慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】優勝へ!王者相手に気迫の勝利 東海大戦

 

東海大戦に勝利し、喜びを爆発させる選手たち

 

前日、フルセットに及ぶ激闘の末惜しくも早大相手に今季初黒星を喫してしまった慶大。優勝のためにも絶対に落とせない一戦で迎える相手は王者、東海大。東日本インカレでも苦杯をなめさせられた因縁の相手だ。1セット目こそ大差をつけ先制するが、その後のセットは全てがデュースの大接戦となる。セットカウント2-1で迎えた第4セット、試合に終止符を打ったのは岡田(商3)。1敗の首位をキープした慶大は、悲願の優勝へ向け残り2試合へと挑む。

9月30日(日)秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ第7戦 慶大×東海大   @日吉記念館

前日の負けから気持ちを切り替え、改めて「一戦一戦をしっかり」(野口・環2)戦う気迫を持って試合に臨んだ慶大。主力メンバーを数人欠いた東海大相手に序盤から容赦なく攻め立てる。第1セット、星谷(理3)のサーブがレシーブを崩し、リズムを掴むとセット中盤に8連続得点。東海大を大きく突き放し、25-13でこのセットをものにする。

しかし、第2セット、序盤にスパイカーが相手ブロックに捕まってしまいリードを許す展開に。「単発の攻撃」(宗雲監督)が多くなってしまった慶大は中盤以降、間宮(政4)のフェイントや山本(環4)のクイックなど攻撃に変化をつけ、じわじわと点差を縮めていく。逆転のきっかけとなったのはまたもや星谷のサーブ。崩れた相手を多彩な攻撃で攻めて4連続得点した慶大が終盤でリードする。その後、両者譲らぬ展開でデュースへと突入するが勝負は意外な形で決する。東海大の選手が一度メンバーチェンジで交代したにも関わらず、またコートに入ってしまい、それによって該当選手がコートに入っている間の点数が無効に。また、それに関する遅延行為で慶大に1点の追加、東海大に1点マイナスとなり、第2セットを26-24でものにする。

クイックを豪快に決める星谷⑫

第3セット。セットカウント2-0とし、勝利まであと1セットの慶大。しかし、このままで終わるほど春の王者・東海大は甘いチームではなかった。2セット目でも見せた高いブロックに加え、要所で得点を重ねてくる東海大の阿部、星野。慶大は最大6点のビハインドを許すも、狙いを絞ったブロック、柳田(環2)、岡田のスパイクを武器に食らいつく。最後まで一進一退の攻防が続くが、東海大・星野のバックアタックがセットポイントとなり、慶大はこのセットを24-26で落とす。

第4セットは、セット序盤から激しい点の取り合いに。ブロックを武器に得点を重ねる東海大とブロッカーを吹き飛ばすほど強烈なスパイクを打ちこんでいく慶大・柳田、岡田の両エース。互いの意地がぶつかり合う熱戦の末、慶大は30-29でマッチポイントを迎える。チーム全員でボールを拾い、繋ぎ、野口のトスが上がった先は岡田。豪快なオープンスパイクをしっかりと打ち切りゲームセット。堂々たる戦いぶりで勝利した慶大は、2戦を残し6勝1敗。セット率で早大を上回り首位を守り切った。

今試合も献身的なプレーでチームを支えた間宮①

 

残る2試合で迎えるのは強豪である筑波、中央の2校。優勝までの道のりは険しく、「そう簡単にはいかない」(宗雲監督)。しかし、「残り2試合勝ちにいくだけ」と部員達は声を揃える。チーム一丸となって、戦う準備は出来ている。残り2試合――。慶應バレー部の歴史に新たな1ページを刻まれることに期待したい。

(文・西野英樹)

 

 

 

