慶應スポーツ新聞会

【ソッカー男子】第12節 夏の成果を生かせず、完敗 筑波戦

今節のスターティングメンバー

後期リーグ戦が開幕。長き中断期間に厳しいトレーニングを積んだ荒鷲たちが、リーグ戦の舞台に帰ってきた。しかし、この試合ではその成果を全く生かすことが出来なかった。先制点を許すと、前半終了間際でさらに2失点。気持ちの切れた慶大は後半も失点を重ね、武藤嘉紀(経2・FC東京U-18)のゴールで1点を返すも終わってみれば1-8の完敗。目標であるインカレ出場に向けて厳しい船出となった。

 

2012/9/16(日)13:50KO   @日立市民運動公園陸上競技場
慶應義塾大学1(0-3)8筑波大学
【得点者(アシスト者)】得点者 28分 筑波大 赤崎秀平 44分 筑波大 瀬沼優司(谷口彰悟) 45+1分 筑波大 赤崎秀平(玉城峻吾) 50分 筑波大 赤崎秀平(玉城峻吾) 64分 筑波大 赤崎秀平 79分 筑波大 赤崎秀平(上村岬) 83分 慶大 武藤嘉紀 87分 筑波大 赤崎秀平(曽山慶太) 88分 筑波大 玉城峻吾(中野嘉大)
慶大スターティングメンバー
GK 峯達也(政2・桐光学園高)
DF 保田隆介(法2・横浜F・マリノスユース)
DF 長尾賢太郎(総2・ヴィッセル神戸U-18)
DF 増田湧介(環2・清水東高)
MF 森田達見(経4・川崎フロンターレU-18)
MF 藤田息吹(政4・藤枝東高)
MF 山浦公裕(商4・FC東京U-18)
MF 香川佑介(商4・横浜FCユース)→80分 馬場達月(商4・サレジオ学院)
FW 雨宮 嶺(文3・座間高校)
FW 松下純土(総3・國學院久我山高)
FW 武藤嘉紀(経2・FC東京U-18)
 

森田は得意のドリブルで、常に相手の脅威となった

後期リーグ戦が開幕した。前期は8位という不甲斐ない順位で折り返すも、中断期間に厳しいトレーニングを積み「チームとして1つ成長」(藤田息吹・政4・藤枝東高)した慶大。増田湧介(環2・清水東高)をディフェンダー、松下純土(総3・國學院久我山高)をフォワードへとコンバート。さらに今季初出場の雨宮嶺(文3・座間高校)をスタメンに据えるなど大幅にメンバーを入れ替え、勝利を狙った。

7分、左サイドをオーバーラップした保田隆介(法2・横浜F・マリノスユース)がクロスを上げ武藤がヘディングシュートを放つもゴール右へと外れる。13分には森田達見(経4・川崎フロンターレU-18)のパスに雨宮が抜け出すがオフサイド。ボールを支配されながらもチャンスを作り出していた慶大であったが、28分、筑波大FW赤崎にミドルレンジからシュートを打たれ得点を奪われる。失点後、一進一退の攻防が続きこのまま前半終了かと思われたが、43分右サイドの裏をつかれ瀬沼に得点を許す。さらに前半ロスタイムにはスルーパスに反応した赤崎が2点目を挙げる。

「いらなかった」(須田芳正監督)前半終了間際の2失点で大きく離され0-3。気持ちが切れてしまった慶大は後半さらに失点を重ねる。50分にはミドルシュートから、64分にはスローインのリスタートから、79分には鮮やかなパス回しから失点。80分、須田監督はチームの重い雰囲気変えるため馬場達月(商4・サレジオ学院)をピッチへ送る。迎えた83分、ペナルティーエリア内でこぼれ球を拾った増田が倒されペナルティーキックを獲得。武藤が豪快に蹴りこみ1点を返し、反撃ムードが漂うも前がかりになって生まれたスペースを突かれ87分、88分と連続で失点してしまう。終わってみれば1-8と圧倒的な差をつけられての敗戦。筑波大のエース、赤崎秀平にはダブルハットトリックとなる6得点を許してしまった。

