慶應スポーツ新聞会

【ソッカー男子】無念の敗戦 東京都サッカートーナメント2回戦(東京VY戦)

 

集合

中一日で再び戦いに挑むイレブン

終了のホイッスルと同時にピッチにうなだれた選手に降り注いだ夏の雨。慶大の天皇杯出場は叶わなかった。決して、勝てない試合ではなかった。ただ試合巧者であり、勝利を収めたのは東京ヴェルディユースだった。明大に続き慶大もクラブユース選手権優勝チームの勢いを止める事は出来なかった。

 

第15回東京都サッカートーナメント学生系の部 2回戦

2010/8/9(月)15:30 KO@中央大学グラウンド

慶應義塾大学2-4東京ヴェルディユース

{得点者} 前半22分 南(ヴェルディY)、前半38分 深澤(慶大)、前半40分 小林(ヴェルディY)、後半43分 キローラン木鈴(ヴェルディY)後半44分 横川(慶大)、後半46分 南(ヴェルディY)

河井

代表から帰国した河井もスタメン復帰

前節から、中1日で迎えた一戦。河井(政3)、藤田(政2)をスタメンに加え、必勝体制を期して臨んだ慶大は、序盤から相手を圧倒する。立ち上がり、河井のシュートを皮切りに、前8分に深澤(理4)、17分に横川(総4)が相手ゴールを脅かす。しかし加美(環4)のスルーパスに抜け出した深澤はキーパーとの1対1を決めきれず、横川の強烈なFKはポストに直撃。「この時間帯に得点が取れたら」と藤田が悔やんだ通り、先制点を奪うことが出来なかった。失点は22分右サイドのクロスから。南がこれに反応し、ここまで沈黙していた東京V・Yが牙を向く。しかし依然流れは変わらず。慶大が中盤でボールを支配を続ける。すると前38分、深澤が持ち前のスピードで相手DFを振り切り同点弾。試合を振り出しに戻す。しかし、この得点が反撃の号砲とはならなかった。40分、ヴェルディYの10番小林が約30mの距離から放ったFKは急激な変化でゴールを強襲。豪快に慶大ネットを揺らし1―2で前半を折り返した。

深澤

シュートを放つ深澤

後半、反撃に出たい慶大だが、なかなか決め手が見つからない。攻撃の機会は作り出すも「ラストパスの精度が良くない」(田中・環3)ことで相手ゴールを脅かすには至らず。一進一退の攻防が繰り広げられる。そして1点が大きな意味を持ってくる試合の終盤。慶大に「甘さ」(李監督)が出てしまう。後42分、カウンターからのピンチは中川(環3)のファインセーブで逃れるも、そのCKをキローラン木鈴に頭で合わせられ失点。前期からの課題であるセットプレーから失点を喫し、窮地に立たされる。巻き返したい慶大は、44分。河井のセットプレーを横川が頭で合わせてゴールを奪い、4年の意地を見せつける。しかしロスタイム、クリアが中途半端になったところを狙われ、カウンターを受けると、4点目が無人のゴールに決まり万事休す。2-4で無念の敗戦を喫し、天皇杯出場への挑戦は幕を閉じた。

「まだまだこのチームは成長段階だと思うし、これから強くなっていかないといけない」この敗戦を受け三上主将(政4)はチームを鼓舞した。チームの目標である「日本一」を達成するためにはインカレに出場することが絶対条件。後期リーグ戦での巻き返しが必須である。天皇杯への挑戦は終わったが、約1ヶ月後にはリーグ戦が再開する。その時に力を発揮するために。慶大の夏はこれから始まる。

By Yutaka Okumura

 

コメント

 

李監督

今日はスコア通り。みんな一生懸命やったとは思うんだけど、局面で甘さがでてた。逆に相手は少ないチャンスをしっかり物にしていた。うちはセットプレーとかキーパーのミスからの失点。課題はそこにあると思う。(自分たちの流れの中から取られた1失点目が悔やまれるか)そうですね。マークを外してしまった。明確にしなきゃいけないところだったんだけど。セットプレーからの2点もだね。最後のミスはどうしようもないけど。(内容は良かったのでは)まぁまぁ良かったとは思うが、結果が全てですから。ゴールを入れる為のシュート、クロス。そこの精度が足りなかった。それに簡単に失点してしまうと勝てないからね。(相手を崩し切れなかった印象か)クロスの精度や入り方に工夫が必要だった。ゴール前まではいけたけど、最後のパスが効果的でなかったように思う。(川久保選手の投入から布陣を変えたのか)そうだね。前の試合で出なかった選手を使いたかったから。河井、藤田だけじゃなく、サブの選手も含めてね。(黄選手は怪我ではないのか)そうですね。岩田も優秀な選手だから。試合で使ってみたかった。(今後の方針)山中湖合宿でフィジカルに関しては上げられたと思うので、これからは戦術面。自分たちのやりたいサッカーをやるために何が必要なのか、どうすれば良いか詰めていく。これから遠征とかもあるのでそこでやっていきたい。(具体的に必要になってくること)守備ではサイドに追い込んだあとどうするか。今日も甘さを見せてしまった。上手く相手のボールを奪ってどう攻撃に転じるか。(負けてしまったわけだがヴェルディユースはどうだったか)ヴェルディは高校のチャンピオンだからね。悪くはなかったと思う。まぁ、でもうちも明治も負けちゃって大学生は情けないね。昨年は明治がプロに勝ったって盛り上がったけど、言葉がないよ。(次にむけて)自分たちの力はこんなものだとわかったと思うので、切り替えて前を見ること。リーグ戦をしっかり戦っていきたい。

