慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】秋季リーグ特集第4弾!原田尭トレーナー 単独インタビュー

原田尭トレーナーに貴重なお話を伺った 

 

秋季リーグ特集の第4弾は、今年から就任した原田尭トレーナーへのインタビュー。昨年はケガ人が続出し、なかなか万全の態勢で戦うことができなかった慶大。しかし原田トレーナーの加入により、意識改革がなされた結果、今秋は未だにケガによる離脱はゼロ。常にベストメンバーで戦えていることが、今季好調の慶大を後押ししている。今回は、原田トレーナーに様々なお話を伺った。

 

 

――トレーナーとしての仕事内容を教えてください

今はトレーニングと、ケガをした場合のリハビリと、予防として栄養のことであったり、あとは生活指導という形が多いです。

――慶大バレーボール部以外での活動は

今は中学とか高校のサッカーを見ています。基本的にはトレーナーの活動をしています。

――なぜ慶大のトレーナーに就いたのですか

宗雲監督が日体大出身なので、そのつながりです。自分は以前ラグビーのチームで仕事をしていたんですが、そこの上司が日体の出身で、そのつながりで今慶應の方でトレーナーを探しているという話をいただいて、僕も週に一回時間があったので、じゃあ是非ということで。

 

――いろいろなスポーツにつながりがあるんでしょうか

そうですね、僕自身はサッカーなんですけど、陸上とかラグビーとかを見ていて、去年からサッカーとここのバレーです。

――バレーボールの特長は

バレーは動きが一つ一つまとまっていて、サッカーやラグビーみたいに流れないので、トレーニングは目標を作りやすいです。

 

――バレーボールのトレーニングにおいて注意する点は

バレーというよりは、慶應の方でトレーニングの習慣があまり定着していなかったので、まずはベーシックなスポーツマン、アスリートとして最低限必要な習慣と、あとは本当に基本的な筋トレなどのベースを作るところからやっていて、今年一年間はずっとそうなると思うんですけど、バレー特有というよりは安定した体を作れるようにやっています。

 

――ベース作りの次の段階としてはどのようなチーム、選手育成を想定していますか

まあまずはトレーニングの成果が出て、去年の話を聞く限りではケガとかで出れない痛みでうまくパフォーマンスが出せないということがあったんですけど、今はアクシデントのけが以外はほとんどなく抑えられていますし、プレーも今序盤4試合終わって大崩れすることなく全員安定しているので、これを今年は達成していって、そのあとは一人一人ポジションごとの動作をうまく高める。来年になるとは思いますが、ブロックであったり、スパイクであったりというシーンでの成功率の高さやスピードを高めていけるようにしたいです。

 

――ご自身から見ての選手やチームの印象を聞かせてください

おとなしいというか、学校の雰囲気もあると思うんですけど、よく言えばいい子だし、物足りなさ、ちょっとこう突き抜けないというか、なかなか勝負ごとに徹するというところで経験も浅いので、そういう部分があります。そのためにもまずは結果が必要だと思うので、まずは勝つ習慣というものをつけて他の学校とは違う覚悟をもってプレーできるようなふうになれればいいなと思います。

 

――今はケガが少なく安定しているというお話がありましたが、連勝を重ねている中で効果を実感されることはありますか

僕はなかなか他の業務もあって、試合を観るのが今日で初めてなんです。それなので、ビデオや練習中の動きは見ているんですけど、さっきも言ったように好不調の波があまり出なくなったというところと、選手自身が体のことを少し気にしだして声を掛けてくれたりして、事が大きくなる前にコミュニケーションをとって確認しているので、試合前にだれが出られないとか、だれが動けてないとか、そういうことが無いので、目標としていた基本的な部分というところでは一つ実感を得ています。

 

――さらにチーム、選手に求めることは

やっぱりバレーだけというよりは、生活を含めて、もう大学生なのでこれから社会に出ていくと思いますし、当然一番はバレーの練習中の姿勢ですし、バレーに臨むまでの自分の食事や睡眠、あとは自分の仲間とか交友関係も一人の人間としてちゃんと自立して目標に向かって進んでいけるように、人としてどうかというところが必要だと思っていますし、それが慶應のバレーの文化として必要なことだと思います。

 

試合後、星谷選手(左)のケアをする原田トレーナー(右) 

――練習以外では選手とどのようなコミュニケーションをとりますか

プライベートに関しては、最近どんなことしているとか、誰と誰が遊びに行ったとかそういう話はします。でもそれ以外で関わることはあまりしないようにしているので、ケガがあったらまめに電話をしたりするという程度ですね。

――飲み会にも参加することはありますか

飲み会は最初だけ行きました。ちょっと悩んだんですけど、僕も知らないことがたくさんあったし、まずは僕のことを認めてもらわないといけないので参加して、ちょっと一発芸などもして、受けなかったですけど(笑)。そんな感じですね。

――そうした日常生活において選手たちに変化はありましたか

僕もまだ出会って半年経っていないのでわかっていないこともたくさんあるんですけど、でもみんな少しずつ自分のおかれている立場などを自覚して、全体ではないですが、数人そうやって高い意識を持ってやり始めているのが行動に出ています。たとえばちょっと早めに練習に来るとか、コミュニケーションをとるとか、練習に臨む姿勢、声掛けとかそういうところに出ているので、まずは最初に言った人としてどうかというところが少し出てきていると思います。

 

――今後のご自身のトレーナー業においてはどのようなことを目標にされていきますか

まずは選手と一緒で、今おかれている環境、他のサッカーのチームもそうですし、この慶應のバレー部もそうですが、まずはしっかり結果を出すことですね。チームの成績や、自分に対する評価も含めて、まずは自分がトレーナーとしてしっかり評価をもらえるようにやることをやっていく。先のことに関しては、僕はずっと現場で生きたいと思っているので、もっと上のステップもしくは海外などという場所で自分を高めるようにしていきたいなと思っています。

 

――慶大のバレーボール部においてはどのような形で評価が求められていますか

まずはリーグの制覇ですし、タイトルをしっかり獲ることですね。それが一番わかりやすいと思いますし、慶應の歴史としてもかなり久しぶりになると思うので、まずはそれを出すことですね。僕個人としてはケガの出る率とかパフォーマンスが向上しているということをできるだけ数字にしていくことですね。

 

――最後に慶大の選手たちに向けて激励をお願いします

みんなまだまだこれからの人間だと思うので、本当に高い志を持ってバレーに限らず一人の人間として毎日過ごしてほしいと思っています。

――お忙しい中、本当にありがとうございました!

*このインタビューは9月23日に行ないました。

(取材・伊藤明日香)

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