武藤はPKでゴールを決め、一矢を報いた

夏の成果を全く出せず「情けない試合」(藤田)をしてしまった慶大。この日は個人の能力が高い筑波大を相手に迎えたため前線から無理にボールを追わず、相手にボールを持たせて引いて守り、あらかじめ決めていたというエリアからプレス、ボールを奪って反撃に出るというスタイルを採った。けれども、蓋を開けてみると中盤でのプレスが効かず、ミドルシュートを打たれ失点。ミドルシュートを防ごうとセンターバックがプレスをかけにいくとその裏をつかれ失点というシーンが繰り返された。勝利のため、もう一度チーム全体での組織的なディフェンスを確認しなければならないだろう。しかし、戦術やプレー云々よりも「気持ちの問題」と須田監督は振り返る。DFの要である松岡淳副将(商4・慶應湘南藤沢高)、チーム得点王の近藤貫太(総1・愛媛FCユース)をけがで欠き苦しい状況ではあるが、「誰が出ても同じサッカーが出来るチーム」を目標に掲げる慶大ソッカー部にそんな言い訳は通用しない。初出場の雨宮が持ち味であるスピードを生かし躍動したように、誰が出ても変わらぬ質のプレーが出来るだけのメンバーは揃っている。荒鷲イレブンが持つ力は決してこんなものではないはずだ。インカレ出場へ向けて「もう後がない」(馬場)状況になりつつあり、負けられない戦いが続いていく中で気持ちが切れてしまった点が今日の試合での一番の反省点。もし今日のように大きく劣勢に立たされる場面が訪れても、下を向くことなくチーム内で声を掛け合い、諦めることなく強い気持ちを魅せてくれる慶大の姿が見られることを。そして、この危機を乗り越え、リーグ戦終了時には歓喜の瞬間が訪れることを期待したい。

(記事:西野 英樹)

 

須田芳正監督

(今日の試合を振り返って)見ての通りのゲームなんで気を使ってもらっていると思うけど、まあちょっとひどいよね。まず、1人ずつがわがままなプレーだし、90分間最後まで一生懸命やるっていうスポーツマンシップに欠けた非常に残念なゲームだった。それにつきますね。一言で言うと気持ちの問題っていうことになっちゃうのかもしれないけど、あまりにもふがいない試合で残念に思っています。(夏のトレーニングの成果は)全然出てないですね。前半の最後の5分での2失点、あれが本当にいらなかった。あれでもうハーフタイムに下向いてる学生、選手もいたし、ある意味あの2点で今日の試合決まったと。みんなで頑張っていこうとかそういう声も出ないのは非常に残念だよね。今日はそれにつきるんじゃないかな。(コンバートもありいつもと異なる布陣で臨んだが)前期の専修大から5バック気味の3バックにして、そこからずっとこの形でやってきていてポジションとか守備の仕方とかの確認は出来ていたんだけど、あまりにも簡単に相手のマークを外しすぎちゃってそこの部分で1点目もそうだけど、崩されたというより(ディフェンスが)ただいるだけになっちゃって失点をどんどん重ねていったと。それじゃリズムもつかめないし、守備の部分は修正しなきゃいけないと思いますね。メンバーも含めて。(試合開始直後から積極的にボールを取りにいくのではなく、筑波にある程度ボールを持たせて引いて守っていたが)取りどころっていうのをはっきり決めていたんだけどそこでいけなかったね、今日は。ただ選手がポジションをとっていて狙いどころに対して厳しくボールを奪いにいくっていうのが、まあ練習でやっていたことが出来なかった。それが前半のさっきに話じゃないけど、失点に繋がってしまったんだと思います。(主力の松岡、近藤はいつ頃復帰できそうか)松岡は10月中旬から後半復帰かな。(近藤)貫太の方はもうトレーニングもやっているから次少しは出れるかなと。あとは選手の組み合わせだったり、どのポジションで使うかっていうところですね。ただもうトレーニングは一緒にやって、コンディションも上がってきているんで次くらいから出来るんじゃないかなと思います。(次節に向けて)これだけ大差で負けると、逆に開き直って出来るので、選手の入れ替えも含めてまた1週間良い準備していきたいと思います。

藤田息吹主将(政4・藤枝東高)

(今日の試合を振り返って)本当に情けない試合でした。(夏のトレーニングの手ごたえは)点差からもわかるように全く成果が出せませんでした。夏はこれを鍛えたっていうよりもチームとして1つ成長できたかなというような厳しい練習を重ねたと思うんですが、全体的に今日は発揮出来なかったと思います。(チームのキャプテンとして、次の試合に向けてどう修正していくか)監督もおっしゃられてましたが本当に切り替えるしかないので、これを引きずっていくのが一番良くないのでとにかく次の試合、絶対勝ち点取れるように頑張りたいと思います。

馬場達月(商4・サレジオ学院)

(今日の試合を振り返って)後期の開幕ということもあって、全員が気持ちいれて臨んで、やっぱり勝利しか全員が考えてなかったので、こういう結果になるとは思ってなくて、非常に残念な結果に終わってしまったなという感じです。(この後期に向けて夏にやったことは)前期終わって8位ということで、やっぱり失点した後の連続失点してしまったり、メンタルの部分だったり、最後まで90分間体力がもたないということで、菅平といったところに行って、走り込みといったことを徹底的に行って、後期から3-4-3というシステムをやっていく上で、ポジショニングの確認だったり、ディフェンスやオフェンスのときのどうやって回していくか、どうやってディフェンスしていくかというフォーメーションの確認を徹底的に行って夏は過ごしてました。(馬場選手は今シーズン初出場だったが、監督からの指示は)自分が入ったときは0-5、0-6だったので、しっかり一点とってこい、一矢報いてこいってことと、チームの雰囲気が下にむいちゃっていたので、それを4年ということもあって、しっかり盛り上がるようにという指示を受けました。(今シーズン初出場でしたが、ピッチに立った瞬間の気持ちは)緊張とかはなくて、0-6というチームの状況もそうだったので、とにかく自分のできることプラスしっかりチームにいい影響というかチームを上向きにできるようにっていうことだけを考えてやっていました。(次節の意気込みを)連敗できないので、インカレに向けて。しっかりこの一週間気持ち切り替えてもう後がないので、全員が責任感もって、取り組めるように、4年として主務として、責任感もって。それを自分からやるのはもちろんですけど、しっかり部員100人全員にそういう意識を浸透させて、絶対勝てるように頑張っていきたいと思います。