三上主将

結果が全て、今日は典型的な負けゲームだったように思う。追い付いた直後に失点して、その後なかなか点を取れなかった。まだまだ実力がないように思います。(もったいない失点があったか)そうですね。特に1点目に関してはクサビに落ちてくるFWに対して、DFが対応するのかボランチが対応するかが曖昧になってしまった。そこから展開されてやられた。相手もうまかったが対応しなきゃいけないシーンだったし、自分自身の反省点でもあったと思う。(内容は悪くなかったか)河井と息吹が戻ってきて、攻撃の形は作れるようにはなったと思う。ただ最後のフィニッシュにむけての精度が低かった印象がある。(相手については)高校年代にしては実力のあるチームだとは思うが、大学でやってる自分たちからすれば絶対に勝たないといけない相手だったと思う。(チームに必要になってくることは)さっきいったクロスに対する精度であったり、セットプレーの守備はしっかり修正しないといけない。前の試合でもスタッフから言われていたところなので、これから繰り返してはいけないと思う。それと3点目を取られた後、雰囲気が落ちてしまったように感じた。最後まで諦めない姿勢は常に見せていかないといけないと反省している。(リーグ戦まで時間があくが)まだまだこのチームは成長段階だと思うし、これから強くなっていかないといけない。ここで下を向くのではなく、それぞれが得た課題を改善することが必要。これから金沢遠征や練習試合がまだあるので、後期の開幕に向けてチーム力を上げ、強くなっていきたい。

笠松副将

(今日の試合を振り返って)高校生相手ということで負けたくない試合だったんですが、自分達が決めるべき所で決められなくて、しかもミスから失点してしまって、本当に自分達の実力不足だと思います。(4失点という結果は)守備に関して、はっきり崩されたシーンはなかったんですが、自分達のミスというか集中力が切れた所で失点してしまって。修正する部分としてはセットプレーの守備は前期もやられているんで、後期はしっかりやりたいと思います。(後期に向けての課題)今やっているのは1stディフェンダーの質だったり、1つ1つのパスの質だったりがあるので、まずそういう所を伸ばしていって、合宿で体力作りはしてきたので、これからは戦術面をつめていって、後期に臨めればいいと思います。(神戸大学定期戦に向けて)その間に遠征や練習試合があるので、そこでしっかり自分達のやるコンセプトをつめられたらいいと思います。

横川

(今日の試合を振り返って)内容、シュート数、セカンドボールを拾った数、そういうもので勝っていたのに、こういう結果になってしまって悔しい。相手は前線での動き方の質など見習う部分もあったし、いくら攻めていても結果に繋がらなければ意味がない。(前の試合では出場がなかったからこそ、今試合のスタメンで奮起する部分は)そうですね、今年のチームはそれだけ誰が出ても遜色ない戦いができるチームだと思うので、僕も4年ですがフレッシュな気持ちで入ろうと思っていた。(気持ちの入ったプレーでしたが)やはり4年として、少しでも長く公式戦で戦っていたいという気持ちもありましたし、おととい明治が(ヴェルディに)負けているので。大学生として勝たないと、という使命感みたいなものもあったので…。(合宿明けの悪いコンディションで、結果は負けてしまったけれど内容では収穫もあったという風にはとらえられない)コンディションや、高校生が相手のやりにくさとかは言い訳にならない。出ているメンバーで、この試合を、まぁ良かったというふうに思える人はいないと思う。(ご自身のゴールもありましたが)2点差にされた直後から1点差に追いついたゴールとして、そのときはただ嬉しかったんですけれど、勝ちに繋がらないゴールには何の意味もないので…。(いよいよ最後の夏ですが、今後考えることは)やはりチームとしても自分としても集大成。その2つの意味で悔いが残らないようにやりきりたい。