宗雲監督

(東海大を迎えた今日の試合を振り返って)東海大は春の時も(背番号)3番の星野選手が怪我で外れて、今回は星野選手はいるけれども万全ではなく、それに加えてスタメンが四人くらいいないんです。オポジットというセッターの対角のポジションの子が骨折して、守りのキーマンの鶴田選手もいない、さらにジュニアで1人抜けているので、決して本来のチームではないです。かと言って油断できるような相手ではなかったので、どんな相手でも勝てたっていうのは良かったですね。(1セット目を大差で取った後の2セット目序盤に連続で失点してしまいました)2セット目は序盤にスパイカーがちょっと捕まってしまって、間宮選手、柳田選手がブロックされてしまい、少し単発の攻撃になってしまいましたね。今季目指している「しつこくやるバレー」ではなく、単発でブロックされてしまったことが痛かったです。(2セット目の最後が観戦者にわかりにくい終わり方でしたが)あれは、一度メンバーチェンジで交代したにも関わらず、その選手がまたコートに入っていたらしいです。それによって彼がコートに入っている間の点数が無効になったこと、それとそのことに関する遅延行為で慶應に1点追加と東海は1点マイナスになったということで本当にすごいラッキーでした。(3セット目は終盤に競り負けてしまいましたが)疲れからか柳田選手もちょっと調子上がってなくて、彼のサーブがいつもは得点源であるのに今日は走っていませんでした。それからチームとしてブロックが全く機能していなかったんです。それで随分競り合ってしまいましたね。(試合を決めた4セット目、終盤両チームしきりにタイムアウトを取ったが慶大サイドは具体的にどのような事を指示したのか)タイムアウト取っても僕は全体にはほとんど話をしないんです。あの競り合いの場面になると個々の選手が一番得意なコースに打つのでそこにブロックいくように、それから相手のセッターは主力がいないために信頼してる選手が三人くらいしかいない。なので最後は必ず2番の阿部選手にトスが上がるとか、そこにもうコミットして飛んでいいよ、とかそういう指示ですね。(上田選手が初出場となったが起用の意図は)うちは控えにセンターが二枚入っているんですけど、身長もそんなに変わらないくらいなんです。村上選手(189㎝)と稲田選手(191㎝)なんですが。でもブロック一発飛ぶなら上田選手が非常に高さがあって(194㎝)、横に動くリードブロックも早いので彼の高さを買いました。バレー選手としてはまだまだでパスなんかも覚束ないけど、ブロックだけなら充分一部にも通用すると思い相手の脅威になるかなと思い、急遽昨日の夜に決めてベンチに入れました。(優勝も見えてきましたが残る相手は強敵筑波、中央。残り試合に向けて)星勘定で言えば確かに優勝のチャンスはすごいある。ただ実際、筑波は強いし、中央もベストメンバーが戻ってくるのでそう簡単にはいかないと思います。ただ折角こういうチャンスがあるし、今季はずっと受けて立っているようなゲームばっかりしているので、先程選手たちにも言ったんですけど、あと2試合くらいは伸び伸び思いきって、足元をすくうつもりでやって欲しいっていうことは言いました。なので選手たちは伸び伸びとやってくれると思います。

間宮秀太 主将

(今日の試合を振り返って)今日は相手の調子が出だし悪かったんですけど、あまりにも簡単に取りすぎてしまって、逆に戦いづらかったというか、こっちが最初に圧勝してしまったので受けに回ってしまったような感じで。結構やりづらかったかなと思います。 (昨日負けてから主将としてどのようにチームの気持ちを切り替えたのか)いや、もう切り替えたというか、昨日自分のせいで負けてしまって1敗になったので、今日はミスも色々と出ましたけど、やるしかないというか。負けて落ち込んでいても始まらないのでとりあえず残り3戦頑張ろうという気持ちで臨みました。(次の試合に向けて)次はもうとにかく優勝のために負けられないので勝ちたいと思います。

 