雨宮 嶺(文3・座間高校)

(試合を振り返って)個人的には今日が初めてのリーグ戦だったのですが、下のチームのときから支えてくれてきた仲間のためにもなんとか恩返しをしたいという気持ちで臨みました。(今季初出場だったが、どのような目標を)結果という形で仲間に恩返しがしたかったので、得点かアシストか何か目に見える結果が欲しかったです。(筑波大DFに関して)自分は裏に抜ける動き出しを特徴とするスタイルなのですが、うまいラインコントロールでほとんどオフサイドにされてしまいました。(今日の良かった点、反省点などは)3点目を取られると厳しい展開になってしまうので、前半の2失点目以降、失点した後の戦い方が悪かった。良かった点は、出し手とのタイミングさえあえば自分のプレーが出せたかな、という手応えをつかめた点です。(次の試合に向けて)監督に言われたように今日は一人ひとりが責任感を持てていなかったので、また開幕戦のつもりで改めて仲間のために結果を出せるようにしたいです。

松下純土(総3・國學院久我山高)

(今日の試合を振り返って)情けないというか、雨の中応援してくれた選手とかサポートしてくれた選手たちに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです(今日の試合で勝利のために足らなかったことは)自分たちのサッカー、この夏にやってきたことをできなかったことが全てだとおもいます。(松下選手は前期と違うポジションでの出場だったが手応えは)全くなくて、この夏ずっと今日やったポジションでやっていて、徐々に手応えというか、ポジショニングだったり、掴めてきてはいたんですけど、やっぱりチームとしてもそうですけど、個人的にも今日この夏やってきたことが全然できなくて、今までで最悪なプレーだったとおもいます。(次節に向けての意気込みを)やっぱり試合はまってくれないんで、一週間ないんで、いかに気持ちを切り替えて次の国士戦に向けられるかだと思うんで、上級生中心に、上手く切り替えて、次の試合に臨みたいと思います。

増田湧介(環2・清水東高)

(今日の試合を振り返って)夏を通してチームとして厳しいトレーニングとかをやってきた中で今日の試合に臨んだんですけど、すごく残念な結果になってしまって悔しいです。(松岡選手の欠場によるDFへの影響は)やっぱり高さの部分ではね返せないことが多かったことですね。(DFとして起用されましたが、自身の出来は)やっぱりDFとしては無失点で抑えることが役目なので、今日は本当に最悪の結果だったと思います。(失点の原因は)相手は個人個人の能力が高いので、それに対して自分たちが個人で臨んでしまったので、そこはやっぱり組織的にチームとしてディフェンスしていかなきゃいけなかったと思います。(松下選手もFWとして起用され、コンバートが多かったですが、その意図は)純土くんは前を向いたときに決定的なパスを出せる選手なので、それを発揮するためには一個前のあのポジションで起用する必要があったと思います。(松下選手が前に出たかわりに増田選手がDFに下がったということですか)はい、そうですね。守備の部分です。(次節までの修正点は)今回の試合は1-8ということで逆に開き直って臨めると思うので、降格も見えてきているし、今日も雨の中応援してくれる仲間がいたので、責任を背負っているので、しっかり結果を出していきたいと思います。(次節への意気込みを)切り替えて、つぎは絶対に勝ちたいと思います。

武藤嘉紀(経2・FC東京U-18)

(試合を振り返って)相手に合わせた戦い方をしたが、一瞬の隙を突かれて失点してしまった。先制点を決められるのはリズムを与えてしまうことだから、そのリズムを変えられなかったのがチームとして良くなかったと思います。(チーム唯一の得点を決めたが)増田が取ってくれたPKなので彼の得点だと思ってます。1点でもいいからという思いはあったので、0点で終わらなかった所は良かった。(筑波大DFに関して)ドリブルを簡単にさせてくれなかったし、自分がもったときに2,3人のDFにマークされていて、そのときにまわりをうまく使うことができなかったので、一人ひとりがレベルアップしないといけないなと思いました。(今日の良かった点、反省点などは)良かった点は、強いていうなら最後に1点取れたということ。悪かった点は失点した後も踏ん張れず相手に得点を許してしまった所です。これほどの大差で敗れるような実力差は無いと思うので、一人ひとりの気が抜けていたのだと思います。(次の試合に向けて)今日は1点しか取れなかったし、自分が先制点を取れていれば展開が違っていたと思うので、次の試合は先制点を狙ってチームに勢いをつけられたらいいなと思います。

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