスで相手のアタックを封じてきたことは非常によかったと思います。ただやっぱり攻めきれない。それから大事なところでミスが多い。そして相手の強みを出させずに自分たちの強みを出していくという意味では、なかなか上手にエリアを取っていくということができなかった。そこは非常に反省です。帝京さんのような体の大きなチームと対戦するときは、いかにあの大きなFwdを後ろに下げるか、その手立てとしてエリアを取っていくということがとっても大事な中で、キックの精度であったり、相手のキッカーに対して蹴り負けたりということがあったりと、非常に課題が多いです。これをいかに修正するかということだと思います。まだ帝京さんとは大きな差があると思っています。(春シーズン全体を振り返って)今年は主体が学生で、学生が考えるラグビーを貫いてきた中で、本当に学生たちが自分でよく考えて今日まで来たなと思います。フィジカルの強化も並行してずっと続けてきたんですけれども、帝京さんはそれにも勝るものがあったので。ただ学生たちが、自分たちがやるラグビーは何なのか、そのためには何をすればいいか、そして自分たちは今何をしなければいけないか、ということを自分たちで考えて行動してきたこと、それに対してコーチやスタッフがサポートしてやってきたこの体制自体は貫いていかなければいけないと僕は思うので、そこは継続していきたいです。慶應は8月の合宿でいかに伸びることができるかが本当の勝負で、それが秋の勝敗を分けると思うので、この夏に精進をして、一回りも二回りも大きくなって秋のシーズンを迎えられるように頑張りたいと思います。差があるということは実感しました。だからこそ努力をしていきたいと思っています。

 

FL茂木主将

(試合を振り返って)試合のほとんどがディフェンスの時間になるのは分かっていて、フォーカスしていたのもタックルとかリアクションスピードでした。前半は0-12とロースコアで折り返して、後半の残り20分くらいから順目に走って、体を当ててゲインしていこうということだったんですけど、相手のハイパントに対応できなくて陣地を取られてしまって、取ってもラックでブローされたりしたので、ハイパントの処理とかそのあたりが良くなかったと思います。(帝京大の印象は)ブレイクダウンが強かったというのもあるんですけど、やってはいけないミスをしていないところがチャンピオンチームなのかなと思いました。(接点の部分で苦しんでいるようでしたが)ブレイクダウンはここ2週間やってきたつもりなんですけど、それでも僕自身も足りないところがありました。モールとスクラムだけは良かったと思うのでそこは練習の成果が出て良かったと思います。(春のシーズンはケガもあったと思いますが、振り返って)交流戦もあったので、去年の上位や強豪との戦いは少なかったんですけど、そこで負けてしまいました。早大戦は0点でしたし明大戦も40点取られてしまって、帝京大との試合が最後だったのでしっかりそこをやっていこうということでしたが、まだまだ力不足を感じました。ただ課題も見つかったと思うので逆に夏合宿に向けて割りきってやっていけると思います。(夏合宿、秋のシーズンに向けて)春の結果が悪かった分やるしかないと思います。色々と見えてくる部分があると思いますし、鍛えなきゃいけないところとはっきりしているのでそこを詰めていきたいです。練習でやったことしか試合では出ないので、僕らは夏はこもって練習するのでそこで蓄えたものを秋シーズンに出して、大学選手権優勝を狙っていきたいと思います。

 