山本悠登

(今日の試合を振り返って)昨日ああいう形で負けちゃって、東海はメンバーが減っていていろんなチームに負けてはいたのですけどやっぱり気の抜けない相手だったので、昨日のことは一回リセットして、今日の試合に臨みました。(リセットとは具体的には)今日の1セット目とかはけっこう押せ押せムードで、簡単に勝ったようなセットだったんですけど、それはそれで良いとして、また2セット目に入る時も1セット目に入る時と同じような気持ちでやるだとか、そのままいってしまうと気持ち的になあなあになってしまうので、そこはリセットするということですね。主将を中心にみんなで声掛けできていたと思います。(1セット目からみなさん良い表情でしたね)そうですね、良い流れで行けたので、それぞれのプレーが上手くいっていたと思うので、それが表情とかに出たのかもしれないです。(プレー面での勝因は)試合に勝ちはしたのですけど、自分的にはチームとして、もっと詰められる部分があったかなと思った試合だったので、とりあえず勝てたことは良いのですけど、このままじゃ次にどうなるかわからないので、また1週間練習をしてチームを作っていきたいと思います。(これで一敗は慶大と早大のみになりました。次の筑波大戦にむけて)早稲田が一敗ということもあるとは思うのですけど、そういうのも自分らがあと2勝すれば良いことなので、そういうことは考えずに、再来週の筑波にむけてしっかりビデオとか見て研究して、対策をしっかり練って、勝ち星を落とさないようにやっていきたいです。

 

岡田拓巳

(今日の試合を振り返って)そうですね。昨日フルセットで負けている悔しさがあったので、優勝のためにも今日の一戦は必ず取るというつもりで臨みました。(勝因は)向こうのレギュラーがケガをしていて抜けているということもありますけど、僕らが昨日にできなかったことを確認して、今日はちゃんとそれができて、それが勝ちにつながったのだと思います。(勝利を決めるスパイクを決めた感想は)そうですね。その前に何本も決められるチャンスがあったのにそれを決めることができなかったので、嬉しかったですけどやっと決められたという安堵感の方が大きかったです。(昨日負けてからの気持ちの切り替えという部分はどうだったのか)早稲田が相手だったので特別な思いもありましたし、勝てるという試合だったので大きかったですけど、広く長い目で見て優勝するためには次の試合(東海大戦)は絶対に落とせないと思ったので、(早稲田戦が)終わったらすぐに切り替えることができました。(次の試合に向けて)今は首位キープで最終週まで来れたので

星谷健太朗

(今日の試合を振り返って)勝って当たり前な試合だったんですけど、意外ともつれてしまったのは弱さなのかなと。このままでは優勝は程遠いと思うので、またこの二週間で練習をきちんとしていく必要があるなと感じました。(個人のプレーについて)僕はみんなに迷惑をかけてばかりだったので、最後の二戦は自分が活躍して勝てるように練習をしっかりやっていきたいと思います。(ブロックで活躍している印象を受けたが)全然活躍はしていなかったと思うのですけど、最後は止められたので、そこは良かったとは思わないですけど、役に立てたのかなと思います。(ガッツポーズに普段以上の気合いを感じたが)昨日負けて今日も負けたらもう後がないと思ったので。そこはみんなも分かっていたと思うので、昨日の負けを引きずっているのが空気の中にあったと感じて、本当に絶対勝つんだっていうのを表した結果そうなったのかなと思います。(勝った瞬間の気持ちは)勝って当たり前だったのでそんなに嬉しいとは思わなかったですけど、とりあえずほっとしました。(筑波戦に向けて)本当に勝たないと優勝は絶対にないと思うので、勝つことだけを考えてもっと頑張りたいと思います。、必ず最後の2戦も勝って優勝したいと思います。

 

稲田聡典

(今日の勝因は)序盤けっこう楽に勝てて、中盤は押されてこっちが焦ってしまったのですけど、キャッチがあまり崩れずにしっかりとレセプションが返せたので、やっと競れたという感じです。(昨日の敗戦からどのように気持ちを切り替えましたか)早稲田に負けはしましたけど、これで連続で負けちゃうともう優勝はないので、とりあえず次の一戦、次の一戦を大事にしていこうという話はしました。(稲田選手の途中出場で流れが変わりましたね)どうなんですかね、それは(笑)。自分はあまり仕事はしていないので。(最終セットは途中出場して、そのままコートに残りましたね)あれは一応、ブロックを監督に言われて出たのですけど、そんなに仕事もできていないし、まだできることがあったんじゃないかなと思います。(3セット目には見事なブロックもありました)あれは、気持ちよかったんですけど、その後ももう一本止められたんじゃないかなという悔しさも半々あります。(筑波大戦にむけて)(今年は)筑波にウチは2敗していて、筑波にも中央にもどちらにも勝っていないので、しっかり勝って優勝を目指したいと思います。