深澤

(今日の試合を振り返って)非常に悔しい。前節の亜細亜大戦では入り方が悪かったが、今日の試合では立ち上がりの入り方が改善できて、自分達のペースでゲームを進めていたので、完全に崩されたわけではないのにちょっとしたことが失点に繋がってしまって、非常に悔しい結果になってしまった。(個人的な出来は)失点したあと自分が点を入れてふり出しに戻せたことはすごくよかったが、後半相手に立て続けに点を取られてしまったときに自分が、最上級生ということもあるし、流れを変えるようなプレーとか得点に結び付くようなプレーをしなければいけなかった。(得点の場面は)ボランチの選手が河井選手にパスをして、河井選手がそらすというかかする感じのパスをくれて、それに合わせた。(相手の印象は)年下ではあったが、それに関係なく技術の高い選手がたくさんいるし、何より試合中の声だとかいうところで非常にゲームを読んで、次に何をしようという指示が飛び交っていて、素晴らしいなと思った。(敗因は)4失点してしまったが、FWという立場から言えばもっとチャンスはあったし、それをものにできなかった結果だと思う。DF面でもちょっとしたところの気遣いだとか、そういう部分が足りなかった。(改善できる点は)攻撃に関してはサイドとか前向けるシーンがあったが、ボランチなど起点になる選手が前を向いた時に形が出来てないので、もっとダイレクトな速いパス回しで突破するような攻撃ができればいいと思う。(次の神戸戦に向けて)歴史と伝統ある大事な定期戦なので絶対勝ちたいと思うし、それを後期リーグやこれからの公式戦に繋げられるようにしたい。

河井

(今日の試合を振り返って)まず先制されたことと、自分たちが点を取った直後に点を取られるという形が良くなかったですね。(単調な攻撃になっていたが)前半はシュートまでいけてたので、別に悲観することなくポジティブにとらえていいと思います。後半追いかける展開になった時に、どれだけリスクをおかして前にいけるかが課題だと思うんで、もっと自分のポジションから長い距離走って、飛び出していく選手だったりが出てこないと同点にならないし逆転できないのかなと思いました。(後半、前線の動きが少なくボールを受ける動きがなかったが)そうですね、もう少しボールを受ける積極性というか、自分がやってやるんだっていうのが前線の選手には欲しいかなというのはあるし、もっと自分からボールを引き出して、シュートまでいく、そういう気持ちっていうのは、もう1回見直してやらないと、こういう試合を落としていってしまうのではないかと思います。(大学選抜遠征で得たこと)そうですね、アグレッシブにプレーすること。きつい合宿だったので、その中でも充実して試合なり練習なりが出来たんで、そこで得たボールにアプローチする厳しさとか、トップレベルの選手達でもまれてきたことをチームに還元して、チームがレベルアップできればいいかなと思います。(神戸大学定期戦に向けて)今日のように、公式戦で1年生が経験したりっていういい面もあるので、そういうのを続けていって、最後リーグ戦で結果が出せるように、夏の公式戦を1つ1つ大事に戦ってみんながいい経験を出来ればいいかなと思います。

田中

(試合を振り返って)悔しいですね。(押していたようにも見えたが)相手が高校生なんでフィジカルの部分では(押せるのは)当然だと思うんですけど、全体的に支配できていたかということは微妙ですね。(敗因は)最後の精度ですね。ラストパスの精度が良くなかったことです。あとは作り直すということがあまりできなかったです。縦パス1本になって、そのまま単発で終わるプレーが多くて、相手にとって嫌な攻撃ができていなかったと思います。(個人的な出来は)全然納得はしていないです。(1対1を仕掛けるシーンが多かったが)点につながっていないので、仕掛けたらしっかり点につなげられるように精度を高めていきたいと思います。(4失点でしたが、直すべきポイントは)我慢するということですね。ある程度うまくいかない時も要所要所ちゃんとやっていけばいいと思うんですけど、そこが僕を含めできていないので反省しないといけないと思います。(次の公式戦まで時間が空きますが伸ばすべき点や修正すべき点は)簡単に失点しない守り方を徹底することと、個人のレベルをもっと上げることですね。ヴェルディも上手い選手がいっぱいいましたし、個人のレベルをあげることが本当に重要だと思います。

藤田

慶應もそんなに悪かったとは思わないんですけど、相手のセットプレーからの失点がもったいなかった。一点の重みを痛感した試合でした。(取った直後の失点が痛かった)そうですね。4点目とか、本当にがっくりきちゃったので。(遠征帰りだったが自身のコンディションは)それは全然問題なかったです。(チームに合流してからあまり期間がなかったか)そうですね。その不安とかはやはりあったんですけど、そんなに問題なかったですね。(特に序盤良い流れを作れていたが)そうですね。逆にあの時間帯にゴールを奪えなかったことで、難しい試合になってしまったのかなと思います。(後半途中ポジションが入れ替わったのか)選手が交代したあとに右サイドにポジションチェンジという指示があって。右にいたんですが少し困ってしまいました。何をしようかと思って。ただできるだけ多くセンタリングをあげることを心がけていました。(今後必要になってくること)合宿に行っていたのでその疲れをとって、コンディションを上げていくこと。チームとしてはもうすこし点が取れるチームになったら良いと思います。(個人的には代表も意識しているか)そうですね。まだまだチャンスを貰えるかは分からないんですけど、与えられた事はしっかり出来るようになりたいです。(後期のリーグ戦に向けて)石川遠征など試合が結構あるので、そこで勝ち癖をつけるというか、勝負強いチームになっていけたら良いと思います。

 

慶大出場選手

中川翔太

岩田修平80分→風間荘志

三上佳貴

笠松亮太

田中奏一

藤田息吹

松下純土71分→大塚尚毅

横川達郎

加美義人52分→川久保理

深澤良

河井陽介

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