HO渡辺副将

(振り返って)帝京の個々の強さにやられてしまいました。それが一番の印象です。(帝京はFwdが強いチームだが)自分たちのしっかりやってきたことをやりきろう、ということでした。しっかりやったんですけれども、足りなかった部分がスクラムなどで見られました。夏までに修正したいと思います。(ラインアウトについては)自分のやりたいことはできました。でもまだ100パーセントではないので、ミスを減らしていきたいです。(この試合で春の戦いが終わるが)苦しい時期にも(ゲームキャプテン、副将として)チームをまとめられれば、と思ってやったんですが、うまくいかない部分もありました。これから茂木(主将)も戻ってきたのでしっかり前を向いてやっていきたいです。(春シーズンに見つかった課題や収穫)得点を取り切れないので、どうやって得点を挙げるのかというのをもう少し明確にしたいですね。あとは慶大のディフェンスをもっときちんとやっていきたいと思います。(個人的な課題は)もっとフィジカルで前に出られるようにしていきたいと思います。(夏のチーム目標と個人目標)チームとしては帝京や早大のような強い相手にも負けないようにしていきたいです。個人としてはどんどん前に出られるプレーヤーを目指したいです。(対抗戦に向けて)一戦一戦気を抜けない試合だと思います。1つ1つ勝ち星を挙げていきたいと思います。

 

WTB鈴木副将

(今日の試合を振り返って)前半はディフェンスで粘ることが出来ていたので、まだ自分たちのラグビーが出来ましたが、後半はミスが多く自分たちのラグビーができませんでした。また、帝京大のハイパントからのプレッシャーに負けてエリアをとることが出来ず、自陣での戦いを強いられ、相手のペースになってしまったので、後半のキックの処理とかが課題です。(タックルが高かったが)前半できていましたが、後半粘れなくなり高くなりました。(今日は走れていたか)全然だめです。もっと攻撃に参加しないといけないですし、ディフェンスでも動きを速くして、相手にプレッシャーをかけて行って、もっと運動量を増やしていきたいです。(後半変えたことは)雨が降ってきましたので、敵陣でプレーをするためにキックでエリアを取りたかったのですが、そこで敗れてしまいました。(春の総括)対抗戦の上位チームとの試合に敗れてしまい、ディフェンスで出来たこともありましたが、後半粘ることができなかったり、攻撃面でも自分たちがしたいことを出来なかったです。(早大、明大、帝京大すべてに敗れたが)はい、負けてしまって悔しいですし、この春の敗戦を生かして秋にリベンジしたいです。(夏に鍛えるところは)タックルが生命線なのでそこをもっと突き詰めて、また、得点が取れておらず、FWに頼りっきりになっているので、BKでトライを取れるようにしたいです。(早大、明大、帝京大は体格で勝っているが)はい、確かに体格では劣りますが、運動量と一対一の強さで対抗していきます。(対抗戦について)夏の練習と春の反省を生かし、慶應らしさを出して優勝します。

 

PR平野

(今日の試合を振り返って)セットプレーも自分たちの強みとしていたプレーもやられてしまっていて、受身に回ってしまっていたかなという印象を受けました。(昨年度王者との対戦だったが)やっぱり陣地をとって、帝京に自陣にゴール前とかに入れてしまうと得点力に長けていると思うので、しっかり敵陣に入って戦おうとしてて、前半はうまくいっててだんだん乗られてしまったのがいけなかったかなと思います。(雨の影響はあったか)監督も言ってたんですけど、帝京は雨の中でもハンドリングミスとか少なくて逆に僕たちはペナルティをしたりでミスが多くてそういうところで差が如実に出たかなと思います。Fwd戦の評価としては)スクラムも前半上手く組めたと思ったんですけど、後半はかなりやられてしまった部分も多くてモールも抑えられなかったので、100点満点で言ったら30点くらいだったと思います。(個人的な課題は)相手のスクラムだったりそういう部分で相手のうちぐみに付き合ってしまったり、相手の強みを受けてしまって劣勢に立たされてしまったのが課題だと思っています。(これからに向けて)今年はスクラムで勝ちたいと思っているので、わりと現在、今日もボロボロにやられてしまっていたので夏合宿でも強化していけたらと思います。

 