野口 剛志郎

(試合を終えた今のお気持ちは)とりあえず結果として勝てたので、ひと安心で勝てて良かったという感じです。(勝利の瞬間は)デュースのセットが多かったので、正直恐かったというか、負けたくない気持ちが強かったので、1点の重みが今日は恐かったですね。(早大戦の負けからどのように切り替えたか)自分たちは優勝をもちろん狙っていますけど、そんなに余裕をもてるチームではないので、一戦一戦をしっかり戦わないと結果はついてこないと思ったので、昨日の負けは負けでしっかり自分たちの悪いところを振り返りました。また違う相手になって、自分たちのやれることをしっかりやれば結果はついてくると思ったので、そういったことを考えて切り替えました。(トスを上げていて攻撃陣が頼もしかったと思うが)そうですね。勝負どころでエース二人が決めてくれたので、そこは慶應の強さでもあるので、頼もしかったです。(筑波戦に向けて)それも自分たちのやることをしっかりやることができなくて負けるのは一番ダメなパターンなので、自分たちのバレーをしっかり展開して、勝ちに行きたいです。

柳田将洋

(今日の試合を振り返って)昨日負けてあまり良いムードではなかったので、そういう厳しい中で勝利を獲得することができたのは大きな自信になったと思います。(個人のプレーについて)今日は最後の最後まで助けてもらった場面が何度もあったので、そういう場面では僕のエースとしての課題が残ったと思います。正直昨日の負けを引きずってしまっていて、そこもまた課題だと思います。これから改善していけることでもあるので、あと二試合しかないですけど変えていきたいです。(勝った瞬間の気持ちは)みんなに助けてもらって勝てたと思うので、僕はみんなに申し訳ないという気持ちだったんですけど、勝てたということで嬉しかったです。(筑波戦に向けて)あと二つ絶対に負けられない戦いなので、絶対に負けないという気持ちをもって試合に臨みたいと思います。

上田 悠貴

(勝利した今のお気持ちは)素直に嬉しいです。(このような試合で初出場できたことについて)今日はデビュー戦で、試合に出せてもらったんですけど、自分の仕事がちゃんとできなくて、チームは勝ってうれしいんですけど、その点で悔しい思いをしています。期待されて使われているので、そういうことを考えるともっともっと練習してうまくなって、また使ってもらえるようになりたいです。とにかく今日は悔しかったので、試合で出させてもらったことはいい経験になったので、そのことを今後絶対に忘れないようにしてこの悔しさを胸にまた明日から頑張っていきたいです。(監督からは)思い切りやってこいと言われました。(緊張は)緊張はなかったんですけど、力不足だったのでもっと頑張りたいです。(先輩と試合でプレーして手応えは)周りはすごい先輩方ばっかりなので、学べることは学んで、自分はまだ経験が浅いので、手応えというよりはもっと頑張りたいと思いました。

得点
慶大 セット 東海大
25 13
26 24
24 26
31 29
サイド 柳田将洋(環2・東洋高)
セッター 野口剛志郎(環2・東福岡高)
センター 星谷健太朗(理3・渋谷幕張高)
サイド 岡田拓巳(商3・熊谷高)
サイド 間宮秀太(政4・慶應高)
センター 山本悠登(環4・東亜学園高)
リベロ 野瀬将平(環1・東福岡高)
中出祥平(環4・駿台学園高)
途中出場 
前田優介(環4・日向学院高)
稲田聡典(環2・日向学院高)
丸谷将大(環2・東筑高)
吉田純(環1・東亜学園高)
上田悠貴(総1・生野高)
 

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