PR青木

(今日の試合を振り返って)自分は今日リザーブでこんなに早く出るとは思ってなかったんですけど、しっかり準備もしていたしBチームの試合と同じように臨めたのでよかったと思います。Bチームの試合と連続で出て疲れがたまっていたと思いますけど)Bで力を全部出したと思ったんですけど、リザーブということでちゃんと準備はしてましたから小田さんが怪我して交代になっても驚いたりとかはしませんでした。(雨の影響はあったか)僕はポジション的にあんまりボール持たないんですけど、ミスが起こったのをそのあとしっかり取り返せるようなスクラム、ラインアウトをしようと思いました。(昨年度王者に対して対策はしていたか)帝京はすごくモールが強いということで、野澤さんのアドバイスや主将、副将のアドバイスを聞いて対策をして、自分でもそれはしっかり出せたと思います。Fwd戦の評価)僕去年Aチームの試合に出たことなくて帝京のAチームなんてものすごく強いんだろうなと思ったんですけど、今年はAで出させていただいて、もっと練習すれば十分やれるなと自信がつきました。(帝京のBksが強い印象だったが)帝京のBksはFwdみたいで縦も強いし足も早くて何回も抜かれる場面があったんですけど、みんなで守って組織としてディフェンスが出来ている場面もたくさんあったと思います。(今日得た課題)いいスクラムを組んだ時と悪いスクラムを組んだ時の差が激しすぎてペナルティもしてしまいましたし、まだまだチームにとってプラスになれるような選手にはなれていないかなと思います。しっかりセットプレーを安定させてなおかつフィールドプレーでもチームに貢献できればと思います。(これからに向けて)対抗戦に出る選手は部を代表して出るのでこれからの夏合宿の練習ではトレーニングを怠ることなくしっかり取り組んで行きたいと思います。

 

LO山田

(今日の試合を振り返って)この前の試合の日大戦から2週間あったので、その期間でブレイクダウンの激しさだったりとか、ずっとコンタクトの練習をしてきて、Fwdもずっとボールの対策とかしてきました。その部分、Fwdに関してはボールディフェンスとか、前半はゴール前で止められていたので、結構良かったと思います。でも、だんだん後半になってからそういうところの決まりごととかを守れなくなってきて、簡単なミスからトライを取られてしまったりと、帝京さんの方が個々の精度が高かったかなと、雨の中、ミスもなく精度の高いラグビーをやっていた分の差が出たのかなと思います。(複数のポジションでプレーしたが)去年はずっとPRの方をやっていたんですけど、今年からLOとか、出場機会をいろいろ与えていただいて、僕の役目としてはやっぱりボールを持ったら前に出るということだと思うので、まあそんなに複数やっていることに関しては特に何も違和感とかはないです。PRとLOだと体の負荷などが違ってくるかと思うが帝京のような体の大きい相手とやっていて試合中何か変わったと感じたことは)LOをやってみて、結構動けなかった感じがあるので、LOでも同じ運動量でできるくらいトレーニングしていきたいと思ってるんですけど、帝京に関しては凄く重いので、LOをやっていても凄く体に負担はかかりました。(トライシーンを振り返って)キックチェイスから取られたりとか、簡単に取られてしまう場面が凄く多かったと思うので、もう少し粘り強くといいますか、取られるのであっても簡単にトライをさせないというか、後半になって立て続けに取られてしまったので、そこはちょっと反省点かなと思います。(慶應が我慢できなかったという感じか)そうですね、中々重い相手に乗られてしまってという形がちょっと多かったかなと思います。(慶大の最後の1本について)あの時は本当に攻めるしかなかったので、必死にやってたんですけど、練習してきたことが少し出せたかなという攻撃の仕方でした。(最後は山田選手がグラウンディングをされたのか)そうですね。(あの場面ペナルティなどもアドバンテージを上手く取りながら攻めていたと思うが、あのような形は今シーズン特に強化しているのか)そうですね、スペースのあるところにボールを持ってこうっていう練習はしてますね。ただ、相手に的を絞らせないというか、Fwdも複数人誰が来るか分からないという形でオフェンスしていこうという練習はずっとしてきています。(今年は最後Fwdで押し込むという感じか)嫌でもあそこはFwdで押し込むしかないかなと、Fwd戦で行くしかないという感じで行きました。(春シーズンを終えて)やはりまだまだ自分達の足りない部分が凄く多く見つかった春シーズンだったので、早明帝には勝てていないという現状をしっかり受け止めて、自分達は弱いんだという危機感を持って、夏合宿があるので、そこからしっかり立て直していきたいと思います。(秋に向けて)いろんなポジションやってるんですけど、どこのポジションで出ても、自分の役割をしっかり認識して、それを常に果たせるような信頼されるプレーヤーになりたいと思ってるので、この夏大切にして、やっていきたいと思います。

 

LO佐藤

(今日の試合を振り返って)我慢我慢の試合だということは最初からみんなでわかってはいたんですけど、要所要所で敵陣入ったときに点が取れなかったりだとか、守りきらなければいけないところで我慢しきれないで点を取られてしまったりだとか、そういうところがまだちょっと甘かったかなと思います。(後半、雨の影響について)キック処理がむこうと比べてうまくいっていなかったので、そこは個人個人のスキルの問題なので、一人一人が高めていかなければいけないと思いました。(自身のラインアウトの出来は)今日初めてコーラーというサインを出す人をやったんですけど、そのわりには結構できたかなという手応えがありました。(スクラムは)前半の最初の方とか五分五分で組めていて、ボールもよく出ていたのでよかったと思うんですけど、後半ちょっと我慢しきれなくてペナルティーしちゃったりとか、そういうところがあったので、そこはまだ練習して減らしていけると思うので、そこをもっとやっていきたいと思います。(帝京大と対戦しての印象)接点強くて、チャンピオンチームなので、僕たちはチャレンジャーで、チャレンジしていこうというふうに言っていたんですけど、やってみて自分たちがいけるところも何個かあって、足りないところも、相手はミスしないだとか、そういうところもすごい参考になったのでもっと練習して差を縮めて、秋には絶対勝てるようにしたいです。(春の総括)チームとしては、下位リーグであまり強い相手とはできなかったんですけど、弱い相手に対してもしっかりと春季リーグは全勝できたので、よかったかなと思います。ただ明治、早稲田、帝京という強いところには勝ててないので、そこはもっと夏合宿、秋に入ってからを含めてもっとチーム力を上げていかないとなと感じています。(夏、秋に向けて具体的に)やっぱりまだ攻め手がないので、ディフェンスのチームとは言っているんですけど、攻め手がないと勝てないので、点を取るイメージをチームに浸透できるようにもっと攻めの練習、点を取りきる練習もどんどんやっていきたいなと思います。個人的には一対一で勝てないと点を取ることはできないと思うので、四年生の僕とか山田とかがもっとボールを持って前に出れるようになっていかないといけないなと思っています。

 

FL小山田

(今日の試合を振り返って)FLでの起用となったので、仕事量とタックルを意識していたが、相手が大きくてなかなか自分の持ち味を出し切れなかったです。(重くて強い帝京大のFWに対して意識した点は)低く突き刺さるようなタックルで相手の攻撃を止めて、先輩方のような大きなFwdが前に出るのをサポートするイメージでした。(実際に体を当ててみて、接点での感触はどうだったか)大きさと体の強さは感じましたが、こちらが先に入れば何とかイーブンに持ち込める状況もありました。リアクションをもっと早くする必要がありますね。(ハイパントを処理する場面が多かった)相手のハイパントは高さもあり、プレッシャーが強く、ミスをしてしまいました。あそこをしっかり捕らないと、チームとしてアタックが機能していかないので、もっと練習しないといけないですね。(自身のどこが評価されての先発起用だと思うか)80分間フルに動ける仕事量だと思います。この点を強く意識して、絶対に足を止めないで、タックルし続けるひたむきなプレーをします。(夏合宿に向けて)フィットネスをさらにつけるのも必要ですが、今年は体をさらに大きくして、1対1のコンタクト勝負で勝ちきるようなFwdになりたいです。(2年生という学年全体で意識している点は)同期でよく語っていることがあります。4年生の時に日本一になるためには、今年のこの代で日本一になるという思いを強く持つことが大事だと思います。それが積み重なって、力になると思います。自分たちが2年生だから先輩に付いていこうという考えではなく、自分たちの力で4年生を勝たせるという覚悟を持っています

 

SH宮澤

(今日の試合を振り返って)勝つのを目標に2週間激しい練習をしてきて、その結果が出なかったのは悔しいですが、圧倒されたわけではなくて、やれるなという感触が得られたのは収穫だったと思います。(球さばきについて)前半の最初の方は結構良いテンポで出来たんですけど、後半の中盤から終盤くらいの方は上手くテンポがあげられなくて、そこを反省しないといけないなと思いました。(帝京大の印象は)個々が大きくてフィジカルが強いので、そこで少し乗っかられてしまった感じがあります。(身体の大きな相手に対して)低さと鋭さ、あとはルーズボールへの反応スピード、そこで帝京に勝つことを意識していました。(実際それはできたか)タックルとかでは一人一人止められたので良かったと思います。(雨の影響は)そんなに感じなかったですけど、やっぱりちょっとミスが起きやすかったので、テリトリーを取るように意識しました。(今日の課題は)前半最初の方は敵陣でプレーできて良かったのですが、そこで取りきれなかったっていうのがちょっと痛かったので、チームとしてトライを取れるようにしていきたいです。(春シーズンを総括して)上の方のグレードの試合に出られたのは、自分にとって良い経験でした。秋も試合に出られるように、夏がんばっていきたいと思います。(夏に強化したいことは)色々あるんですけど、まずはフィジカルを強化するのと、パスやキックの一つ一つのプレーの精度をもっと上げていきたいです。(秋シーズンに向けて)春は早明帝すべて負けてしまったので、秋は絶対に勝つようにがんばります。

 

WTB瀧口

(今日の試合の総括)負けたのは悔しい。王者の帝京大学に対しディフェンスからしっかり戦っていこうとしたが、トライを上手く取られてしまいました。ハイパントの処理のミスなどの細かいところの修正があればもっとロースコアで戦うことが出来たので、秋に向けて合宿等でそこをしっかり修正していきたいです。(キックの出来は)今日は個人的にはキックの出来は良かったんですが、キッカーとして精度を上げることやボールを前に上げることが重要なので、そこを頑張りたいです。(雨による試合への影響は)これぐらいの雨なら大丈夫ですが、もっと雨が降った場合影響がでるので、ハーフからの距離を近くするなどの工夫をするべきだと思いました。(秋に向けて)もう4年なので、一日一日を大切にしてやるべきことを毎日やっていくだけです。

 

FB新甫

(今日の試合を振り返って)春シーズンを通してのことなんですけど、通用する部分とまだ改善しなければいけない部分がはっきりした試合だったかなと思います。(帝京の印象は)個々が大きくて強いのと一つ一つのプレーが正確だったという印象です。(自身の出来は)今日挑んだのは積極的にバックスリーとしていくこととバックスリーの連携した動きを精度高くやるという二つだったんですけど、この点に関してはまあまあ出来たんじゃないかなと思います。(春シーズンが終わっての感想は)チームとしてのディフェンスは悪くなかったと思うんですけど、要所要所でのペナルティやゴール前でのディフェンスに課題があると思っていて、フィールドプレーはこれから向上していけばいいと思いますし、改善点はまだまだあると思います。(今後に向けて)ディフェンスはいいんですけど、点を取れていない試合が多いので、バックスリーから取っていきたいと強く思っています。

 

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